インプラントの選択基準

2009/01/21 7:58

インプラントは歯を失った場所に行う処置でとても有用な方法といえます。そしてそれを要望する患者さんも増えています。

勿論外科処置を伴うこと、定期的なメインテナンスが必要なこと(これはインプラントに限りませんが)、治療費が高額になることなど欠点もあります。

当院の選択基準として、最後臼歯欠損はインプラント治療の第一選択となります。また、ブリッジの適応であっても支台歯が健全歯であったり、予後が不安な場合はインプラントをお勧めします。

2007年10月初診、当時68歳の女性です。



主訴は欠損部補綴と前歯部審美治療でした。左上の56番は以前他院でサファイアインプラントをされていますが、少し動揺していました。隣在歯と連結されているのも好ましくありません。

結局インプラントを除去し、新しくインプラントを埋入することとしました。ブリッジも適応ですが、左上7番の状態があまりよくないので患者さんと相談した結果インプラントを選択されました。



2008年12月の状態です。
左上の6番部にはソケットリフトを行って埋入してあります。
時期は異なりますが、右下5、7番部、左下7番部にもインプラントを埋入させていただきました。
すべてインテグレーションしており、そろそろ最終補綴に入る予定です。




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