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何それ?、と、ちょっとピンと来ないお話ではございます。
家族愛に満ち溢れた奥村副理事長の水曜ブログの後を受けます、木曜ブログ担当の「稀代の男寡」こと牛越です。
去る3月14日(日)ですが、「松本・義仲復権の会」主催の街中ウォーキングとシンポジウムが開催されまして、またまたひょんなご縁でお手伝いに行ってまいりました。「男寡に何とやら」言いますけれど、週末身軽なのは男寡の真骨頂、ウジがわいて何が悪い!、と、こう居直ってみたりするものですから、婚期はだんだん遠くなるぅ~、遠くなるぅ~♪。
嘆いてみても始まりゃぁしませんので、お話を先に進めようと思うわけでございます。
「木曽義仲候の復権」、何故ピンとこないかと申しますと、「そも木曽義仲候は木曽の山奥より出でて、源平の昔に上洛を果たした、教科書に載るような信州が誇る豪傑である」、と私は小学生の頃より頭から信じて疑ったことも無いからなのだろうと思います。
しかし、世の中には「木曽義仲候は田舎者で、熊のような姿をしていて、京洛にて粗暴な振る舞いをした」と殊更に旭将軍義仲候を悪く言う教科書があるのだそうで、その部分を「何とかしなきゃぁいけませんね」、ということで「復権」を願う会なのだそうです。
で、願ってばかりいても埒が開きませんので、行動を起こそうということなのか、木曽義仲候に縁のある松本市内の史跡・神社仏閣を眺めながらのんびりまち歩きをしよう、というのが今回のウォーキング。そして、義仲候の縁に触れた後は頭でものを考えよう、というのが今回のシンポジウム、ということになるようです。
ちなみに、義仲候をNHK大河ドラマに!っていう動きもあるようですよ。
ウォーキングの部分では、女将さん会の皆さんによります大鍋煮込み饂飩の振る舞いなどもありまして、春らしい穏やかな陽気の中、参加者の皆さんも舌鼓を打っておられました。
郷土愛・地域の誇りには、様々な要素があるのだろうと思います。特産品・名産品なんてのもそうでしょうし、生れ落ちてからこれまで育んでくれた母のようなまちの存在、探せば「あれも」「これも」って出てくるのかもしれません。そんな中に郷土の歴史・地域の歴史というものも、私たちのプライドの一要素として潜在的に存在しているものなのだろうと、私は思っています。
義仲候は厳密には松本の人なのかどうなのか、世界史選択の私には判然としないところではありますが、信濃の国が生んだ豪傑であることは、誇らしく思えるところです。豪傑なのですから、ちょっとやそっと乱暴なくらい何ですか!と、私が力んでみても始まりませんが、とまれ折角ですから、この松本の御城下生え抜きの歴史上の英雄・英傑・豪傑・スーパーヒーロー、今一度紐解いてみたいなぁ、とこのウォーキングとシンポジウムに参加して思っておりますところです。
皆さんの心に浮かぶ、松本の御城下生え抜きのスーパーヒーローって、どんな人でしょう。
またぞろにっちもさっちもまとまりそうにございませんが、色々なことを考え行動している団体があちこちにありますよ、という報告をさせて頂いたところで、またの御目文字まで。
アイデンティティー育成室
担当副理事長 牛越 愼太郎
追伸:奥村副理事長の胃腸炎を引き継いだのか、朝から胃がシクシク痛いです・・・。