伊那青年会議所さんの4月例会にお邪魔してきました。
なかなか、他のLOMの例会にお邪魔する機会ってのも多くは無いので、今後松本JCの各委員会活動の参考になればと思いまして、簡単にご報告させて頂きます。


(宮坂理事長のご挨拶)

そもそものきっかけは、伊那JCさんでは4月17日に伊那市長選の公開討論会を実施されるそうで、それに先立って公開討論会について勉強しようということで、4月例会のテーマに公開討論会を取り上げたということだそうです。
例会担当のまちづくり委員会の田中真人委員長が、以前ブロックの公開討論会を扱う委員会に出向した際に、松本JCの北原修先輩とご一緒だったというご縁で、公開討論会に数多く取り組んでこられた北原先輩を講師にお招きして例会を実施するということで、ま、言ってみれば私はかばん持ちでお供をさせていただいた、というような具合です。
折角の機会でしたので、伊那JCさんの例会セレモニーから参加させていただきましたが、例会セレモニーってLOMによって個性があるものなんだなぁ、とちょっと新鮮に感じました。

こちらは「LDチャンス」の時間、松本風に言うと「三分間トレーニング」です。写真は池上専務の3分間スピーチですが、「夢は叶う」という伊那青年会議所の2010年度のスローガンをテーマに、自らの思いを述べるもの。この日は3名のメンバーのスピーチがありました。演者となるメンバーは、かなりの下準備・練習をして、この時間に臨むとのことでしたよ。

報告依頼事項の時間には、やはり会員拡大への取り組みについて、担当委員会から報告がありました。何処のLOMも同じ悩みを抱えているというのが、現状なのでしょうね。

そして4月例会の本体、公開討論会に関する勉強会の部分です。

先ずは田中委員長より趣旨説明がありまして、

「公開討論会ってのはこんな感じでやります」というのを、実際に司会者・コーディネーター・立候補予定者①・立候補予定者②、というように委員会メンバーが役になりきって、寸劇風にデモンストレーションをしてみます。

そして、北原先輩より自ら公開討論会に参画して思うこと、きちんと運営する手法・工夫、苦労する点や大事に取り組まなければならない点など、参考になるお話をたくさん頂戴いたしました。
一番考えさせられたのは、「何のために公開討論会を実施するのですか?」という北原先輩からの問いかけでしょうか。
「私たちの社会を託せる候補者を見極めるため」、確かにその通りなのだろうと思います。
しかし、それだけのことなら、候補者の政策を万民受けするカラフルなカタログにして、それを穴でも空くまで眺めていれば用事は大凡足りるということになります。
北原先輩が仰ったことを私なりの言葉に翻訳しますと、「市民が自ら、自らの将来を決定する当事者意識・主権者意識を醸成することが実は、公開討論会を実施する目的だ」、ということではなかったかと思います。
主権者意識の無い市民に、地域主権を確立することなどできる筈も無いし、国家の主権を守る力など持てるわけも無い。
お金をばら撒いてくれるらしい政党に投票する、それは主権者意識というよりは、自分の足を食らう蛸の意識に近いのかなぁ、少々言葉は乱暴ですが、私はそんな風に理解して聞いておりました。

例会会場には、伊那市近郊の商工会青年部の皆さんも大勢お見えになりまして、あの北原先輩も幾分緊張気味であったのではないかと、推察しておりますところです。

というのが、伊那JCさんの4月例会に参加してみてのレポートになります。


4月例会には宮下一郎前衆議院議員もお見えになりました。伊那JCさんのシニア会員だそうです。
例会後の懇親会では、宮下前衆議院議員にもご一緒を頂きまして、伊那JCの皆さんとお互いのJC活動について、意見交換をしてまいりましたこと、併せてご報告申し上げます。

以上、にっちもさっちもまとまりませんが、こんなところでお許しをいただきます。

アイデンティティー育成室
担当副理事長 牛越 愼太郎