[院長日誌]
9月3日長野市で石井宏先生の歯内療法セミナーに参加してきました。
日本の歯内療法の成功率は世界的に低水準で再発を繰り返す人が多く、
保存困難な状態から多くの歯が抜歯になっています。
歯の内部の複雑な形態的特徴から歯内療法はとても難しい治療です。
抜髄処置の段階で無菌的な配慮がされた治療が行われていれば
90%以上の成功率が出せるはずなのですが
日本では無菌的な配慮がされていないまま処置されているため、
成功率は約50%位だそうです。
そして残りの50%の失敗ケースは感染が拡大し
抜髄の時よりさらに治療が難しくなってしまします。
したがって抜髄治療を感染根管治療に移行させないようにするかが課題になります。
後で後悔されないためにも無菌的な治療を受けられることをお勧めします。