| 印刷
早いもので、私たち「故郷の誇り創造会議」が担当いたしました7月第一例会が終わってから、早いもので2週間が経ってしまいました。
この間、鶴林堂ビルの準備だとか、例会へ来られなかった高校への改めてのお願いなど、いろいろやっておりまして、決してサボっていたわけではございませんので、ご理解いただきたいと思います。
さて、遅くなりましたが、御礼かたがた御報告申し上げます。
まず今回の例会ですが、タイトルを
「10年後の松本グランドデザインビジョン発信」
~熱気・活気に溢れ、若者が戻りたい誇り高きまちに~
と掲げました。
これは高校生が卒業して、進学や就職でこのまちを離れてしまうと、再び故郷に戻ってくることがなかなか難しくなっている今の現状を憂い、若者がいきいきと活躍するまちになるための将来のグランドデザインを示したいという思いから付けたものです。
となると、この例会は、やはり高校生が主役となります。ぜひたくさんの高校生に聞いてもらうとともに、高校生の意見を反映した成果につなげていきたいたいと思い、市内の各校を会議体メンバーがまわり、当日は、試験期間中にも関わらず、20名を超える生徒さんに来てもらい、ともに有意義な時間を過ごすことができました。
来ていただいた高校生の皆さん、またご理解・ご協力いただきました学校関係者の皆さまに心より、御礼申し上げます。
さて、内容ですが、冒頭の趣旨説明では、来るべき21世紀に向けてのワクワク感が盛り上がっていた私たちの子ども時代に比べ、かなりの閉塞感に包まれた今のこの時代にはなってしまってはいますが、こんな時代の中でもしっかりとした目標を持って生きることの大切さ、そのために松本の将来ビジョンをつくることにしたという私たちの考えを赤羽副議長より発信してもらいました。
次いで、三澤くんからは、調査報告ということで
高校生が東京に出たがっている実態、そして一度出ると、なかなか戻ってこられない実態などをアンケート結果をもとに示しました。
加えて、地元の人が見落としている地元松本の良いところを改めて整理しました。
そして早田くんからは松本でいきいき暮らす3人の紹介が行われました。バーテンダーの林さん、元自転車五輪選手の鈴木さん、作家の夏川さん、3人とも、松本で夢を叶え、自分の仕事を作り出している方です。オリジナリティに溢れたライフスタイルを送っており、ぜひ若い高校生への1つの参考になればと考えて行ったものです。
そしてメインは高校生のパネルディスカッションです。中林副議長のコーディネートのもと、4人の高校生が話をしてくれました。
エクセラン高の牧垣くん、松商学園の山本くん、
第一高校の中村さん、松本工業の下里さん、皆さん、自分自身の将来の人生設計がしっかりしているだけでなく、自分の住んでいるまちに対しても、この若さで意見を持っているのには驚きました。
そしてこれらを受けて、淺川くんからは、未来予想図作成に向けての今後の展開などを発表してもらいました。鶴林堂ビルが舞台になること、グループ分けをして大きな絵を描いていくことがここで明らかになりました。
皆さんの目標も定まったのではないでしょうか。
最後に私、富樫より、「議長まとめ」ということでお話をさせていただきました。
柄にもなく緊張してしまいまして、あまり上手に喋ることはできませんでしたが、
自分の地域を知ることの大切さ、そして地域を知った上で、一度外の世界を見ることの大切さなどは分かってもらえたのではないかと思っています。
そんなことで、今年も折返しを過ぎてしまいましたが、本プロジェクトはここから佳境に入っていきます。夏の暑い中、高校生の皆さんやJCメンバーにはこれからいろいろとご負担をかけますが、ぜひ、気持ちをひとつにして、未来予想図、グランドデザインの作成に向けて頑張っていければと思います。
-・-・-・-・-・-
余談ですが、
このプロジェクトはマスコミ各社からの注目も高く、5社の記者さんが取材に来てくれました。
以下、掲載情報を記しておきます。
中日新聞 7/4(土)
市民タイムス 7/4(土)
信毎新聞 7/10(土)
タウン情報 7/17(土)
日経新聞 7月中に掲載予定
※見た方は教えて下さい。
-・-・-・-・-・-
故郷の誇り創造会議
議長 富樫 慎
コメント追加