職業訓練の訓練生であるTさんは、ミニチュアづくりが得意!
2号館1階のアミールにはTさんが今までに制作した数多くの作品が並んでいます。
Tさんはもともと木造の建物や船の模型を作るのが趣味で、作品の細かなディティールにこだわりを持っていました。
上の写真はTさんが作成したショベルカーの模型です。土台となっている地面やキャタピラー部分のリアルな質感は、模型とは思えないクオリティの高さです。
様々な作品をつくる中で、その質感へのこだわりから、いつからか自分の手で素材を切り出して作品を作るようになったのだとか。
このリアルさ・・・!
素材はプラバン、紙、粘土、スポンジ、発泡スチロールなど、100円ショップで手に入るものから、つまようじなどの身近な素材を活用することもあるそうです。
鉄道模型には、NゲージやZゲージと呼ばれるような規格が定まっています。それと同じで、実物と比べて大体どのくらいのスケールの作品に仕上げるかを、実物や写真を何度も何度も観察して縮尺を決めるそうです。
構造物の緻密さもさることながら、注目したいのは塗る技術です。Tさん曰くミニチュアをつくるときに意識している割合として、形4割、塗り6割というほど、着色の工程は重要なのだそうです。
エアブラシを使ったという着色は、リアルな質感を見事に表現しています。実際手に取ってみると想像以上の軽さに驚きました。
素敵な作品ばかりでとても楽しかったです。(文責:M.K)
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