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【アレルギー性鼻炎のツボ】今年はスギ花粉が多い年です…
【めざせ! スキンケアの達人】厳冬期は、もっとも皮膚が乾燥しやすい…
【ぜん息克服への道】雪かきで息切れしました?雪遊びで咳き込みましたか?
【食物アレルギー】アレルギー給食の書類更新時期です…

【アレルギー性鼻炎のツボ】
◆今年はスギ花粉が多い年です。今年の松本地方は平年と比べやや多く(日本気象協会、昨年12月5日発表)、平年比1.5倍、昨年の5倍程度(環境省12月21日発表)という予測が出されています。服薬なしで花粉シーズンに臨むのは無謀な行為と言えるでしょう。
◆飛散開始時期は? 長期予報では2月の平均気温は平年より低めという予想ですが、1月上中旬は真冬日が一日もなく経過していますので、スギ花粉の第一陣が長野県中部地方に飛来するのは、おそらく2月下旬か3月上旬になるでしょう。今年は初期療法の服薬を2月下旬から開始するようお勧めします。

【めざせ! スキンケアの達人】
◆厳冬期は、もっとも皮膚が乾燥しやすい時期です。当地域では多くの人が保湿剤を必要としているのですが、適切な保湿剤を十分使用できていない人がまだ結構いらっしゃいます。市販の保湿剤で効果が不十分の場合には、あまり費用のかからない処方薬を十分な量(すなわち適量)使用すると、非常に改善することが多いので、ご相談ください。

【ぜん息克服への道】
◆(大人)雪かきで息切れしました? (こども)雪遊びで咳き込みましたか?
「はい」とお答えの方は、喘息の長期管理薬が不足している可能性があります。次回の受診時には、このことをご相談ください。

【食物アレルギー】
◆アレルギー給食の書類更新時期です。今回は経口負荷試験の目的について解説します。おおきく分けて次の3通りがあります。
◆1.原因アレルゲンが何であるかを決定するために経口負荷試験を行います。食物アレルギーの症状が出る前に食べた食品が複数ある場合に、どのアレルゲンで症状が出たのかを確定するために行います。食事内容の確認と血液検査でだいたいは絞り込めますが、確定するためにはこの試験が必要です。アトピー性皮膚炎のように慢性的に出ている場合には、まず1~2週程度の食物除去を行い、続いて負荷試験を行う必要があります。たまたま調べたアレルギー検査の結果が陽性だったために、まだ一回も食べたことがないという食品の場合、食べても症状が誘発されないことがあるので、確認作業として経口負荷試験を行います。
◆2.耐性が獲得されているかを調べるためにも経口負荷試験を行います。一定期間の食物除去治療を行った後に、制限の解除が可能かを評価する目的で行います。
◆3.症状誘発リスクを評価するためにも行います。大量に食べれば症状が出る食品でも、少量では症状が出ないことがあります。どの程度までなら、日ごろ安全に摂取できるかを調べる目的で行います。また、誤って食べた際に、エピペン(エピネフリン注射)や救急搬送が必要であるのか、あるいは内服薬程度で経過をみても大丈夫なのかを、入学などに際して調べる目的でも行います。

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