第29回フレンドシップキャンプに参加してくれた、濱幾洋君・上條弘明君・籾山志基君のキャンプレポートです。
第29回フレンドシップを終えて
今年のキャンプでは実行委員長をさせていただきました。
「思いやりと気づき」ということでテーマを上げさせていただきました。
ここには気づきと思いやりがあれば仲間ともっと仲良くなれ、もっと楽しくなり、そこから深い絆が生まれるのではないかという考えで、ボランティア同士の絆も深く築いてほしいという願いもありました。これは年々減ってきている参加者の問題もあり、子どもたちには楽しさを残してあげ、ボランティアには絆を残していただき、お互い来年も参加しようという気持ちになってほしかったからです。
さてキャンプは例年にないハードスケジュールを組んでしまいました。
しかし子どもたちは必死に遊び食事の用意をし、ボランティアはなるべく手を出さず障害がある子どもにも積極的に手伝いをしてもらい、子どもたちのフォローをしていただきました。
初日の夜から就寝をしてすべてのテントが静かになるのがいつになく早かったような気がするので、子どももボランティアも疲れたんだなと思いました。
今年はいつも以上に本部の人出が少なく、手落ちしてしまったことにより組長に迷惑をかけてしまったことが来年の課題かと思います。
組長・副組長はもちろん、メンバーの籾山さん、上條さんもボランティアのみんなも疲れたと思います。しかし最後まで良く子どもから目を離さずいてくれ、けがもなく終われたことには感謝をしています。
今年も沢山の笑顔に出会うことができ、沢山のボランティアの楽しい仲間ができました。子どもたちの底知れないエネルギーについて行くにはおっさんには大変かと思いますが、この心地よい疲労を皆さんで味わってみませんか?
今年のキャンプもとても楽しかった。
会員拡大挑戦委員会 濱 幾洋
フレンドシップキャンプに行ってきました。
ざっくりとした感想は…
・1日目:こんなに長いの?疲れた!
・2日目:あれ?楽しいんじゃない?
・3日目:ちょっとウルウル(T-T)
でした。
じっとしていられず、アチコチ歩き回ったり、走り回る子供を担当しました。
危ない所に行かないようにしたり、どっかに行ってしまわないように、付いて回っていました。運動量が半端でないんですよ。疲れました。
初めて参加した緊張感も相まって、シュラフにくるまった時には「なんて、疲れるんだ!あと2日もあるのか?」と思ってました。枕が変わると寝つきの悪い私があっという間に寝ていました。
そのような1日目が終わり、2日目に突入すると山登りをして川遊びをしてきました。
私は靴を忘れたため、川には入りませんでしたがスイカ割り等もして楽しい一時を過ごしました。
夜にはキャンプファイアをやって花火をしたり、松本ぼんぼんを踊ったりしました。
1日目は長く疲れたのに、2日目はあっという間で楽しく過ごせました。
組長や実行委員の設えに感謝です。
3日目は写真立て作りをしました。
それが終わると少年の家ともおさらばです。
館長さんの挨拶が終わったら、担当していた子どもが泣いて抱きついてきました。私もウルウルしてしまいましたよ。
私は鍼灸師で、障害のある高齢者と関わる機会は多いです。なので、どういう風に関われば良いか分かっているつもりでした。
が、今回は知的障害の子どもが多かったです。どうして良いか戸惑うばかりでした。
私は治療家のはしくれなので、何とかしたくなっちゃいますが、知識や技術がまだ伴っていないです(泣)
何も出来ない自分が悔しくなります。
小児鍼というジャンルを勉強しなきゃ!と心に誓うキャンプとなりました。
未来のJAYCEE育成委員会
上條 弘明
今年もフレンドシップキャンプがやってきた。
五年前、初めて参加した後から是非息子と娘を参加させたいと思っていたのだが、
念願叶い今年は息子を参加させることができた。
終わったあとの息子の感想は父親であるボクに対して
「楽しかった、来年も行きたい」
の一言だけだった。
しかし彼は彼なりに感じ得たものがあったのだと思う。
さて、今回は息子と参加させていただいたキャンプです。
もちろん息子とは別のチームで。
折角の機会に息子とペアを組んだってしょうがないんです。単純にキャンプ気分を味わいたいなら暇なときに家族と行けば済む話ですから。
当会議所からは実行委員長として濱幾洋君が、参加者として上條弘明君とボクが参戦。
7/30から過酷な三日間を美ヶ原少年自然の家で過ごした訳であります。
何故に過酷か?
それはペアを組んだ相手との元気さが違うから。
必ず誰かとペアを組むんですね。で、ペア同士で協力し合いながら三日間を過ごすわけです。
だいたい相方のほうが10倍くらい元気なんです・・
そしてこのキャンプのキーワードはフレンドシップ。
1泊2日でなく、2泊3日であるのもそうなんですが、主催者側がわざわざスケジュールをタイトにして、参加者同士が助け合わなければ3日間乗り切れないように仕向けているような感じさえあります・・ゴメンなさい。
あまりの疲労に堪りかね、二日目の夜には上條弘明君(マッサージ鍼灸院「匠の手」院長)にマッサージをしてもらおうかと・・匠の手ではなく足ですか・・彼もまた疲労のピーク。こんなところで仕事をするつもりはどうやらなさそうだ。それでもさすがはプロフェッショナル。足でもツボを心得ていらっしゃる。ただ、下界でやったらグーだぞ!
う~ん。読んでる人には「疲れた」ことしか伝わりませんよネ
もちろん楽しい三日間でしたよ。
そして、それ以上のことがあるから何回もボクは参加し、息子と娘に一度は参加してもらいたいと思っているんです。
来年もまた企画されるはずです。
総務組織改革委員会 籾山 志基
フレンドシップキャンプ とは
フレンドシップキャンプの目的
障害を持つ児童と同年齢の一般学校の児童がボランティアと共に自然の内で、 寝食をともにして、限られた時間と空間と諸条件の中で肌と肌とがふれあい、参加した児童と大人のそれぞれに福祉の心や友情が芽生えることができるように行われるキャンプです。
「障害」というものに対して、お互いの理解・協力を求め、「共に生きる社会」の実現を目指しています。キャンプという集団生活を通じて、規則や協調心を学び、自然の中で創造性を培う体験の場を目指しています。
キャンプを経験してもらうことにより、子ども達の心には、社会に対する福祉の心、未来への希望が大きく膨らむことを望んでいます。また、ボランティアもこの経験をきっかけに、より福祉を理解し、より地域に参加するボランティアに成長することを望んでいます。
そして、このフレンドシップの輪が広がっていくことを目的とします。
フレンドシップキャンプのはじまり
第1回フレンドシップキャンプが始まったのが今から29年前の1982年、国際障害者年の翌年でした。当時の松本青年会議所のメンバーが地域に根ざす「新しい福祉」を考える中、知的障害児を対象として、このキャンプを立ち上げました。障害をもった者、ハンディーを背負った者は学校も別、クラスも別、互いに理解しあうどころか、交流の場が全くありませんでした。そこで、少しでも共に理解が出来たらという希望のもとに、始まりました。
当時は、乗鞍高原のキャンプ場でスタートしました。現在では、松本市の深い理解と協力を得て、美ヶ原の少年の家をベースにキャンプを続けてきました。
知的障害児だけでなく、聴覚障害児も参加するようになりました。