10/03/25

春の足音

木曜ブログ担当の牛越です。
一週間って本当にあっという間に過ぎて行ってしまいますね。ネタ探しに苦労しておられる副理事長の皆さんに、心よりお悔やみを申し上げます。「期日厳守でお願いします」なんて口を滑らせようものなら、ストライキでも起こるのではないかと冷や冷やしながらも、一応催促っぽいことも書いてみたりいたしましたところで、本題に。

本題と申しましても、例によって例の如く大層なお話など書けやぁしませんのでご安心ください。
いよいよ4月の声を聞こうという段になりまして、桜の便りが各地から聞こえてまいります。まだその便りは随分遠くからしか聞こえてまいりませんが、そう遠くないうちに松本の御城下からも蕾の開く音が聞こえてくるものなのでしょう。
春の訪れといえば桜の開花が代表的なメルクマールですが、実際には春の前触れはもう少し早くから始まっています。雪間にフキノトウが顔を出し、雪が融けて土が表れて、其処彼処にセツブンソウや福寿草なんかが花を咲かせ、いよいよ梅が咲きますてぇと♪桜ぁ~はぁ~まだかいな♪。
この間、冬の間に庭に落ちた枯れ柴なんかを綺麗に掃除をしながら、だんだん人間も春本番を迎える心構えというものを作っていくものの様ではございます。してみると、桜で初めて春の訪れを知るってのは、春の味わいを半分味わい損なったってことになるようではあり、なればこそ、ブルーシートの上で酔って暴れる人がいるものなのかもしれませんね。

それはそれとして私事で恐縮ですが、私の実家は大町市にございまして、松本の御城下に比べると春の訪れの遅い地域でございます。先頃の連休に庭掃除をしに実家に帰りまして、昨年9月の松本JC50周年記念植樹の際に「宮脇方式」による「松本JCエコロプラン」で植樹した「マイ1平米区画」はどうなっているのか気になって、ちょいと見てまいりましたのが下の写真。


カシの木3本とハナミズキ・山桜ともう一種類の落葉樹(何だったっけ?)、という取り合わせを箱庭みたいに仕上げた様な風情でございますが、カシの木3本は無事に大町の厳しい冬を越したようですし、落葉樹三種ももう直ぐ芽吹くことになるのでしょう。割り箸みたいに細い幹は実に頼りない姿ですが、ちゃんと冬を越せた青いカシの葉との嬉しい再会でございました。
ちなみに、カシの木ってのは大きくなるそうです。この間隔で植樹されたカシの木三本、この後どうなっちゃうんだろう・・・って、割り箸みたいな細い苗木の時分から心配でいられない、捕らぬ狸の何とやら・・・。
本年JC生活最終年となります私ですが、昨年9月に私が植えたこのカシの木どもはたぶん、何時か私が小さな白い壷に納まった後になっても尚、青い葉をワサワサと風に揺らしてこの場所に佇んでいるのでしょうねぇ。その時其処にはどんな景色が広がっているのでしょう、爺ヶ岳の山肌に「種蒔き爺さん」はつつがなしや否や。
木って、長い物語なんですねぇ・・・。

連休ボケしました、にっちもさっちもどうにもこうにもまとまりゃぁしません、すみません!。
そんなところで、またの御目文字まで。

アイデンティティー育成室
担当副理事長 牛越 愼太郎