2010/04/20 8:22
昨年の11月から通っていただいている患者さんです。
来医院の数日前、硬いものを噛んだ拍子に前歯にひびが入ったとのことでした。
一見するとよくわかりませんが、右上1番が破折しています。
X線写真です。破折線がはっきりと見えます。
とりあえず破折した部分を除去してみました。
破折片です。わずかにセメントエナメル境を越えて破折しています。
処置に迷う症例でしたが、患者さんが26歳と若いため、より安定した歯周環境を獲得するためIntentional Extrusion(意図的挺出)を行うことにしました。
挺出開始時のX線写真です。
挺出完了時です。
この後歯周外科処置をさせていただき、歯肉の治癒を待ってから最終補綴をしました。
初診時から4カ月ほどかかってしまいましたが、今後メインテナンスで安定した歯周組織を保つよう頑張りましょうね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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