11月3日、スタッフがオワフ島カワイアハオ教会にて挙式を挙げました。お相手は、歯科医師でゆくゆくは埼玉で開業する予定だそうです。
彼女は、約1年9カ月前から当クリニックに勤めていますが、他のスタッフからの信頼も厚く、診療中も患者さんとの笑い声が絶えず、周りに気を配れるベテラン衛生士です。家事と仕事との両立をこなし幸せいっぱいの家庭を築いていただきたいです。お幸せに❤
12月4、5日に東京の野口記念会館にえ第13回Dentistry,Quo Vadis?「信頼される歯科医療とは-安心できるインプラント治療をめざして-」というシンポジウムに参加してきました。このシンポジウムは2002年より行われており、一般臨床医と基礎研究者が一つのテーマをいろいろな角度から議論することにより、最終的に一つのコンセンサツを得ることを目的に行われている珍しい学会です。今回は、インプラント治療について「Osseointegration 骨結合」のメカニズムを中心に議論されました。
私の大学の先輩である松本歯科大学口腔生化学教授の宇田川信之先生も「ヒト骨髄・歯髄細胞由来細胞の骨再生への応用に関する問題点」についてすばらしい発表をされました。
この学会に参加して、経験を基盤にした歯科医学から生物学的メカニズムを基盤とした歯科医学へシフトしていくことの重要性を学ぶことができました。
11月4、5、6日の3日間、米国カリフォルニア州サンタバーバラにおいて開催されたAcademey of Microscope Enhanced Dentistry(AMED)の第9回年次学術大会に参加してきました。AMEDは、マイクロスコープを診療に活用している歯科医師が集まり設立された世界的な学会で、今大会は、米国、日本など13カ国から168名が参加していました。
マイクロスコープの臨床応用は、1920年代に医科から始まり1990年後半より歯科で用いられるようになりました。歯科の治療には細かな作業が多く今まではミクロの治療をマクロの視野で行ってきましたが、マイクロスコープを用いることにより拡大した視野でより繊細に確実な処置が行えるようになりました。しかし、マイクロスコープを使いこなすためには各処置に合わせた技術訓練が必要になります。今回世界の著名なマイクロスコープの臨床医の講演を3日間も聞くことができ大変充実した日々でした。
大会初日の夜にはWelcome Receptionが開催され、今大会が行われたDouble Tree Resort Hotelの会場には80年から90年代のロックやポップサウンドが流されディスコ会場のようになりAMEDメンバーとゲストが踊り楽しみ親睦をはかりました。このダンスパーティーは毎年恒例のようですが、日本の学会では考えられません。
会場のホテルの前の海岸です。
長野では見られない景色です。