診療報酬
私たちが患者さんの治療をした際、どうやってその報酬を頂いているかご存知ですか?
治療行為に対して(全てではありませんが)保険点数というものが決められており、その10倍の金額を請求します。
その3割は一部負担金として窓口で患者さん本人から頂きます。残りの7割はレセプトという診療報酬請求書を作成し、社会保険支払基金(社会保険の場合)にその書類を提出し、2ヵ月後に支払われる仕組みになっています。
診療報酬は2年に一回見直しが行われ、来年の4月に診療報酬改定が行われます。今回は歯科で0.42%のアップとなる見通しです。(日本歯科医師連盟では5.9%以上のプラス改定を要求したらしいのですが)上がらないよりはましなのでしょうが、0.42%ですよ。今まで1000円だったものが1004円です。
素直に喜べないのは私だけでしょうか?
PMTC(プロフェッショナルによる機械的な歯の清掃)で新年を!
2007年も残すところ1週間となってしまいました。
年末の大掃除、皆さんも少しずつ行っているのではないでしょうか?
新年に向けてPMTC(専門科による歯面清掃)でお口の中もきれいさっぱりクリーニングをされてはいかがでしょうか?
歯科医院専用の研磨ペーストや特殊な器具を使い、歯の表面に付着した頑固な汚れを除去していきます。
そして仕上げにはフッ素入りのペーストでむし歯の予防も兼ねて歯面をピカピカに仕上げ、汚れの付着を防止します。
年内は29日の午前中まで診療いたします。まだ若干の空きがありますのでお早めにご予約ください。
*PMTCは健康保険適応外です。
歯科医院を選ぶ理由
皆さんは歯科医院を選ぶとき、どんなことを基準に選ぶのでしょうか?
以前通っていた、家(会社)から近い、近所の評判、知り合いからの紹介などなど理由は様々だと思います。
宮下歯科医院に通っていた患者さんが転勤などの理由で通えなくなった場合、良い歯医者の選び方を聞かれることが時々あります。
非常に難しい質問です。基本的にはいろんな情報を収集してということになるのでしょうが、一般の方がおっしゃる良い評判(腕がいいとか、あそこは上手だとか)=良い歯医者とならないことが多々あります。
治療の成否が出るのは治療後数年経たないとわからないこともありますし、一見きれいに治っている様に見えてもレントゲンなどを見ると????ということもあります。
結局は歯医者も人間ですから、人と人の付き合いとして信頼できるかどうかということではないでしょうか?最終的に患者さんが満足され、また通いたいと思う歯医者がその人にとって一番良い歯医者なのでしょう。
私も患者さんから信頼され、末永くお付き合いのできる歯科医師を目指したいと思います。
日本歯科保存学会 市民フォーラムIN松本
来る2008年1月26日(土)午後2時より松本市の勤労者福祉センターにて日本歯科保存学会市民フォーラムが開催されます。
テーマは“白くきれいな歯”と題して、3人の講師の先生が一般市民の方向けに講演されます。
松本歯科大学の歯科保存学第二講座がこのフォーラム開催の担当をいたします。私がお世話になっていた講座です。
一般の方にもとても興味深い内容の講演だと思いますので、お時間のある方はぜひご参加ください。参加費は無料ととなっております。
詳しくは松本歯科大学歯科保存学第二講座まで。
TEL/FAX 0263-51-2026
長寿の長野県
この一週間何かと忙しく、ブログの更新はもとより診療も不規則で患者さんにはご迷惑をおかけいたしました。
本日より完全通常体制に戻りますのでご安心してご来院ください。
今日の新聞で各県の平均寿命が載っていました。長野県は男性が79.84歳(全国平均78.79)で堂々の1位、女性が86.48歳(全国平均86.48)で5位でした。
その要因として県立こども病院により乳幼児死亡率が抑えられていること、農業などで社会参加する高齢者が多いことなどがあげられるそうです。一概に皆さんが長生きということではないのですね。
乳幼児の高度専門医療には当然のことながら専門医の存在が不可欠です。昨今日本中で問題となっている小児科医、産婦人科医の不足問題を何とかしないと日本の平均寿命も下がる傾向になるかもしれませんね。
とっておきのお店情報です!!
今日は私が3年ほど前から良くして頂いているおすし屋さんを紹介いたします。
松本の緑町にある“東寿し”さんです。もとはある方からの紹介だったのですが、3代目のご主人と年齢が近く話が合うのでちょくちょく顔を出すようになりました。といってもつきに1回いければいいほうですが・・・
私がいろいろ言うのは差出がましいのですが、自分の仕事に誇りを持っていらっしゃって、信念を曲げない頑固な面も持ち合わせた職人さんといった感じの方です。
体が大きく一見強面に見えるのですが(ごめんなさい)、人懐こそうな笑顔を見ると日々の疲れも忘れてついつい飲みすぎてしまうのです。ましてやおいしいお酒と厳選されたお寿司があれば当然のことですが。
生意気なようですが、馴染みというかいき付けというようなお店があるのはとても嬉しく、しかも店主と同世代となるとなおさらです。
お近くに行かれた際には是非美味しい寿司を堪能してみてください。絶品です。
噂の!東京マガジン
昨日のテレビで歯科医療の現状に関する番組が放送されました。
東京では今年になって400件以上も歯科医院が廃業したそうです。いやな話です。
番組の冒頭で歯科医師のイメージについて街頭でアンケートをとっていました。予想通り?お金持ちとか、高級外車に乗っているとか、そんなイメージらしいです。それはもう何十年も前の話ですね。
番組では診療報酬の低さも話題になっていました。私が歯科医師になって16年ですが、診療報酬が上がった記憶は一切ありません。事実30年以上も同じ保険点数のものがあるそうです。もちろん歯科器材や材料の物価は上がっていますが・・・
患者さんにより良い医療を提供するためには、健全で充実した医院経営が基盤とならなくてはいけません。そのために十分な診療報酬をいただけるように何とかしてほしいものです。
禁煙のすすめ Part2
今日は私が禁煙した時の体験談です。
直接関係があるかどうかはわかりませんが、禁煙をした少し前から通販で“Dr.スモーキング”という禁煙パイプのようなものを購入し使っていました。その効果の程は定かではありませんが、3年前のクリスマスより禁煙できたのは事実です。
禁煙はやめようと思ったらその場で始めるのが良いと思います。あと1本とかこの一箱を吸ったらなどと未練がましくするのではなく、やめようと思ったその瞬間にタバコを水につけてしまうとか、ライターを捨ててしまうとかして自分の中に強い意志を植えつけたらいかがでしょうか?
もし誘惑いに負けてタバコを吸ってしまっても悲観的になる必要はありません。また決意を新たの始めれば良いのです。
私の場合幸い挫折はありませんでしたが、禁煙から一年ぐらいでしょうか、よく夢の中でタバコを吸ってしまい自己嫌悪に陥りました。目が覚めて夢だったことに気づきほっとしたのを思い出します。
タバコが吸いたくなったとき、私はキシリトールガムで我慢しました。ただガムをいつも持ち歩くのも面倒な話で、2週間ぐらいでガムも必要なくなりました。何か別のもので気を紛らす場合、甘いものだけは気をつけてください。禁煙できても虫歯が増えてしまっては困りますから。
今では病院で“禁煙外来”もあるそうで、必要であればそういったところの力を借りても良いのではないかと思います。
今思えばなぜあれほどタバコを吸っていたのかと思いますが、残念ながら禁煙してから食生活が乱れてしまい、10キロほど太ってしまいました。前に通っていただいた患者さんが久しぶりに来院するとびっくりされると思います。この冬は何とかダイエットも成功させてみたいものです。もし成功したらその体験談もご報告いたします。
愛煙家のみなさんもぜひきっかけを作って禁煙にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?宮下歯科医院はみなさんの禁煙を支援いたします。
禁煙のすすめ
12月に入りあと3週間でクリスマスです。
今年のクリスマスを迎えると、私の禁煙生活が丸3年になります。以前の私は自他共に認めるヘビースモーカーでした。診療の合間を見つけてはベランダで一服。歯を削って型取りをしている間にもう一服。
今では考えられないことをしていました。その頃通っていただいていた患者さんはさぞ不快な思いをされたことでしょう。いくら診療用のグローブを付けていたとしても体についたタバコのにおいはすぐにわかりますよね。反省しております。
そんな私も禁煙してから3年が経とうとしております。禁煙のきっかけはあるテレビ番組でタバコの害について放送されていた時、隣で見ていた愛娘(当時3歳)に「パパ、死じゃだめだよ」と涙ながらに言われたことです。最初は確かに辛かったと記憶していますが、1週間我慢したあとは簡単でした。
タバコに含まれているニコチンは血管収縮作用があるといわれています。特に歯周病を治そうと思ったらタバコは大敵です。歯周病は歯周病菌による感染症です。通常体内から歯周病菌をやっつける働きが血管を通して出るのですが、その血管が収縮して通り道が狭くなってしまうと歯周病菌を撃退することができなくなり、口の中が歯周病菌の天下となってしまうのです。
私たちが歯周病の治療をするといっても結局は患者さんの免疫力(歯周病菌をやっつける力)に頼らざるを得ないのです。ですからどんなに努力をしても喫煙されている方は歯周病の治りが悪くなります。ぜひ禁煙をして歯周病の治療、予防をしましょう。宮下歯科医院は禁煙を支援いたします。ぜひご相談ください。
12月の休診日のお知らせ
以下、12月と年末年始の休診予定日です。
12月6日(木)
12月14日(金)午後 (13日木と14日午前は診療いたします)
12月15日(土)
12月17日(月)
12月29日(土)午後~1月4日(金)
27日(木)は診療いたします
新年は1月5日(土)より診療いたします。
12月は何かと行事が多く皆様にはご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。