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 先日「めざましテレビ」で紹介されていたので、御存じの方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、祝日の2月11日まつもと市民芸術館にて上映された「探偵少年DAN」を鑑賞してきました、副理事長の中田です。

 なんとこの映画、絵コンテから衣装や小道具の制作、出演はもちろんカメラ係からレフ板係、そして監督まですべてを開智小学校5年3組の子ども達で作り上げた映画です。

 自分がこの映画を見に行くきっかけになったのは、松本JCの事務局(ルーム)に私宛に一通の手紙が来ていたことからでした。その手紙はこの映画の御招待状。それも5年3組の生徒からピンポイントで私宛に送って頂いたものでした。

しかし何故自分に?という疑問もありましたが、大の子ども好きの自分に、小学生から自筆でこの自作映画の招待をされ、見に行かないわけにはいかない、ということで行って参りました。

 上映時刻は午後1時からと午後3時半からの2回。初回の上映時刻5分前に会場へ着いたら、会場はたくさんのお母さん方や子どもたちでいっぱい。ホール入口から入ろうとしましたが、子どもたちが何やら紙にサインペンで書き始めました。丁寧に「満員」と...子ども達の親御さんだと思いますが、「エスカレーターの入り口にも貼ったほうがいいよ」と言ってた通り、満員にも関わらずまだまだエスカレーターや階段からこの映画を見に来た人たちがこのホールを目指してきていました。

 しかし、自分たちJCが行う事業に一般の市民の皆さんを動員するのが本当に苦労をしているのに比べ、なんでこんなにお客さんが?確かにテレビや新聞で報道されてはいたけれど、と思いながら、次の午後3時半からの2回目を見る事にして、1回会社へ戻りました。そして今度は20分前に到着。しかし何とまた既に満員・・・

 生徒の親御さんだと思いますが、その方に2回の少し席が開いていた所を案内して頂きやっと中に入る事が出来ました。そして上映開始。


 まずは5年3組の生徒たちによる司会から開会の挨拶、上映開始にあたり制作に携わって来た生徒たちの挨拶から始まりました。(ん~コンテ作りからステージ上の目張り、リハーサルまでしっかりやっている...どうしても、自分達のJCの事業と比べてしまいますが、子ども達のこの上映会の次第はよどみなく上映まで進みました)

 上映されたのは3つ、ふるさとCM大賞に出品された30秒のCM作品及びメイキング、そして40分の映画「探偵少年DAN」、それとこの映画のメイキング。

 まずはそのCMの出来栄えが素晴らしい。30秒という短い映像の中にテンポ良く内容が詰まった内容で、最初は監督からシナリオは恐らく先生が作っているんだろうなと思いながら見ていました。

 そのあとついに映画の上映開始。なかなかの見ごたえのある作品。ストーリーは怪盗が松本に伝わる黄金の手まりを盗みに来る。その手まりはすべての願いが実現するという手まり。しかしその手まりはある女生徒の家に代々受け継がれてきた伝説の中に出てくるもので、実はその女生徒自体が手まりを使い願を叶える為の鍵となる。で、その女生徒を守るために探偵少年DANが警視庁から特命を受けて東京から転校してくるというミステリーアクション映画。

 見ている内に時間があっという間に過ぎて、クライマックスへ・・・

 このブログでこの映画のすべてを紹介するのは難しいですが、ストーリー構成からカメラワークなど本当に子どもだけで作ったのかと思うほど良くできた映画。実はこの時点ではまだ担任の先生が手を入れてきたんだろうと思っていました。

 最後のメイキング映像上映開始。何と本当にぜ~んぶ子どもたちが作り、役をこなし、担当していました。絵コンテはすべて子どもたちが作り、そしてその絵コンテを作っていく過程で様々なアイデアが生まれさらに作りこまれていく、そんな様子が映し出されていました。




生徒たちで作った小道具や大道具







 またプロの映画監督や演出家の方々を授業に講師として招き、何度も映画作りの勉強を重ね、そこで得た経験・知識を自分たちのこの映画に活かしていく。担任の先生は技術的なことも教えながらも、この映画の制作については全て生徒たちに任せている事がこのメイキングを見て初めて気付かされました。





最後に5年3組の生徒の皆さんで会場のお客さんに挨拶



 そして上映後、最後に手紙を送ってくれた生徒を探し、感謝と感激の気持ちを伝えて会場を後にしました。

 今年は自分の担当する委員会(故郷の誇り創造会議)で今の子ども達が10年後明るい未来を描けるようにこの地域(まち)のグランドデザインを今年1年間で描いていく事を行っていきます。この上映会に行き、無限に広がる可能性を持った子ども達の姿を見て、絶対がっかりさせるような未来を作ってはいけないし、その明るい未来を描き、子ども達に示していくことが今年の自分の大切な責務の一つであると再認識させられました。 

副理事長 中田忠章

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