最近「健診をおねがいします」という患者さんが増えています。
以前当院で治療した方はいいのですが、困ってしまうのが初めてお見えになった方です。
“健診”と一言で言ってもやり方は様々です。
大まかにお口の中を診て、大きな虫歯や明らかな歯周炎があるかないかを診るものから、しっかりと検査やレントゲン撮影をするものまで、もちろん患者さんの希望もあると思いますが、私たちがどこまで介入すべきなのか迷います。
健診や治療をするにあたり、過去の状態と比べての評価ということが非常に重要と考えます。
以前通っていた方は前の記録がありますからそれと比べて評価できますが、初めてお見えになった方は過去の状態と比較することはできません。(当然ですが…)
ですから初めて健診でお見えになった方にはその旨を十分に説明し、希望される方には歯周組織検査、レントゲン検査、口腔内写真撮影は最低限させていただくようにしています。
たとえ今回の治療に必要ないとしても、その良い状態を維持する、あるいはいずれ治療が必要となった時に過去の記録を参考にすることができるわけです。
特にレントゲンは肉眼では分からない歯の内部の情報が得られますので、5~6年に一度は撮影するようにしています。
定期健診によってお口の健康を維持するよう、お互いに頑張りましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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