禁煙のすすめ

2007/12/04 16:38

12月に入りあと3週間でクリスマスです。
今年のクリスマスを迎えると、私の禁煙生活が丸3年になります。以前の私は自他共に認めるヘビースモーカーでした。診療の合間を見つけてはベランダで一服。歯を削って型取りをしている間にもう一服。
今では考えられないことをしていました。その頃通っていただいていた患者さんはさぞ不快な思いをされたことでしょう。いくら診療用のグローブを付けていたとしても体についたタバコのにおいはすぐにわかりますよね。反省しております。

そんな私も禁煙してから3年が経とうとしております。禁煙のきっかけはあるテレビ番組でタバコの害について放送されていた時、隣で見ていた愛娘(当時3歳)に「パパ、死じゃだめだよ」と涙ながらに言われたことです。最初は確かに辛かったと記憶していますが、1週間我慢したあとは簡単でした。

タバコに含まれているニコチンは血管収縮作用があるといわれています。特に歯周病を治そうと思ったらタバコは大敵です。歯周病は歯周病菌による感染症です。通常体内から歯周病菌をやっつける働きが血管を通して出るのですが、その血管が収縮して通り道が狭くなってしまうと歯周病菌を撃退することができなくなり、口の中が歯周病菌の天下となってしまうのです。

私たちが歯周病の治療をするといっても結局は患者さんの免疫力(歯周病菌をやっつける力)に頼らざるを得ないのです。ですからどんなに努力をしても喫煙されている方は歯周病の治りが悪くなります。ぜひ禁煙をして歯周病の治療、予防をしましょう。宮下歯科医院は禁煙を支援いたします。ぜひご相談ください。