赤ちゃんから大人までアレルギーの総合診療 CLINIC(公式サイトはminocl.com)
新時代のアレルギー診療に、長い経験、最新知識、地域アレルゲン調査、デジタル機器、チーム力で臨みます。

アセモと保湿剤:梅雨から真夏の気候では、身…
日焼け止め:肌の弱い人には、子ども向…
来年のスギ花粉:今年は7月の上旬が猛暑…
新型コロナウイルス感染症は、次の流行のピークが7…
ダニのアレルギー性鼻炎を合併している5歳以…

【めざせ! スキンケアの達人】
◆アセモと保湿剤:梅雨から真夏の気候では、身体のセンターライン付近にアセモができやすくなっています。まず、かきこわした部分の治療をステロイドのクリーム剤などで行いましょう。汗疹ができやすい胸や背中などに使用する保湿剤を半分減らし、乾燥しやすい腕や脚の外側や、体の側面は通常通りに使用しましょう。
◆アセモ対策に日中に水浴びを行う場合、ふつうにシャワーを使うと保湿剤が失われてしまうので、湯おけ1杯分程度の水をかけるだけにしましょう。
◆日焼け止め:肌の弱い人には、子ども向けの日焼け止めをお勧めします。散歩などで日光を浴びる際は、SPF30の製品を外出直前に塗るようにしましょう。海や山のレジャーでは外出時間が長いため、擦れて取れてしまう部位には塗り直しが必要です。虫よけと違って、日光の当たる場所だけ塗れば十分です。
【アレルギー性鼻炎とのつきあい方】
◆来年のスギ花粉:今年は7月の上旬が猛暑でしたので、来年のスギ花粉は平年並みかそれ以上になりそうです。今年症状が出た人のほとんどは、対策が不十分であれば来年も花粉症の症状が出るでしょう。
◆舌下免疫療法(スギ花粉、ダニ)を開始するなら夏がお勧め:来年のスギ花粉症を軽減する最良の手段が舌下免疫療法(5歳以上対象)です。可能なら8月を目途に(遅くとも11月頃まで)に開始するようお勧めします。
◆真夏の花粉症:今年、水田の稲は7月下旬からお盆前頃までが開花期になる見込みです。イネ花粉症は、生活圏に水田がある場合は深刻です。今年は7月20日頃から服薬を開始しましょう。
◆8月後半には河川敷や道路わきなどでオオブタクサ(キク科)が開花しますので、秋の雑草花粉症の人は、お盆休み前に薬を準備しておきましょう。
【ぜん息克服への道】
◆新型コロナウイルス感染症は、次の流行のピークが7月末から8月上旬頃になりそうです。ぜん息の人への感染リスクや重症化リスクは評価が一定していませんが、新型コロナにかかるとひどい咳が出るのが特徴です。この夏の外出時は感染防御策をとることを強く推奨します。
◆お出かけの際は、携帯型吸入器具など発作止めを携行しましょう。特に、以前に訪れた際にぜん息やアレルギー症状が出たことがある場所に行く時は、よく準備をしておく必要があります。
◆天候不順の影響もあり、コントロールを崩している人を見かけるようになりました。長期管理薬の種類や量が不足していることが多いので、月に2回程度の症状悪化があれば、次回の定期受診を待たずに受診するようにしましょう。
◆ダニのアレルギー性鼻炎を合併している5歳以上の人は、ダニの舌下免疫療法を行うことで、ぜん息治療薬の使用量が減り、小児では寛解率が上がります。夏からの開始がお勧めです。

コメント追加

タイトル
名前
E-mail
Webサイト
本文
情報保存 する  しない
  • 情報保存をすると次回からお名前等を入力する手間が省けます。
  • E-mailは公開されません - このエントリーの新規コメント通知が必要なら記入します。

このエントリーのトラックバックURLを表示