歯みがきの時間は?
虫歯や歯周病の予防には歯みがきが欠かせません。
問診表で歯みがきの時間を聞くと、最も多いのが“2~3分”。
昔は3・3・3歯みがき(一日3回、食後3分以内に、3分間)が推奨されていたように記憶しています。
その名残で3分間という回答が多いのではないかと思われます。
現在では10分~15分。
ゴシゴシ磨くのではなく、歯ブラシの毛先が曲がらないように軽い力で振動を与えます。
毛先が歯の面に直角にあたっていれば汚れは効率的に落とすことができます。
ただし、1歯あたり30回ぐらいが目安です。もちろん裏側もです。さらに奥歯はかみ合わせの面も。
一本一本丁寧にブラッシングをしていくと、嫌でも10分以上かかってしまします。
最初は大変に思いますが、習慣になるとさほど苦にならなくなります。
せっかく時間を変えるなら、正しいブラッシングで行いましょう。かかりつけの歯科医院でもう一度ブラッシングの確認と指導を受けてみてはいかがでしょうか?
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1年半ほどかかってしまいましたが・・・
一昨年の10月から通っていただいている患者さんです。
初診時の状態です。主訴は前歯をきれいにしたいということで、歯科医院を受診するのは10年ぶりとのことでした。
口腔内には無頓着な方かと思いましたが、臼歯部にはサファイアインプラントが施術されており、補綴はゴールド冠が入っていますのでデンタルIQは決して低くはない患者さんです。
今思えば、なぜもっと早く受診しなかったのか不思議でなりません。
やはり歯医者に来る、特に初めての歯科医院に来るというのはとても勇気が必要なことなんでしょうね。改めて考えさせられます。
結局この患者さんは欠損部にインプラント治療を希望し、前歯部もメタルボンドで修復しました。
このきれいな状態を長く続けていけるようにメインテナンスをしていきたいと思います。
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オフィスホワイトニング その6
世の中にはあまり自分の口の中に興味(関心)がない方もいらっしゃいます。
今年の5月に初診でお見えになった患者さんです。歯が痛いということでお見えになりましたが、「全体的に虫歯か多いですね」とお伝えしても、きょとんとして「あ~そうなんですか?」といった具合でした。
ブラッシングもあまりしていないようで、プラークが多く見受けられます。担当の衛生士も最初は苦労したようです。
しかし、治療が進むにつれて患者さんの意識も少しづつ変化します。初診時にはほとんど鏡で自分の口の中を見たことがなかったのに、今ではちょっとした汚れも気になるようです。
ついには先日オフィスホワイトニングを行うこととなりました。
まだまだ治療途中ですが、仮歯の中切歯(一番前の歯)も歯冠長延長術を行ってメタルボンドにする予定です。(それにしてもTEKが長すぎです・・・すみません)
意外といっては失礼ですが、初診時にこの様な治療を選択するとは思えなかったのですが、スタッフの努力の甲斐もあって口腔内に関心を持ち始めてくれたことをとても嬉しく思います。
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う蝕(虫歯) ~原因の排除~
昨日2回目の来院をした24歳の患者さんです。
ご覧のようにう蝕(虫歯)が多数存在します。
よく見ると何本かは修復もしくは補綴処置が施されています。
ですから今まで歯医者に行ったことはあるのです。
話を聞くと2年ほど前に前歯2本を治したとのこと。前医は”まず見た目の回復をしてモチベーションアップを”と考えたかどうかはわかりませんが、結果的にはその後通院しなくなったようです。
今回特に痛みがでた訳ではなく、うちのホームページを見て来院したそうです。さすがに自分でもこのままではいけないと思い、勇気を出して来院されました。
とても勇気ある決断だったことでしょう。その勇気に対し、最大限に応えたいと思います。
さて、これだけう蝕があると治療も大切ですが、まずはその原因を探り、なんとか原因を排除するよう努力することが大切です。
多発性のう蝕はブラッシング不足のみならず、生活習慣に問題があることが多いのです。
この患者さんの場合、毎日コーラを飲んでいることが判明しました。しかもテレビなどを見ながら長時間にわたって少しづつ。
まずはそこから改善するよう求めました。まだ他にも原因はあると思います。
これから徐々にそれらを探り出し、健康な口腔内環境を整えていかなくてはなりません。
道のりは長くなりそうですが、ぜひ最後までがんばっていただけるよう望みます。
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う蝕(むし歯)
う蝕(むし歯)というのは痛くないということをご存知でしょうか?
う蝕(むし歯)がある程度進行すると歯髄(歯の神経)に様々な刺激が伝わり、痛みを感じるようになります。その状況は既にむし歯ではなく歯髄炎といわれる歯の神経の症状です。
初期のうちは冷たいものや甘いものがしみることが多いようです。この段階ならまだ早期治療によって神経を保存して歯の健康を取り戻すことができます。
そのうちにしみている時間が長くなったり、熱いものまでしみるようになってきます。かなり進行している状態ですが、神経を取らずに保存できる可能性も少しあります。
さらには噛むと痛い、何もしなくてもズキンズキンと痛いようになるともう虫歯の治療だけでは痛みが取れなくなってしまい、ほとんどが神経を取る治療(抜髄)なってしまいます。
抜髄についてはまた後日書きたいと思います。
どんな病気もそうですが、早期発見早期治療が重要です。
半年に一度は歯医者さんで定期健診を受けるようにしましょう。
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