三役ブログの火曜日担当、堀川です。
「どれだけ業務が忙しくたって、ブログを書くぐらいの時間はあるはず、だってけっこう飲みに出てるじゃん」と誰に言われたわけではありませんが、自分自身で気づいてはいます。。はい。。。
たしかに、夜はふらっと一人で飲みにでかけるのは好きです。よく一人で飲みにいくねぇ!?と言われることもしばしばありますが、20代前半のころからそうだったので自分自身は普通だと思い込んでいます。一人だとカウンターとかで、全く知らない方と話をし、他人から知り合いに変わっていく楽しさもありますしね。先日も、松本の飲み屋街を歩いていて、たまに挨拶を交わす呼び込みのお兄ちゃんと15分ほど、一緒に居酒屋で飲みました。
堀川:「今日どう?」
呼込みのお兄ちゃん:「いやー 暇ですよ。。 たまには一緒に飲みましょうよ。こういう機会に♪」
堀川:「だって、仕事中でしょ 笑」
呼込みのお兄ちゃん:「いやいや ビール一杯ぐらいなら、今、仕事抜けて行きますよ!」
とそんな調子で、歩いて数十秒の居酒屋に向かい、楽しい時間を過ごしました。いつもの事ですが、最後まで彼の名前、聞かなかったなあ。彼も私の名前、そして何をしている奴なのかは知ることはなかったでしょう。ただ彼が、それまでの自分の人生について誠実にそして、明るく話をしてくれました。 こんな方が呼び込みの仕事をしてくれている間は、地元の方はもちろん、松本市を訪れる観光の方にとっても安心であり、ありがとうと言いたい気分でもありました。
今ではお互いの名前を自然に覚え、他人が知人に変わりました。
そんな出会いの中で、私は7年前に出会った 凄いっ! 人を思い出しました!
年齢50歳(当時)名前はKさん。職業 呼び込み。
その方の呼び込みがきっかけで、あるお店に通うようになりました 笑
そのお店はいっつも満員で、狭いお店の割にはおねーちゃんたちも大勢働いてました。
でも、俺は気がついた。。。。
この店の繁盛はこの Kさんの呼び込みで成り立ってるんだと。
見た目はあんまりさえない普通のおじさんでしたが、たまにみせるその目は、 決して素人の目ではありませんでした。何回か通っているうちに仲良くなり、ある日、一緒にいっしょに飲みに行くことになりました。
そこで、Kさんが、どんなことを考えながら呼び込みをしているのか “技”を教えてくれました。呼込みとしてどのようにお客さんの心を捉え、集客しそして顧客満足度を高め、リピートにつなげるか。呼込みとボーイとしてできる事を、最大限追求していました。
それを聞いて 凄いっ て思いましたよ。。。。; ̄ロ ̄)!!
それから1ヶ月後、Kさんはお店を辞めて去っていきました。
呼び込みもさらにベテランの方にかわったのですが、お客さん、店長、オーナー、おねちゃんたちはびっくりしたことでしょう。
Kさんが去ってから3ヶ月後、お店は閑古鳥。そして1年後にはその店はなくなりました。
だれもが、景気のせいにしていたようです。
本当は違う。いつだって景気のせいではなく、基本はそれぞれの人間力である。
それを見届けられた私はラッキーでしたし、今の考えの原点の一部といっても過言ではないですね。
でも本当に Kさんが凄かったのは これだけではありません。↓↓↓
俺が貸した10万円、返さずどっかいっちゃいました。(笑)
まあ私にとっては本当にためになったので、勉強代だと思えばいいんですけどね。
最近、日に日に寂しい夜の街を歩きながら、ふと そんな自分の中の伝説の呼び込みのKさんを改めて凄いと感じていたのでした。