皆さん、お元気ですか?

アイスランドの火山噴火が世界各地で多大なる影響をもたらしているのを見るにつけ自然への畏怖の念を抱くとともに、改めて人間などはちっぽけな存在で、鳩山首相が「地球から見れば、人間がいなくなるのが一番優しい。」と発言したことをふと思い出してしまった専務井上です。

本店もリニューアルし(!)激動の真っただ中、今日もこの日がやってきました。

先週のブログで内閣支持率について取り上げましたが更新されましたので先ずはご紹介。↓

内閣支持率(時事世論調査)

ここで、「内閣支持&不支持理由」の回答者数の相対的な比較の推移をグラフ化してみましたので、御覧ください。※調査対象2,000人の回収率(3月時点で)66.3%が有効回答者と設定し人数を算出(依って正確な人数ではないことご了承ください。)

内閣支持&不支持理由 回答者数比較

特徴としては、支持理由の上位3位が17.6%でその他が約8割を占めているのに対し、不支持理由については上位3位が約9割を占めていることです。急速に支持率が落ちている一方で、現政権への失望感が広がり民主党の政策(マニフェスト?)に対しても批判的な意見が増えていることが読み取れます。「支持する」理由で最も高いのが「他に適当な人がいない」という後ろ向きな理由なのが大変象徴的です。

さて、先週末、長野ブロック協議会の信州まちづくり・協働実践委員会が主催した全国一斉国民参加型憲法タウンミーティング 事前憲法セミナーに行ってきました。

いよいよ本年5月18日から「憲法改正国民投票法」が施行され、日本国憲法の改正について、国民の承認にかかる投票(国民投票)が、国民によって直接行われるようになるわけです。(※セミナーでいただいた「憲法改正国民投票法」に関する資料をPDFにしましたので興味のある方はご参照ください。 → 憲法改正国民投票法に関する資料


憲法改正

という言葉を聞くと、心理的に構えてしまったり、触れてはいけない、と感じてしまったり、どうも話題にしにくい背景には、戦後日本において一度も改正されてこなかった事実がある、という歴史の重みと、「憲法」に対して真正面から向き合う機会を国民に与えなかった戦後教育があると思います。さらに申し上げると、改正反対者が「憲法改正→戦争につながる」と主張されるように憲法改正の主な論点が憲法九条にあるからだと思います。

日本国憲法
九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

憲法九条が何故問題となってきたかと言えば、端的に言うと自衛隊の存在があったからです。

1950年に警察予備隊が創設されて以来国会の場でも長年激しい議論がされているわけですが、正直申し上げて九条をどんな角度から見ても、日本政府の「憲法9条が自衛権を否定するものではないし、自衛隊が自衛のための最低限の「実力」であり、憲法が禁じる「戦力」の保持には違反していない」という解釈には無理があると思います。加えて、解釈でいかようにもなってしまっている今の状況はやはり問題があるのだと思います。

ここから先は皆さんが各々議論をしていただければと思うのですが、憲法9条だけでなく国の根幹を成している憲法について、そして日本の将来について私たち国民が深く考え、時に議論をすることは大事であると考えます。

そんなわけで、5月3日は「憲法記念日」ということで、憲法タウンミーティングがあります。(子どもまつりもあります。) 何故憲法記念日が5月3日なのか?(涙)ということはさておき、全国各地の青年会議所が主催する憲法タウンミーティングに来てみてください。よろしく(ピース)

最後に、私が思う憲法9条についての主な論点は以下の通りです。

1.日本の安全保障の在り方
2.「平和憲法」(と言われる日本国憲法)が、日本(と世界)の平和にどれだけ貢献しているのか?

・・・皆さんはどう思われますか?