虫刺されの多くは、アレルギー反応による痒みや・・・ 蚊、ブヨ、マダニなどの吸血昆虫・・・ イネ科花粉症:梅雨の晴れ間に少量の・・・ 起床時から目の痒みや鼻づまりが目立・・・ ぜん息のコントロールを良好に保つために長・・・
【めざせ! スキンケアの達人】
◆虫刺されの多くは、アレルギー反応による痒みや腫れを伴っています。蜂などに刺された場合には、重症のアレルギー症状(アナフィラキシー)を生じることもあります。
◆蚊、ブヨ、マダニなどの吸血昆虫に効果がある虫よけ剤は、イカリジンとディートです。この2剤は、虫が寄りつかなくなるわけではなく、吸血する場所に関して虫が混乱することで効果が見られます。そのため、少なくとも露出している皮膚には、もれなく塗る必要があります。
◆乳児の場合や短時間の外出にはイカリジンを、キャンプなど長時間でマダニに加えてツツガムシも心配な場合はディートがよいでしょう(濃度ごとに年齢別の回数制限があります)。取説をよく読んで使い分けましょう。
◆スプレー式のものは吸い込む可能性があるので、子どもだけで使用することは避け、大人が手に取って塗るようにしましょう。ディートは服やプラスチックを傷めることがあります。
【アレルギー性鼻炎とのつきあい方】
◆イネ科花粉症:梅雨の晴れ間に少量の牧草花粉の飛散があります。8月前半に花粉症が出る水稲花粉症の人は、7月下旬には服薬を準備しましょう。
◆起床時から目の痒みや鼻づまりが目立つ場合、多くはダニ・カビ・ペットなど室内のアレルゲンによるものです。ダニアレルギーであれば、原因療法として舌下免疫療法をお勧めします。
◆アレルギーを起こすダニは、寝具や床のホコリの中にいて、そのフンが主要アレルゲンです。くん蒸剤、ダニ忌避剤、ダニ取りシートなどには、室内のダニアレルゲンを減らす効果がありません。対策の詳細はリンク先(https://www.dani-allergy.jp/taisaku.html)などをご覧ください。
【ぜん息克服への道】
◆ぜん息のコントロールを良好に保つために長期管理薬を医師の指示通り続け、煙などぜん息を悪化させる要因を避けましょう。特に花火の煙は危険ですので、手持ち花火はやらないようにしましょう。花火を安全に行う方法は診察室でお尋ねください。
◆蚊取り製品は、ピレスロイド系殺虫剤が成分になっています。殺虫成分によってぜん息が悪化することはありませんが、渦巻型の線香は気道を刺激することがあるので避けましょう。
◆換気の悪い場所で、スプレーや臭いの強い家庭用品を使用するのは避けましょう。
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