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6月26日、長野県松本平広域公園・信州スカイパーク(アルウィン)にて、「2010エコロプラン植樹祭~さあ、夢を植えよう。そして約束しよう~」を開催いたしました。
当日は梅雨空の中、50名ほどの子どもさん、その親御さんに参加いただき、子どもたちを中心にとても賑やかな一日となりました。
水野谷理事長の挨拶に始まり、趣旨説明、事業説明を終え、まずは屋内作業。
短冊状の紙にそれぞれの将来の夢や目標を書いてもらいました。
特別ゲストとして、今期はJFLに所属する松本山雅FCの選手の皆さんも加わり・・・
参加者も大喜び。
もちろん、選手の皆さんにも目標を書いてもらいます!
次に、10名前後で構成した各グループの中で、自分の夢を発表します。
思い思いに書いてもらった夢。
自分の夢の発表は少し照れくさかったかもしれませんが、お友達にも宣言しちゃいましょう!
きっとみんなの夢は実現しますよ!
発表の後は、「夢」を筒状の穴が開いた木材にクルクルっと丸め、収納します。
思いのほか、この木のぬくもりが子どもたちには好評。
終わった後に「くださ~い」と持って帰った子が何人かいました。
屋内作業が終わった後は、外へ。
この頃から若干雨脚が強くなりましたが、そんなものでは子どもたちの夢は消えません。
まずは、植樹の方法を参加者の皆さんの前で実演。
事前に堆肥を混ぜた土に「イロハモミジ」「ヤマザクラ」の苗を植え、丁寧に土をかぶせます。
その上に優しくわらを布団のように敷き詰め、苗を乾燥や寒さから守ります。
最後に、縄で押さえてわらが飛び散るのを防ぎます。
昨年、植樹の大家である宮脇昭先生から直伝された植樹方法に忠実に。
永瀬君のキャラクターも相まって、木を植える楽しさが伝わったことでしょう。
グループごとに分かれ、山雅の選手に植樹してもらいます。
その木の根元に、「夢」を埋めていきます。
そして、子どもたちの共同作業で苗を植え…
各グループでまとめをして植樹は終了です。
その後の天気も心配されたため、植えた一本一本にわらをかける作業は当委員会で行うことになりました。
結果、予定よりも若干短めの植樹になってしまいましたが、夢を書いてもらっていた時の子どもたちの真剣な表情と、苗を植えている時の楽しげな笑顔がとても印象に残り、植樹祭を開催してよかった、と心から思いました。
何より、参加してくれた子どもたちが将来この日のことを思い出し、植えた木と山雅FCの選手を目標に、夢を実現してほしいと願っています。
そして、このアルウィンに来た時、自分が植えた木の成長を確かめてもらえれば、きっと明日へのエネルギーを得ることができるでしょう。
植樹に対する考え方はそれぞれあるでしょうが、当委員会では「夢」をそこに込めました。
自然に向き合うこの植樹は、手前味噌ではありますが素晴らしい事業だと思いますし、願わくば来年度以降も継続していってもらいたいと思います。
以上、2010エコロプラン植樹祭のご報告とさせていただきます。
自然との共生から夢を繋ぐ委員会
副委員長 土橋秀俊