三役ブログの火曜日担当、堀川です。

先日、ある仕事が終わりました。公共事業でしたが、その最終の竣工検査があり、その立会いをしてきました。結果は 検査合格。

この仕事は大変感慨深いものでした。
時は去年の10月。その仕事に関する相談がメールで届きました。仕事柄、あらゆる仕事は問い合わせのメールからスタートするのが私の仕事の特徴でもあるのですが、その内容は私のスキル、知識を大きく超えていたものでした。

「こういう内容ですが、そちらでできますか?」とのご相談に、
「ええ、まったく問題ないですよ。」とさらっと答えた折り返し電話での会話。

電話を切ったあとに、
こんな機械的・電気的に知識がかなり必要な業務は現時点ではできないことを自分自身が知っていました。でも断る必要もありません。何事も原点があるものだから。何だって最初からできることなんてないですよね。 と思いつつ、当時の自分にそんな自信はなかったな。。

でも、そうやって今日まで生きてきた。いつもぎりぎりのところでやってきた。それが自分への、そしてその仕事へのチャレンジのベースであったことは確かです。


年が明け、新年早々、手帳を買い、日記を書くことにしました。
あまりに業務が重なり始めた事、そしてその仕事への不安が強く、その仕事が終了しているだろうこの3月の自分の姿が見えなかったためです。

日記にはこう書きました。
「本当にこれからどうなっちゃうんだろうな。ほんとできんのかな。3月のその日、俺はどんな景色をみてるんだろ?」

その景色の中に、今います。 当時見えなかった景色です。
出会う業者さん、みんないい人達でした。技術的なサポートは、高校の友人が、会社の勤務終了後毎日夜中までうちの会社に通いつめて、一緒に仕上げてくれました。



いろんな人に助けられ、自分自身も成長できたある仕事が、昨日終りました。
そしてその日は自分の誕生日でした。