第139回直木賞受賞、井上荒野氏の“切羽へ”を読みました。
読み始めたころはずっと“せっぱ”だと思っていましたが、本当は“きりは”と読みます。切羽とは“鉱石の採掘やトンネル工事で、掘削が行われる現場。切り場。”だそうです。
とある島での恋愛小説なんですが、こういう小説を読んでいつも感心するのはその題名の付け方です。切羽の意味だけではこの小説のストーリーはまったくわかりません。先に紹介した“ポトスライムの舟”や猫を抱いて象と泳ぐ”もまた然りです。
小説家というのはその辺のセンスが私などとは全く違うんでしょうね。
思わず井上荒野氏の小説をまた買ってしまいました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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