2011/12/03 13:00

日本歯科顕微鏡学会

院長の望月です。
11月26.27日 日本歯科大学 富士見ホールにて
「第8回 日本顕微鏡歯科学会学術大会」が開催され、スタッフと共に参加をしてきました。
今回の学会には、400人以上の参加者が集まり、会場では立ち見が出るほどの状態で、顕微鏡歯科の関心が年々高まっていることを実感しました。


学会内容は、ペリオワークショップにて、私の師匠の秋山勝彦先生が「Modern Perio Final」と題し、先生の数多くのオリジナルテクニックの手術をハイビジョンカメラで撮影したものを初公開され、詳細に解説していただき、あまりにもハイレベルな技術に参加者はくい入るように見ていました。また、先生の歯科医療に対する想いも語られ講演終了後に会場からスタンディングオベーションが起こり最高の盛り上がりをみせました。私自身、この場に居られたことを歴史の1ページのように感じとても感動しました。

特別講演では、長野県開業の天川丹先生が「マイクロスコープ視野下における垂直歯根破折歯の新規保存療法」と題し講演され、これもマイクロスコープでしか行えない精密な処置であり、今後の破折歯の保存に大きな可能性を感じました。

衛生士セッションでは、衛生士がマイクロスコープを臨床応用されている内容を発表され、当クリニックの衛生士もとても刺激を受けたようです。

ドクターがマイクロスコープで診査・診断・治療を行うのであれば、衛生士もマイクロスコープを使用し同じ目線で処置にあたることは、総合的に治療の質の向上につながると思います。当クリニックには、このマイクロスコープが1台しかありませんので来年には、衛生士用のマイクロスコープを用意していきたいと思います。

最後に、一般講演で私も「顕微鏡を利用した低侵襲な根面被覆術」と題し、今年最後の講演をさせていただきました。

今回は、スタッフ以外に私の父も講演を聞きに来てくれ、今までより緊張しましたが、父にとても良かったと言ってもらえほっとしました。

来年も、マイクロスコープを使用した技術の向上にスタッフ一同精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。