2023年のスギ花粉飛散予測は、日本気象協会によれば・・・ ホコリを舞い上げると、人が浴びたり吸い込んだりするアレルゲン量が・・・ 過去の外泊時に喘息やアレルギー性鼻炎・結膜炎が出た場合、年末年始に訪問、宿泊すると・・・ 一人ひとりに合った保湿剤を、風呂上りに体を拭いたら60秒以内に・・・
【松本安曇野地区2023年スギ花粉の飛散量予測】
◆2023年のスギ花粉飛散予測は、日本気象協会によれば、前年並みになっています。当方の検討では、飛散が多かった2022年よりは少なくなり、多く見積もっても平年並みとなるという予想です。
◆極めて軽い花粉症の人以外では、「初期療法」の服薬を2月下旬頃に始めるようにしましょう。
【大掃除】
◆ホコリを舞い上げると、人が浴びたり吸い込んだりするアレルゲン量が非常に多くなるので、先にワイパーなどであらかた取り除くようにしましょう。
◆掃除用スプレー製品を吸い込むと、ぜん息発症のリスクが高くなるので、アレルギー体質の人は極力使用しないようにしましょう。
【三九郎(どんど焼き)】
◆一緒に燃やす門松や縁起物を集めてまわる作業に低学年から動員される地域が増えています。一年間部屋に静置されていたダルマや破魔矢などは、ダニアレルゲンを含むホコリが積もっているので、アレルギーの人はマスクをして静かに運びましょう。
◆周辺の安全を事前に確認しておきましょう。農地・山野・河川敷の場合は用水路、崖への転落や転倒に十分に注意しましょう。特に夕方以降に点火する場合は、事故のリスクが高くなります。
◆ぜん息がある人の場合は、煙が来ない方向に移動して繭玉(に模した団子)を焼くようにします。あらかじめ自宅で加熱を済ませて、その場では短時間で火から離れるようにしましょう。
◆幼児の場合、やけど、煙、転倒について同時に気をつけるのが困難なので、自宅に待機するか、風上の離れた場所で見るようにしましょう。
【外泊】
◆過去の外泊時に喘息やアレルギー性鼻炎・結膜炎が出た場合、年末年始に訪問、宿泊すると悪化が予想される場合があります。訪問先にペット、ダニ、または昆虫アレルゲンが多いことが原因です。事前に点眼、点鼻、吸入、内服薬などを準備して、滞在時間を最小限にする段取りをしましょう。
◆外泊時は保湿剤を持って行くのを忘れないように。訪問先の洗剤や柔軟剤が合わない場合があるので、必要な場合は、自宅で使用しているものと同じ製品を用意しましょう。
【冬の乾燥】
◆一人ひとりに合った保湿剤を、風呂上りに体を拭いたら60秒以内に塗り終わるようにしましょう。
◆皮膚の乾燥が改善しない場合、保湿剤の塗布量が少なすぎるためであることがあります。乾燥が目立つ部位に、まずはこれまでの2倍程度の量を塗ってみてください(標準的には、1本20~25gのチューブだと1歳で1/5本=5g程度、小学1年生で一回に1/3本=7g程度、小学校高学年で一回1/2本が一回使用量の目安です)。これ以上の量を塗っているのにもかかわらず、皮膚の乾燥の程度が改善しない場合には、医療機関を受診して治療内容の再検討が必要です。
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