2009/10/30 8:13
先日の月星先生の講義に感化されたわけでもありませんが、自家歯牙移植の症例がありました。
32歳男性の患者さんです。左下7番部にしばらく前より腫れと排膿を繰り返していたようです。
状況を説明しクラウンをはずしてみると案の定、髄床底に穿孔が確認されました。
予後不良なことをお話しして、色々な治療オプションの中から“自家歯牙移植“を選択されたため、2週間ほど前に抜歯しました。
ドナーとなる左上8番(親知らず)です。
歯根の形態、歯周組織の状態、歯のサイズなど移植には最適に見受けられます。
歯根膜を傷つけないよう注意深く抜歯し、左下7番の抜歯窩に移植しました。
今回は月星先生に習い、縫合糸でしっかり目に固定し、歯周パックを施しました。
抜歯窩との適合状態もまずまずだと思います。
浸潤麻酔からパックまで30分ほどで終了したので、おそらく予後も良好と思われます。
遠心部の骨がどれくらい再生されるか楽しみです。
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