松本検定は2007年にスタートし、今年で4回目。
松本市の観光温泉課、新まつもと物語の皆さんが中心となる実行委員会の主催による
いわゆる「ご当地検定」です。
出題範囲は、地理・歴史・文化・人物・風習・食べ物・施設など多岐に亘ります。
100問中、70問正解で合格です。

今年は地域の内外から約300人の方が受験されました。
ご当地検定は、地域振興、知名度アップの意味合いもあって、この5~6年、
ブームになってきており、
実はこの前日、軽井沢でも第1回の「軽井沢検定」が開催されたそうです。
この軽井沢検定とのハシゴで、受験されるマニアの方もいらしたそうで、
皆さん、真剣に取り組んでおられました。



私ごとになりますが、この検定とはご縁がありまして、実に3回目の参加となりました。

第1回目の07年は、ちょうど、まちづくり系委員会の副委員長を務めており、
遊び半分で「松本検定直前講座」なる企画を立て実施してみたところ、
予想外の反響で、参加者多数、マスコミからの取材も相次ぐなか、
講座のメインとして行った予想問題では、試験問題をみごと15問的中させました。
そして当日、会場の駐車場係のとりまとめをやる傍ら、自らも受験し、
JCメンバー内最高得点で合格するという快挙を成し遂げました。
(・・思いっきり自慢ですね。ごめんなさい。)

*写真1

そして今年。

今年は試験監督のお手伝いだけで、自ら受験することはなかったのですが、
空き時間に試験問題をもらい、チャレンジしてみました。
結果、基本コースは70点とボーダーラインすれすれですが合格圏内。
3年前の勉強の記憶が、多少残っていたようです。

*写真2

しかし、もう一方の上級コースは50点。惨憺たる結果でした。
手強い問題が揃っており、勉強不足を痛感した次第です。

やはり、このまちに住んで、外からお越しになる方をご案内するとき、
あるいは、外の地域に出向いて、自分の住んでいるまちを説明するとき、
自分のまちのことを、相手の興味にあわせて話せる人は、人間的にも魅力的ですし、
相手にもこのまちを好きにさせ、何度も通わせる最高の営業マンと言えます。

何より、自分のまちを良く知れば、自分自身の毎日の生活が楽しくなります。

私は今年、「故郷の誇り創造会議」という組織を任されていますが、
自分たちの故郷に誇りを持つためには、まず、自らが地域を良く知ること、
そしてその知識を土台に、皆で語り合い、考え、行動を起こすことだということを実感しています。

いずれにしても、地域のことを勉強しても、その成果を披露する機会というのも
なかなかありませんので、このようなご当地検定というのは、非常に良い取り組みだと思います。

地域づくりや観光に携わる人のみならず、松本市民全員にチャレンジしてほしい検定です。

私も来年は上級コースに挑戦してみようと思います。

※写真1;富樫の合格証
※写真2;自己採点結果(一番良かったページです)

故郷の誇り創造会議 議長
富樫 慎