10月8日から10日までの3日間、横浜市のみなとみらいにあるパシフィコ横浜で行われた第6回日本国際歯科大会に参加してきました。この大会は、4年に1度行われる日本で最大の歯科大会です。
50名の海外演者、300名以上の国内演者の最新の臨床研究・新しい技術・材料などを知ることができ、また、歯科医療の動態や自分の現在のスキルが世界と比較してどうなのかということを把握することもでき、学ぶことの多い3日間になりました。
日本の保険治療の内容は、30年前から変わっていないものが多く、海外と比較すると先進国とは思えない内容になっているのが現実でしょう。治療の選択肢が多い自由診療では、歯科用顕微鏡・CT・CAD/CAM・超音波機械などにより、より正確な診断と低侵襲な処置が行えるようになっています。そろそろ今までの歯科治療の考えを変えていかないと後で大きな後悔をすることになりそうです。
当クリニックでは、インプラント治療、抜歯処置のように歯槽骨を触る処置に際し、従来の骨を削る道具では患者さんへの侵襲が大きいため最新の超音波を用いたピエゾサージェリーを2年前より使用しています。今回の歯科大会でこの装置の開発者であるDr.Tomaso Vercellotiのレクチャーを聞くことができました。Drの講演は以前にも聞いていましたが改めてピエゾサージェリーの有効性を知ることができました。
また、今回の歯科大会には勉強熱心な方が多く集まり、私が以前勤務していた石川歯科のスタッフやスタディーグループの先生にもたくさんお会いすることができ、朝から晩まで充実した時間を過ごすことができました。