こんにちは
スタッフYです。
11月26日・27日に兵庫県神戸市で行われた第51回日本視能矯正学会に行ってきました。
今回のテーマは『ふたつの眼で見るひとつの世界』
ふたつの眼を使うことによって、物の立体間や奥行きをより正確に得ることが出来ます。視野も広くなります。それから最近話題の3D映像も、ふたつの眼を使うことによって見ることが出来ます。
日常当たり前のようにふたつの眼でひとつの物を見ていますが、とても奥の深~いテーマです。
先生方の講演や視能訓練士の発表を聞き、今回学んだことをいかせるようにこれからも頑張りたいと思います!
専門学校時代の友人にも会え、よい刺激になりました!
スタッフのDです。
11月18日に製薬会社さんの勉強会がありました。
緑内障の点眼薬について説明を聞きました。
又、点眼補助具の紹介もありました。
特定の点眼瓶にしか使えないのですが、点眼がうまくいかないという方は、試してみてもらえたらいいと思います。
塩尻市の緑内障検診も今月末までです。ハガキが届いた方は早期発見、早期治療のためにも受診して下さい♪
スタッフのNです。
先日患者さんから「皆さんで読んで下さい。」と一冊の本を頂きました。
短歌フォーラムの作品集でした。賞を頂いたとの事です。
前回の診察の時に、「初めて投稿してみたら、賞を頂いたの。びっくりしちゃった。」とうれしそうにお話をして下さった事を思い出しました。
この患者さんは、明るくてお話の楽しい方です。
塩尻市は明治時代に多くの歌人が集った地と言われ、毎年短歌フォーラムが開催されていて、全国から短歌が寄せられるそうです。
作品を拝見させて頂いて、その方の元気な明るい人柄が一番初めに浮かびました。
こういった患者さんとのやり取りも楽しく感じます。
こんにちは!眼科スタッフSです☆
さて先週,両小野小学校に就学前検診に行ってきました。
先生の診察に合わせて,斜視があるかどうかの眼位検査をしてきました。
斜視などの異常があっても,生活の中で気づかない事も多いので,3歳児検診や就学前検診はとても大切だと思います。
小さなお子さんがいる親御さんは,気になる事があれば早めの眼科受診をお勧めします!
今回の検診で,今年の就学前検診は終わりました!どこの学校も元気よく挨拶をしてくれて,とても楽しく終える事が出来ました!
来春の検診も子供達に会えるのが楽しみです☆
11月15日、ラメルテオン製剤(ロゼレム)という新しい不眠症治療薬の講演会に出てきました。
睡眠リズムは夜に脳の松果体から分泌されるメラトニンというホルモンにより調節されており、ラメルテオンはメラトニンと同様の働きをして睡眠を誘導するお薬です。
講演会のお話しを聞いて興味深かったのは、体のいろいろな臓器、組織には時計機能があり、不眠症が高血圧、糖尿病、肥満、脂質異常、骨のリモデリング、発癌などに関連しているというデータです。
すなわち良い睡眠リズムには生活習慣病、骨そしょう症、発癌、また認知症発症にも予防効果があるというとのことです。
睡眠時間と寿命を調べた研究には、睡眠時間7時間の人が最も長生きしたというデータがあります。
ラメルテオンは副作用も少なく、高齢者にも比較的安全に使用できます。
従来の不眠症治療薬を日常お使いの方は、ラメルテオンに切り替えていくことが良いと思います。メラトニン自体は米国では不眠症、時差ぼけ対策のサプリメントとしてドラッグストアでも販売されております。
11月7日(日)に日本抗加齢医学会の専門医講習会に参加しました。
5時間に渡る講習会ですが、多くの医師、医療従事者が参加されておりました。
その中のレクチャーでもテーマのひとつになっていましたが、有害ミネラル、特に日本人に高値でみられる水銀について簡単にご紹介します。
ミネラル(元素)には生命活動に不可欠な栄養素が多々ある一方、カドニウム、水銀、鉛、砒素、ベリリウム、アルミニウムなど人体い悪い影響を及ぼす有害ミネラルも存在します。
有害ミネラルによる急性の健康障害の例では、カドニウムによるイタイイタイ病、水銀による水俣病、砒素による和歌山カレー事件などが挙げられます。
軽度蓄積による慢性障害では、疲れやすい、肌荒れ、むくみ、イライラや集中力低下、便秘・下痢、冷え性などのいわゆる不定愁訴の原因となったり、不妊やガンの原因になる場合があるようです。
マグロなどをはじめとする有数の魚介類消費国である日本人は、欧米人に比べて水銀の体内蓄積が多いことが知られており、水銀蓄積による健康障害が心配されます。現在は毛髪による有害ミネラル検査でスクリーニングができ、私自身が以前測定した時には水銀が8.39ppb(基準範囲2.18~6.94)と高レベルでした。日本人は米国人に比べて10倍程度の水銀を蓄積しているようです。マグロなどの魚介類以外でも、歯科治療で用いられたアマルガムと呼ばれる金属なども水銀蓄積の原因になります。
しかしながら魚介類、特に青魚には抗老化作用や生活習慣病予防機能が注目されているEPAやDHAと呼ばれる不飽和脂肪酸を多く含むため、魚を食べないことは単純な解決策ではありません。但しある種の魚(マグロ、カジキ、キンメダイ、カツオなど)には水銀が多く含まれており、サケ、マス、サンマ、アジ、イワシなどには水銀が少ないということは頭に隅に入れておいても良いでしょう。
体内の有害ミネラルが高い場合はキレーションと呼ばれる治療で体外へ排出させることが可能です。従来キレーション治療は国内で認可されている薬剤がなく、輸入した医薬品が用いられていました。今回の講習会で、水銀の場合は初期老人性白内障治療薬として認可されている内服薬によりキレーションが可能であるということを知りました。
毛髪による有害ミネラル検査は当院でもご紹介できます。
白内障手術を行ったあと、屈折を矯正するために眼内レンズを挿入します。近年、付加的価値を有する眼内レンズが開発されており、それらはプレミアム眼内レンズとも呼ばれます。
そのひとつは多焦点眼内レンズであり、もうひとつは本日紹介するトーリック眼内レンズです。
トーリック眼内レンズは、乱視を矯正する眼内レンズです。乱視を有する白内障患者さんにはとても有用な眼内レンズで、術後裸眼視力の向上が得られます。
手術そのものはほぼ同じ方法で、使う眼内レンズを変えるだけで乱視を矯正する画期的な眼内レンズです。
乱視を矯正することにより、裸眼視力を向上させ、眼鏡の依存度を減らすことが可能です。(もちろん遠近の調節には、眼鏡使用が必要です。)
トーリック眼内レンズは通常の眼内レンズに比べて高コストですが、日本では健康保険適応のため治療費が変わりません。
米国ではトーリック眼内レンズ使用に必要な差額を自己負担で患者さんが支払うのですが、国内では健康保険がカバーしてくれるということです。
当院では昨年より適応の患者さまにはこの眼内レンズを使用しております。
最近は学会などでもトーリック眼内レンズの有用性は証明されてきており、更に普及していくと思います。
詳しくは、白内障情報室