ブラキシズム その1

2008/02/15 8:12

歯軋り、噛みしめなど、歯に有害な癖を“ブラキシズム”といいます。

一言に歯軋りといっても他人から指摘されるような音を発するものから音のしない歯軋りまで人それぞれです。ブラキシズムは現代社会の様々なストレスを開放する生理現象とする説もあり一概に否定はできないのですが、歯にとっては有益なものではありません。

先日もおそらくブラキサー(ブラキシズムのある人)であろう患者さんが“歯が痛い”という主訴でお見えになり、診査の結果見事に歯が破折していました。その方の場合は、珍しく歯の神経を取っていない生活歯での破折でした。

破折が歯根にまで及ぶとほとんどの場合抜歯となります。人間の咬合力は非常に強く、自分の歯や補綴物を壊してしまうことは珍しくありません。

対処法として“ナイトガード”の装着があげられます。ナイトガードは歯に個人の歯に合わせて作り、夜寝るときに歯軋り防止として装着します。

歯軋り、噛みしめの自覚のある方は一度歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか?



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