インフルエンザの予防 接種期間: インフルエンザワクチンの接種は10月9日から… 接種の注意: インフルエンザワクチンは、医師の判断… 経鼻ワクチン(商品名フルミスト)について:生ワクチンであ… 【ぜん息克服への道】 ぜん息と紛らわしい感染症の流行も… 【アレルギー性鼻炎のツボ】 10月中旬頃まで秋の雑草花粉が… 【めざせ!スキンケアの達人】 9月中旬までは猛暑でしたが、まもなく皮膚の… 10月から、患者さんの希望によって先発医薬品(発売から…
【インフルエンザの予防】
◆接種期間: インフルエンザワクチンの接種は10月9日から開始します。休日の接種は11月7日からを予定しています。早めの接種をおすすめします。
◆接種の注意: インフルエンザワクチンは、医師の判断により、ほとんどの人が接種可能です。ぜん息や卵アレルギーを持つ方も、ほぼ全員が接種可能です。ただし「ワクチン成分によってアナフィラキシー」を起こしたことがある方は受けられません。
◆経鼻ワクチン(商品名フルミスト)について:生ワクチンであるため気道症状が出ることがあることから、ぜん息やアレルギー性鼻炎が不調な人は避けた方がよいワクチンです。入荷数が少ないため、公式LINEを通じてお知らせいたします。LINE登録は、当院ホームページのトップページからお願いいたします。
【ぜん息克服への道】
◆ぜん息と紛らわしい感染症の流行もあり、また、ぜん息不調の人も増えていて、それらを区別するのは非常に大切です。「他院でぜん息と言われましたが本当でしょうか?」という人の受診が、9月になって更に増えています。
◆咳がひどいだけでは、ぜん息と断定できません。気管支を広げる薬によって速やかに症状が改善することは分かりやすい基準の一つです。また、子どもでは気管支が大人に比べて細いため「呼吸困難を伴う喘鳴」をくりかえしやすいので参考になります。その他、早朝や深夜の咳が目立つ、冷気や煙で症状が出る、5分以上はしると咳や息苦しさが出るなど、気管支の敏感さを示す指標が一つ以上あることも重要です。小学生以上であれば、呼吸機能検査や気管支の炎症を調べる検査を診断の参考することができます。
◆軽い喘鳴や息苦しさ、また早朝や大笑いした際の咳などは、ぜん息不調のサインです。症状が1週間以上続いたり繰り返したりする場合は、放置せず定期受診よりも早めに診察を受けることをおすすめします。
【アレルギー性鼻炎のツボ】
◆10月中旬頃まで秋の雑草花粉が飛散します。それ以降も症状が出る場合は、ダニやカビなどの通年性アレルギー性鼻炎、または鼻過敏症の可能性が考えられます。適切な対症療法とマスク使用、寝具や洗濯物の室内干しなどを励行しましょう。
◆スギ花粉症の根本治療である舌下免疫療法が、来春の花粉飛散時期に効果を得るためには11月頃までの開始が必要です(5歳以上が対象)。ダニアレルギーに対する治療も同時に可能ですが、2種類目の開始スケジュールを、ライフスタイルに合わせて検討する必要があるため、受診時にご相談下さい。
【めざせ!スキンケアの達人】
◆9月中旬までは猛暑でしたが、まもなく皮膚の乾燥が進行する時期が到来です。保湿剤の使用量を夏の1.5~2倍に増やし、乾燥しやすい部位を重点的にケアしましょう。
◆小学生が自分で保湿剤を塗布する場合、段階的な導入をお勧めします。10歳以降になったら自分で塗ることが出来るように、具体的な手順やケアの方法を診察時にお尋ねください。
◆10月から、患者さんの希望によって先発医薬品(発売から時間の経ったもの)の処方を受けると、年齢を問わず、薬局での支払に保険外の金額が加算されるようになります。これはジェネリック医薬品の使用を推進する厚労省の決定です。塗り薬では、内服薬に比べて品質が低いジェネリック医薬品の割合が多いので個別に検討が必要です。金額等は問診時にお尋ねください。
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