2009/09/18 8:10
今年の1月から通っていただいている患者さんです。
出先で突然歯が折れて、とりあえず緊急医で固定のみされて来院しました。
左上1番の歯頚部に破折線があります。
とりあえず破折片を除去し、根管治療を終えました。
破折が歯肉縁下深くまで及んでいたため、歯を
挺出(引っ張り出す)させます。
挺出開始時です。
約2か月後です。
ここで一度フラップをあけたのですが、一部歯の剥離破折が骨縁ぎりぎりに存在したため、再度挺出を試みました。
その後再Opeをして、歯肉の治癒を待ってからようやく補綴が終了しました。
左上2番も破折の危険性を説明し、とりあえずファイバーポストを入れてあります。
歯の神経を取った歯は、年々
乾燥が進みます。
もともとの虫歯が大きい歯がほとんどですから、年を追うごとに破折する危険が高まります。
この患者さんは比較的破折が上部で止まっておりラッキーでした。もちろん歯の挺出~Ope~補綴と手間はかかりましたが・・・
歯の破折の最大の予防策は
虫歯の早期発見、早期治療です。
歯医者さんで定期健診を受け、歯の神経をとってしまうような虫歯を作らないように心がけましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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