10/03/26

本物

皆さん、お元気ですか? 
最近ようやく暖かくなったかな、と思っていたらここのところ雪が降るくらい寒さが戻ってしまい、風邪をこじらしたかもしれない井上です。一見顔が赤いのはすでに飲んでてそうなっているのではなく、あくまで体調不良によるものなのでご理解賜りたいと思います。

この頃国政ばかりに目が向き足元の地元の発信をしていないことに気付きましたので、先ずは4月3日(土)午後3時から行われる4月第一例会についてのPRです。今回㈱フジドリームエアラインズ(FDA)の鈴木与平社長に講演していただくわけですが、今年の6月からFDAが信州まつもと空港を就航するのを目前に鈴木社長の生の声、お考えを聞くことができる機会はそうあるものではありません。これは聞き応えのある内容になること間違いなし!と柄にもなく熱っぽく書いてみましたが、お金を払っても(実際は無料です)聞きに来る価値のある“機会”となると思いますので皆さん松本音楽文化ホール(※)に奮ってご来場ください。

※4月第一例会『信州まつもと空港の明るい未来』
日 時:4月3日(土)午後3時~
会 場:松本市音楽文化ホール 松本市島内435 Tel0263-47――2004
講演者:㈱フジドリームエアラインズ 鈴木与平 社長

それでは、いつもの調子に戻って進めていきたいと思います。今回のテーマは“本物”です。
先ずは皆さんに私のささやかな趣味嗜好をお披露目したいと思います。
















これは、世界のビールの中で私が思うビールNO.1からNo.3です。第1位は断トツ“プレミアムモルツ”です。とにかく缶ビールでこれほどまでの個性を出せた、ということが称賛に値します。日本においてプレミアムビールの走りはエビスですが、プレミアムビールというブランドを確立したのがこの“プレミアムモルツ”であると思います。(最初から頑張っている“エビス”に対しては大いなる敬意の念を持っております。)
第2位は、ハイネケンです。ハイネケンは、1963年オランダのアムステルダムにて創立され今では世界第3位のシェアを誇るブランドですが、飲みやすさとホップの香りのバランスの良さが秀逸なビールです。以前ハイネケンの公式ホームページにバーをあしらったチャットサイトがあり、勢い乗り込んでみたのですが、会話が全てオランダ語で、英語で話しかけても誰も相手をしてくれなかったほろ苦い思い出があります。
第3位にレーベンブロイを挙げておりますが、実はレーベンブロイよりもチェコのピルスナーウルケルやキリンのハートランドなどもっと好きなビールはあるのですが、アイシティ21でたまたま入手が容易で写メを自宅で撮りやすかったのでこのレーベンブロイを選んでしまいました。
レーベンブロイを選んだのは実は別の理由があり、ノンアルコールの部門でNo.1だと思うのがこのレーベンブロイだからです(正確には低アルコール)。最近、ノンアルコールを置くのは飲食店の常識ですが、レーベンブロイが置いてあるとお店のこだわりを感じて好感度大です。

さて、毎度のことながら前置きが長くなりましたが、これらのビールに共通しているのが“本物のビール”である、ということです。

ご存知の通り、ビールとは原料に大麦の麦芽を酵素で糖化させ、ビール酵母でアルコール発酵させて作られるアルコール飲料です。
最近では高いビールの税率を避け、発泡酒や第3のビールなどが世に出回り、ビールのマーケットェアはみるみるうちに落ちている、という嘆かわしい状況になっています。

はるか昔メソポタミア文明のシュメール人よりもたらされ永きにわたり伝わってきたビールですが、1516年のビール純粋令(Reinheitsgebot)以来現在もその法律を守っているドイツにおいては、「ビールは大麦、ホップ、水のみを原料とすべし」と原料を定めております。
多彩なハーブなどを使用するベルギービールは突出した個性として確立していますが(ヒューガルデン、デュベル好きです)、日本のビールによくみられる原材料の米、コーン、スターチって入っているようなビールは、ドイツでは許されない代物であるわけです。当然ここは製造法に関した法律のない日本ですので、これらの原料を使用しても全く問題がなく、それらを使用しているから“本物でない”と言っているわけではありません。
それでも「麦・ホップ・水」のみで作られているビールが世に出ると、製造者の“本物”に対するこだわりを勝手に感じ、心の底から応援したくなります。これからも本当に“美味しいビール”を飲み続けたい・・・そんな思いでこれからもビール党で在り続けていくことをここにお誓い申し上げます(・・・次回のブログのテーマは“本物 ワイン編”)。

最後に、松本で本当に美味しい“プレミアムモルツ”を出してくれる駅前のトラットリア“GIRASOLE”(ジラソーレ)で撮ったビールをご紹介して今日のブログはおしまいです。