2月休診日のお知らせ
ついこの前新年を迎えたかと思ったら、あっという間に1月も終わってしまいました。
宮下歯科医院の2月休診日をお知らせいたします。
7日、21日、28日の木曜日は休診です。
14日(木)午前中のみ診療いたします。
23日(土)午後休診となります。
以上よろしくお願いいたします。
歯石
歯にプラーク(歯垢)が付着した状態が続くと、やがて石灰化が進み歯石となります。歯石になってしまうと歯ブラシでは落とすことができなくなります。
さらにその状態が放置されると歯石は歯肉の中にもぐりこみ(縁下歯石)、歯周ポケットが形成されます。
そして歯を支えている骨(歯槽骨)が吸収し、歯が動揺しだします。
横に倒れているのは智歯(親知らず)です。智歯と手前の歯の下にある黒い三角形の部分の歯槽骨が吸収しています。
歯を抜いてみると黒い歯石がびっしりと付着しています。
もっと早くに智歯を抜歯し、歯周病の治療をしていればこうはならなかったと思います。
歯石は自分で取ることはできません。
半年に一度は歯医者さんで定期健診を受け、歯周病の早期発見、早期治療に努めましょう。
リンク追加しました
ホームページのリンクにお世話になっている先生方のホームページを追加いたしました。
つづく歯科医院の都筑先生は広丘吉田(道東)に開業されています。当医院と非常に近い場所なんですが、いろいろと相談にのっていただいたりして公私共にお世話になっています。また参加させていただいているスタディグループ“にじ会”の代表でもあり、とても頼りになる先生です。
上島先生は松本の大名町で矯正を専門にされており、にじ会のメンバーです。当院は矯正はほとんど行わないので、勉強会でいろいろと違った視点から教えていただいています。
杉山先生は松本の島立で開業されています。にじ会のメンバーです。特に歯周病の治療に力を入れておられ、先生の臨床を拝見すると大変勉強になります。
布山先生は安曇野市で開業されており、にじ会のメンバーです。自分の臨床に素晴らしいポリシーを持っておられ、症例発表でいつも考えさせられます。
汲田先生は松本の横田で開業されています。この先生がいなければ今の私はないという位お世話になった先生です。
もとは同じ医局の出身で、一時期先生の医院で見学させていただいていました。そのときに勉強したことが今の宮下歯科医院の基礎になっているといっても過言ではありません。常に汲田先生に追いつけ追い越せの気持ちで診療しています。
どの先生も素晴らしい先生で、もしお近くでお困りの方がいらっしゃれば一度来院してみてはいかがでしょうか?
新しいアイテム
寒い日が続いていますが、みなさんは風邪などひいていないでしょうか?
おかげさまで私はいたって元気です。
今までなかったのが不思議なのですが、この度待合室にコートハンガーを設置いたしました。
冬になると上着を診療室の棚に置いたり、待合室の椅子に置いたりと患者さんには大変ご迷惑をおかけしておりました。今後はぜひこのハンガーをお使いください。
ちなみに後ろの壁にかかっている絵は院長自ら描いたもので、知る人ぞ知るデレクアンドドミノスのジャケットを模写したものです。
休診日です・・・が
今日は宮下歯科医院休診日です。
といっても何かと雑用があるのですが、先ほど先輩のN先生からお電話をいただきました。
“先日より歯が痛むので診てほしい”とのことでした。
大学の大先輩なのでとても緊張してしまいそうですが、同業でしかも先輩から治療の依頼があるということは大変光栄なことでもあります。
私にも経験がありますが、自分の歯を治療されるときは何をされているのか手に取るようにわかるので、逆に怖いものです。
お電話を聞く限りだいぶ痛みが強そうでした。何とか痛みを取り除いて快方に向かうよう努力いたしますので、どうぞ安心してご来院ください。
大寒(だいかん)
本年2回目の積雪でした。
夕べから降り積もっていたので、朝起きて外を見るのが怖かったのですが、思ったほど多くなく雪かきもさほど重労働ではありませんでした。
暦の上では今日は大寒(だいかん)にあたり、一年の中で最も寒さが辛い季節となります。確かにここのところの寒さを考えればうなずけますね。
ただあと2週間もすれば立春を迎え、春が待ちどうしい季節になります。あと少しの辛抱です。
3歳児健診
先日塩尻市の3歳児健診へ行ってきました。今年は50数名の子供さんの健診をしたのですが、例年に比べなんとなくむし歯が多いような気がしました。
正確なデータは取っていませんが、いつもなら数人しかいないむし歯の子が十数人はいたよう思います。
なかには育児放棄?と思えるようなすごいむし歯の子もいました。
当院は小児歯科ではないのであまり偉そうな事はいえませんが、3歳児のむし歯は99%親の責任だと思います。
子供のむし歯予防はなんと言っても甘味制限と親による仕上げ磨きです。甘味はまったくた与えてはいけないとは言いませんが、少なくとも時間を決めて決まった量のおやつを与えるようにしましょう。ジュースなどは子供に必要ありません。水やお茶で十分です。
そしておやつを食べたら歯を磨く習慣が必要です。逆を返せば歯を磨けない状況ならおやつは我慢です。
親の都合でおやつやジュースさえ与えておけばいい子にしていてくれるからと、常に与えてはいけません。結果的には子供さんがかわいそうです。
シャープニング講習会
昨日の午後、私の所属させていただいているスタディグループ“にじ会”の主催で、スケーラーのシャープニング講習会が行われました。
あいにく私は塩尻市の3歳児健診が入っていたため講習会には参加できませんでしたが、当院から青木さんと岩垂さんの2名が参加しました。
東京より株式会社シャープニングの代表CEO風見健一先生をお招きして、2時間半にわたり講習をしていただきました。
スケーラーは歯石をとるのに必要な器材です。その砥ぎ方一つで治療の効率や成否が左右されるといっても過言ではないくらい、日常の臨床では大事な作業です。
当院では何度かいろいろな講習を受けてきましたが、その度に新たな発見があるようです。風見先生、ならびにこの講習を企画してくださったにじ会の先生、ありがとうございました。
さっそく今日から臨床に取り入れて、少しでも患者さんのためになればと思っております。
オールセラミックスクラウン
近年口の中に金属を入れない修復方法が主流を占めるようになってきています。先日お伝えしたファイバーポストもその一例です。
歯に土台をたてた後に被せるわけですが、従来のメタルボンドとは違い、金属を使わない“オールセラミックス”という方法があります。
金属で裏打ちされていないので、透明感が自然で天然歯の色調を再現できる利点があります。また冠と歯のつなぎ目もきれいに仕上がります。
従来のオールセラミックスは強度的に多少問題がありましたが、当院ではジルコニアという非常に強度のある素材をコーピングに使用し、その上にセラミックを焼き付ける“ジルコニアクラウン”を採用しています。
ジルコニアは人工ダイアモンドとも言われるくらい強度が強く、最近ではブリッジにも耐えうるようになっています。型取りした模型をコンピューターに読み込ませ、ジルコニアのブロックを自動で削りだして作製します。(CAD/CAM)
その精度も年々向上しており、臨床に問題なく使用できるぐらいになっています。
普通のメタルボンドより手間がかかりますので多少高価ですが、金属をまったく使用しないので金属代のご負担はありません。
メタルボンド
前歯や小臼歯部の見える場所は白くしたいという患者さんが数多くいらっしゃいます。
前歯であれば保険でも白くできますが、その素材は硬質レジン(プラスチック)となります。この硬質レジンの最大の弱点は“変色”です。
私の経験では装着後1~2週間で艶はなくなってきます。1年もすると確実に黄ばんでしまいます。
それに比べてメタルボンド(セラミック)は色調の変化は起こりません。色も艶もきれいな状態をずっと保ちます。さらに当院では技工士さんが立ち会って色を確認するので、自分の歯と見分けがつかないくらいの仕上がりになります。
真ん中の2本が1年半ほど前に当院で入れたメタルボンドです。
現在もきれいな状態を保っています。
メタルボンドは金属のコーピングにセラミックを焼き付けていく方法です。金属を使わないオールセラミッククラウンはさらに透明感が出てきれいに仕上がります。
次回はオールセラミッククラウンの話です。
さし歯の話 その2
前回からの続きです。
ファイバーポストは従来の金属を歯根に入れる方法とは異なり、グラスファイバー(ガラスの繊維を編みこんだもの)でできたポストを使用して、樹脂とともに歯根に流し込んで土台を作ります。(型取りをして接着する場合もあります)
金属よりやわらかくしなりがある素材なので、歯に異常な力が加わっても歯根破折を起こしにくいとされています。
そして歯の色に近い素材ですので、最終的にきれいに仕上がりやすいという利点も兼ね備えています。オールセラミッククラウン(当院ではジルコニアクラウン)を選択する場合は非常に有用性が高い方法だと思います。
ただ残念なことに保険の適応にはなっていません。保険のルール上、土台に保険外の治療をすると被せ物(クラウン)も保険外治療となってしまいます。
次回はメタルボンドクラウンとジルコニアクラウンについてです。
さし歯の話 その1
むし歯で歯の神経を取ったあと、俗に言う“さし歯”にすることがあります。
読んで字のごとく、歯の根っこの部分に金属の支柱を挿して歯の土台を作り、そこに被せるのでさし歯といわれてきました。(昔はこの土台と被せ物を一体化して作っていました)
このさし歯で最も重大なトラブルは歯根破折です。神経を取った歯は木でいえば枯れ木になっていますから、ひびが入ったり割れてしまったりしやすいのです。そうなるとほとんどの場合抜歯の適応となってしまいます。
近年の研究で、歯より硬い金属を土台に使うと歯根破折を起こしやすいことがわかってきました。そこでこの歯根破折をできるだけ防ぐために開発された土台が“ファイバーポスト”です。
ファイバーポストについてはまた次回お話します。
口の中の金属
虫歯の治療で型取りをした後、保険の治療では金銀パラジウム合金(俗に言う銀歯:通称金パラ)という銀合金で修復します。
この金パラですが、私たちに言わせるとちょっと硬すぎるのが難点です。金属なので硬いのは当たり前ですが、あまり硬すぎるとかみ合わせの歯を痛めつけたり、金属と歯の境目が欠けてしまったりします。
また、銀は錆びやすいということを皆さんもご存知かと思います。銀のアクセサリーなどは黒く変色しますね。口の中でもそういったことが少しずつ起こっています。
今も昔ももっと優れた材料はゴールドです。見た目をのぞけば歯にぴったりと適合しやすく、硬すぎずやわらかすぎず生体に適合し、素晴らしい材料だと考えております。
Before After
Before After
当院ではゴールドに白金(プラチナ)の入った白金加金を使用しております。
7回目の新年
宮下歯科医院が平成13年に開業してから7回目の新年を迎えました。
7回目にして始めて患者さんから年賀状をいただきました。その患者さんは宮下歯科医院に2年以上通っていただき、昨年の11月よりようやくメインテナンスに入った患者さんです。
その間いろいろな治療をさせていただきましたが、2年もの長い間通っていただいた患者さんにただただ感謝するばかりです。
そんな患者さんから宮下歯科医院とスタッフ宛に年賀状をいただきました。たかが年賀状といわれればそれまでですが、なんだかとてもうれしく思いました。
これも患者さんの立場になって考え、患者さんも私もある程度満足する治療ができた結果ではないかと勝手に解釈しております。
現在の良い状態を末永く続けられるようメインテナンスをしていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。
1月の休診日のお知らせ
本日1月5日より2008年の診療を始めます。
例年より少し長めの年末年始休業を頂きましたが、心も体もリフレッシュさせていただきました。
今年も初心を忘れることなく患者さんの幸せを第一に考えられるような治療を心がけるとともに、自らの知識とスキルアップのため研鑽を積み、スタッフ一同宮下歯科医院の質を向上させるよう努力いたします。
本年もよろしくお願いいたします。
1月の休診日
10日(木)
12日(土)午後2:00~
17日(木)午後12:00~
24日(木)
26日(土)午後
31日(木)午後
1月もなにかと行事が多く不規則な休診を頂きますのでよろしくお願いいたします。
謹賀新年
みなさん、新年明けましておめでとうございます。輝かしき新春をお健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。
2008年のスタートを迎えるにあたり、私の今年の目標を掲げておきます。
今年はこのホームページを駆使して医院からの情報発信を充実させていきたいと考えています。昨年の11月よりホームページを公開いたしましたが、まだまだ充実したものとは言い難く、新しい治療法や材料の紹介や症例の紹介などの最新情報も発信いたします。
新しい知識習得やスキルアップのため、セミナーや講習会に積極的に参加し、日常の臨床に反映させます。
スタッフとのチームワークを大切にし、患者さんがより快適に感じる良質な医療を提供できる努力をします。
どれも当たり前の目標ですが、常に初心を忘れることなく日々の診療にあたりたいと思います。
新年は5日(土)より診療いたします。