カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 推定6歳のシーズー、保護犬くるみ(判別し易い様に、以下クルミとカタカナ表記にします)が11月22日に我が家にやって来て、早4ヶ月が経ちました。

 一ヶ月経った頃にはすっかり我が家にも慣れ、段々と“地”が出て来ました。劣悪な環境のブリーダーの所で繁殖犬として飼われていて、左後ろ脚の骨折もほったらかしにされたためか、脚が曲げられず伸びきったまま。不要犬として捨てられ、保護団体のボランティアの仮ママさんの所に来た時は、シーズーの標準体重4㎏~6㎏に対し2㎏台。そしてトリミングもされたことも無いのか肌は荒れ、毛が毛玉の様に絡まっていて洗ってもほぐれず、結局バリカンで刈り取るしかなかったのだそうです。
それからは、仮ママさんの所でせめて標準体重になる様にと生まれて初めて十二分にエサを与えられ、我が家に来てからも引き継いで食べさせた結果、3ヶ月で4.5㎏まで増えたので、これ以上太って脚に負担を掛けてもいけないので、それから少しセーブしましたが、相変わらずの食欲旺盛ぶり。
 仮ママさんの所では怖がって食事以外の時はクレートから出なかったこともあって、また足に障害があって引きずって歩くので、普通の犬の様な散歩は正直無理かと思っていました。
ところが、次第に慣れて来ると、朝起きてテンションマックスの時や、食事の用意が出来て食べる所に運んで行く時など、それこそコユキより早いくらいに走って行くのです。その走り方は、脚が曲がらないので、犬が走ると云うよりもウサギの様にピョンピョン飛び跳ねる感じではあるのですが、ビックリするくらい活発なのです。
家に来てからニ週間後、動物病院での予防注射とレントゲンや血液検査等を経た結果は、やはり脚は固まってしまっているので手術等で直すことはもう無理とのことでしたが、それ以外はすこぶる健康とのこと。


その結果を受けて、初めて戸外に連れ出して、初めて見る外界の様子にも“おっかなびっくり”ですが少しずつ慣れた結果、家内が家に居る時はコユキとクルミと一緒に散歩に出かけるのですが、今ではお互い嬉しいのか時にはクルミはピョンピョン走りながらコユキと競い合う様に散歩をしています。
ただ保護されるまでは劣悪な環境下だったというブリーダーの所では、ケージから出たことも無かったのでしょうか。他の人や他の犬に対しては興味津々ではあるのですがとても臆病で、じっと見たまま怖くて動けず、時に他のワンコが挨拶にお尻を嗅ぎに来たりすると、怖がって私の後に隠れてしまいます。外界と触れ合う機会を増やしながら、焦らずに段々と慣れるしかないと思っています。



一方、家に居る時のクルミは、朝起きた時やお留守番をしていて私たちが家に戻って来た時など、コユキと一緒に嬉しそうに家の中を跳びまわっています。
そして、じゃれて甘噛みをする時もあるのですが、クルミは歯がしっかりしているので甘噛みでもコユキと違って痛いため、遊び用にワンコ用の引っ張る縄や音の出るシリコン製のオモチャなどを買って与えてみると、楽しそうにそのオモチャでじゃれて独りで遊ぶ様になりました。
またマルチーズのコユキはそうした姿をすることは余り無いのですが、シーズーのクルミは昔のチロルやナナ同様に“へそ天”ポーズを見せることもあり、随分と私たちには心を開いてくれる様にもなりました。
               (在りし日のナナ)
 昨年11月に所沢のドッグランでの保護団体のオフ会に参加した時に、仮ママさんから紹介されて初めて見たクルミは、口の周りが真っ白だったナナと違って黒く、また仮ママさん曰く劣悪な環境だったことから、シーズーは通常4㎏以上あるのにクルミは2㎏台と痩せていたため、大きな目だけがギョロっとして口の周りが黒い毛で覆われていたので、何となく達磨大師を連想させ、思い出したのが中学生の歴史か美術の教科書で見たことのある絵でした。




それは禅宗の開祖達磨大師に弟子入りを請うため、慧可が自らの左腕を切断して決意を示したという伝説を描いた、雪舟の国宝指定6点のうちの一つ、『慧可断臂図』(えかだんぴず)。連想したのが、その絵に描かれている達磨大師だったのでした。その後体重も増え毛も伸びて、毎月掛かり付けの動物病院へコユキと一緒にトリミングへも行くようになって、口の周りの黒かった部分も白い毛も伸びて来たので達磨さんからは少し変わってきたかもしれませんが・・・。私たちからは相変わらず“達磨さん”と呼ばれているクルミです。
   (冒頭と同じ写真ですが、我が家に来て2週間位の頃の“達磨大師”)
          (鼻の周りが少し白くなった2月末頃のクルミ)
         (先日のトリミング直後でも余り変わりませんでした)
 体重も4.5㎏と、4~6㎏というシーズーの標準体重になって、ピョコピョコではあっても、元気に走り回るクルミ。
今までの分を取り戻して、まだ10年以上ある筈のクルミの“犬生”を、縁あってやって来た松本のこの家で同じ保護犬だったコユキと一緒に、穏やかに平和にそして何より健やかに生きて欲しいと願っています。

【追記】
3月31日、リタイアしてもどうしてもFiscal Yearとして年度切り替えを意識してしまいます。
さて、その31日。今日は家内お義母さんの面倒をみるために、定例で朝から実家に行ったので、ワンコたちの散歩は私一人です。
数日前から寒の戻りで一昨日の朝松本では雪が舞いましたが、今朝も寒かったので少し暖かくなってきてから順番で先にコユキの散歩を済ませ、続いてクルミ。他のワンコがマーキングする生垣の所で、クルミも匂いを嗅ぐことは良くあるのですが、この日はナント、クルミがおそらく生まれて初めての(多分)マーキングをしたのです。これまでは、家の中のオムツシートでしかしたことが無かったのが、コユキと一緒に散歩をする様になってか(コユキは朝だと“ウンチング”とマーキングを散歩中にするのが日課です)、或いは戸外の散歩で他のワンコのマーキングした場所の匂いを嗅ぐようになったからか、12月の健康診断結果を受けて初めてクルミが戸外に出る様になって4ヶ月。今日が生まれて初めてのマーキングでした。ですので、3月31日はクルミの“マーキング記念日”!少しずつ、クルミも“普通の”ワンコになっていきます。

 昨年の2月に渡米してからちょうど一年振り、二月末に長女が久し振りに帰国して来ました。
NY本社のポストに応募し、社内外の志願者の中から見事合格したのですが、社内での移動になるため、東京支社からの“転勤”扱いで昨年2月に日本から渡米して丸一年。米国の会社ということが大きかったのでしょうが、予想以上に早くグリーンカード(米国永住権)が取得出来ました。
申請期間中は海外出国すると申請が無効となるとのことから、中には10年以上も国外に出られなかったという移民の人も多いそうですので、彼女の場合は何よりでした。しかも、夫人は26歳でNYに移民して来たスロヴェニア人ですし、また今回は南アフリカからの移民の実業家である民間人を自身は重用しておきながら、移民政策に否定的な某大統領就任前に取得出来たのはタイミング的には尚更でした。
実際に、昨年まで彼女が東京勤務の時に住んでいた麻布台のマンションに行った時に、偶然近くのコインランドリーで会った米国在住のインド人のITエンジニアは、グリーンカード所得までに10数年掛かったそうで(インドと中国本土からの移民申請には、永住権取得までにかなり時間が掛かるとのこと)、その時は10数年振りの海外旅行に念願だった日本にやって来たと言っていましたから。
その彼女が東京での仕事や友人との久し振りの面会を済ませてから、10日間程でしたが松本にも久し振りに帰省して来てくれました。

 滞在中、久し振りの“母の味”は勿論ですが、その間“親子水入らず”(この場合のオヤコは“母娘”と書きます)で、美ヶ原温泉の我が家イチオシの料理旅館「金宇館」一泊して温泉と懐石コースを堪能したり(私メはコユキとクルミがいて宿泊出来ないので、今回は食事も断念)、他にも松本滞在中に外食を楽しんだり・・・。その間の彼女のリクエストは、お土産と叔父叔母への挨拶がてら「そば処 丸周」での十割蕎麦も含めて、勿論毎日和食オンリーでした。
 その中の彼女のリクエストの一つが、最近の鰻の評判店という松本「うなぎ すっぽん 山勢」でした。
私が少なくとも知っている個人的な“極々狭い”ウナギの世界の中で云うと、例えば東麻布飯倉の「野田岩」や成田山参道の「川豊」、そして長野県内では諏訪の「小林」や松本の「まつ嘉」などといった老舗の鰻の名店に伍して、最近ネットのグルメサイトのジャンル毎の百名店に選出されるなどして富にその評判を高め、今では全国的にも鰻の人気店という評判を得ているのが、ここ松本の「うなぎ すっぽん 山勢」なのだそうです。
以前は松本駅からすぐの新伊勢町に店を構えていて、松本で開業してからまだ10年も経っていない筈ですが、そのグルメサイトの全国“うなぎ百名店”に選出されるなどして評判となり、2年程前に松本市大手の旧善光寺街道沿いの東町通りに面した元呉服店を改装して移転。
我が家でも、松本駅前に在った頃から娘たちの話題に挙がることはあったのですが、これまで一度も食べに行ったことが無く、今回長女のリクエストで初めて行ってみることになりました。
当初はランチに鰻重かと個人的には勝手に思っていたのですが、母娘曰く、「せっかく山勢に行くのならば・・・」と、“キヨミズの舞台”ではありませんが、鰻のコース(15000円+サービス料10%)にするとのこと。
そこで、平日の夕刻に(奥さまが)予約をして出掛けました。


 松本は前日からの“上雪(カミユキ)”(注)がまだ道路の脇に残る中、上土のコインパーキングに車を停め、一筋東側の通りに歩いて向かいました。そこは旧善行寺街道の旧町名で“東町”という界隈で、和食とフレンチ「ヒカリヤ」の斜め対面にその店はありました。
「山勢」の新店舗は京町屋を彷彿させるような建物で、シンプルながら和モダンに改装された店内には、見事な欅の一枚板のカウンター5席と4名掛けの立派な無垢の樺材(カバザクラだそうです)で仕上げた特注のテーブル2卓という、シンプルながらもゆったりとした配置(H/Pからも写真を拝借しました)。
そして、大きなサッシからは中庭が望め、この日は昨日から今朝まで降り続いた今年初めての降雪で、窓越しの中庭は真っ白く一面雪に覆われていました。
カウンターの一枚板と、食卓に使われている厚いカバザクラの板材が目立つのですが、それもその筈。こちらのご主人は、元々美大を卒業した後、松本民芸家具で家具職人を目指したという異色の経歴で、その後都内の有名鰻店で修業を経て、気に入っていた松本で独立したのだとか。
 この日は既に二組の先客がおられ、カウンターに観光で来られた雰囲気のカップル、テーブル席に県外からのご夫婦のお客さんを接待されているらしい地元のご常連と思しき一組がおられ、我々もテーブル席に着いてほぼ同時にコース料理が開始。どうやら皆さん同じコースの様です。

この日の山勢の「うなぎコース」は、
・ボラの刺身
・たたき牛蒡の胡麻和え
・肝焼き
・白焼き
・うざく
・蒲焼
・御飯、鼈のスープ(味噌汁に代えてのサービス)、香の物
 最初のボラの刺身。初めてボラを生で食べましたが、カンパチの様な感じなのですが、それ以上にねっとりしていて初めての食感でした。奥さまは脂っぽい刺身が苦手なので、一切れ試しただけで残りは娘と私が頂きました。それにしても、松本で今ではボラの刺身が食べれるとは、流通も発達したもの・・・。驚きました。
たたき牛蒡の胡麻和えは、少し酢を利かせているのか、味付けも食感も楽しめて大変美味しく感じました。
続いての肝焼きは、肝だけではなく身も串に刺している様です。とにかく口の中で脂が溶ける様に柔らかい。そして肝の苦みが実に美味。
因みに「山勢」では、他のウナギの老舗が拘る様な備長炭での炭火ではなく、常に均一にムラ無く焼けることから、電気コンロを使用しているのだそうです。そのため炭の燻された香りが身に付かないので、味が“キレイ”に仕上がるのだとか。
また、鰻の白焼きも蒲焼も関東風に蒸さずに、ここ松本では珍しく関西風に地焼きするにだそうです。そのため、皮目はパリッしていて香ばしく、蒸していないので身は脂が溢れんばかりにとろっとする由。但し開くのは、関西風に腹ではなく関東風に背から。
次に、その白焼きです。関東の鰻屋さんの中には、白焼きも蒸して焼くところもありますが、「山勢」では白焼きも蒸さずに開いてそのまま焼いているので、確かに想像以上に脂が載っています。皿に盛られた、塩、わさび、レモン、醬油など、お好みの味でとのことですが、個人的には生わさびが一番合う気がしました。ただ余りに脂っぽくて、何だかもたれてしまいそうで、個人的には普通のもう少しあっさりした白焼きの方が、蒲焼とのコントラストでいうと、むしろ好対照でコース的には良いのではと思うのですが、果たして・・・?
次は箸休め的に、うざく。パリッとしたうなぎ、もずく、シャキシャキした千切りのミョウガ。そこに振り掛けられた煎りゴマが良いアクセントで香ばしい。それらの食感の組み合わせが楽しく、合せ酢の塩梅も絶妙でした。
続いて、ご飯とお汁と香の物が出され、メインの地焼きの蒲焼です。
蒲焼とご飯は別々に供されるので、お好みでご飯に載せて鰻丼風にしても食べられますし、ツヤツヤと粒が立ったご飯はお替わり自由とのこと。鰻丼や鰻重の様にタレをご飯にまぶすよりも、鰻そのものがかなり脂っこいので、却って白飯と食べた方がくど過ぎず良いかもしれません。
この日はサービスで、お好みで味噌汁を鼈のスープに代えていただきました。
コースに合わせてのこの日の飲み物は、家内はジャワティー、娘は店お薦めの赤ワイン、私メがビール中瓶と地元塩尻の美鈴々酒造の特別純米「みすず」を冷酒で。
奥さまもですが、食べ終わっての感想は、蒸さずに関西風に地焼きした鰻を初めて頂いたのですが、白焼きもかば焼きも年寄りには些か脂っぽくてもたれてしまいましたので、個人的にはむしろ関東風に蒸して焼いた鰻の方がイイかも・・・と感じた次第。「山勢」の鰻は、若い方々にお任せしたいと思います。
それに、いくらコースとはいえ、一人2万円近く払うなら、松本だったら「まつ嘉」や「観光荘」で特上の鰻重を三回食べた方がイイかな・・・と、“庶民”の年金生活者にとっては「山勢」は少々贅沢過ぎるのでは・・・と思ってしまいました。

 「山勢」のご主人は、料理人というよりむしろビジネスマンとして“やり手”の様で、中町に全くジャンルの異なる「と亀 」という、餅、おかき、おこわと中華ちまきの持ち帰りの店もオープンさせて話題になっていて、今回娘も寄りたがっていました。しかも、近々NYでも販売を開始するそうで、NYの店舗の場所を確認するなど、ご主人との話で盛り上がっていました。
因みに、娘は東京での外資系コンサル時代も含め、麻布台に住んでいた時にも、すぐ近くの飯倉「野田岩本店」で、会食やプライベートでもそれこそ老舗の有名店の鰻を何度も食べている筈ですが、終ってからの会話の中で、今回のコースの中で一番美味しかったのは・・・?という問いに、娘も私も選んだのが「たたき牛蒡」だったのにはお互い笑ってしまいました。

【注記】
日本海側の影響を受ける大町・白馬や飯山・野沢温泉と云った北信地方と異なり、同じ長野県でも太平洋岸の気候の影響を受ける中南信の松本諏訪地方は、冬型の季節配置が崩れて関東地方に低気圧が発達する春先になる頃に降る「上雪(かみゆき)」と呼ぶ降雪が本来。従って、上雪が降れば、“春の遅い信州”にも春がそこまで近づいている証拠。

 これまで何度もご紹介してきた、15年以上奥さまが大切に育てている我が家の蘭のシンビジウム3鉢。
株が増えすぎて鉢が狭くなってしまって、それに鉢が耐え切れずにひび割れが入って来ていたり、或いは枯れた株も出てきていたりしたので、戸建てに住んでいた時に庭のメンテナンスを毎年春秋の二回お願いしていた同級生の経営する園芸店「ナカツタヤ」に頼んで、一昨年増え過ぎた株と鉢の更新をお願いしました。
奥さまに依ると、それぞれの株には寿命があって、花を何年か咲かせるとその株は寿命を終えて枯れ、次の新しい株にバトンタッチして行きながら全体に成長していくそうなのですが、将来を見越して古い株を取って新しい株を残して、全体をダウンサイズしていただいたのです。
その結果、素人目には「やり過ぎでは?」と思えるほど大分スッキリしたので、昨年は花は咲かないだろうと思っていたのですが、それぞれ僅か一本ではありましたが、二鉢から花芽が出て来たのです。ミルキーウェイも、たった一輪ですが、しっかりと咲いてくれました。
 シンビジウムは例年だと12月前後に花芽が顔を出し、12月末から1月くらいに咲き始め、長い時は6月になるまで半年近くも咲いています。
東京で開催される「世界らん展」に毎年ブースを出展するという華道家の假屋崎省吾氏曰く、
『一般的に蘭は高価というイメージがあるが、咲いている期間がとても長いので、その期間の日数で割れば、花が楽しめる一日当たりのコストで考えると、むしろ他の花よりも安くなる位コスパが良い!』
まさにその通りなのです。















 さて今年は、ミルキーウェイはこれまでも隔年で咲いていたので、ダウンサイズした昨年、僅か一輪でしたが花を付けてくれたので今年は花芽はありませんでした。他のシンビジウムでは、一鉢だけしかも一本だけでしたが立派な花芽が伸びて来て、全部で16個ものたくさんの蕾を付けてくれました。
途中、花芽が折れないように支柱で支えるために、中に針金が入っている結束紐で括り付ける際、過って先端部分の花芽を折ってしまいました。

そこで止むを得ず小さな瓶に水を入れて折れた部分の花芽を咲かせてあげることにしました。
残りの蕾は順調に成長し、2月3日に最初の蕾が開花。そして13日には満開を迎えました。
花の少ないこの冬の時期ですが、シンビジウムが咲いて、外の寒さとは別に家の中だけは少し暖かな春の雰囲気になった様に思います。
華道家の假屋崎さんの言われる通り、これからまだ先、6月頃まで咲き続けて、私たちの目を楽しませてくれることと思います。
そして栄養を蓄えて、来年はもっと多くの花芽が出て来ることと、ミルキーウェイも来年は絶対に花芽を付けてくれる様にと願っています。

 コユキもクルミも元繁殖犬として多頭飼育されていて、ブリーダーから不要犬として捨てられた保護犬です。コユキは声帯を切られているため、気管が腫れるので呼吸し辛さを抱えており、我が家に来てから6年になりますが、既に3度気管を拡げる手術を受けました。
また、ボランティアの仮ママさんに依ると、劣悪な環境で飼育されていたというクルミは、骨折した左の後ろ足をそのまま放っておかれたためか足を曲げることが出来ず、引きずりながら歩行します。保護団体でも、また我が家に来てからも掛かり付けの動物病院でも精密検査もして貰いましたが、やはり今からでは手術も含め治療は不可能との診断でしたので、不憫ですが一生障害と付き合って生きていくしかありません。
でも有難いことに、幸い二匹とも“呆れるくらい”食欲旺盛です。マルチーズのコユキは体重3.6㎏、シーズーのクルミは保護された時にガリガリに瘦せていて、2㎏台。そのため、保護団体のボランティアの仮ママさんが、たくさん食べさせ、我が家でもそれを継続した結果、今では4.5㎏と順調?に体重が増え、シーズーとしての標準体重である4㎏~6㎏の範囲内になりました。
二匹ともしっかり食べてくれるのは本当に有難いのですが、そのためクルミが来てからのドッグフード代は、当然ですがコユキの時の倍以上になりました。
 我が家では、ナナとコユキの時からドライとウェット二種類のドッグフードを混ぜて使っていて、ウェットのドッグフードは、
『ニュージーランド産の最高等級の原材料だけを使っている「ブッチ」。 ブラックレーベル・ホワイトレーベル・ブルーレーベルと3つの種類があります。 生肉と同じ栄養成分と水分を含んでいるのが特徴で、安全性の高さから幅広い層の飼い主さんに人気のあるチルド・ミートフード』
です。
またドライフードの方は、
『アボダームは森のバターと呼ばれるアボカドの「AVO」と「皮膚=DERM」を名前の由来とするとおり、皮膚・被毛を美しく、健康に保ちたいという思いを込めてつくられた総合栄養食。
カリフォルニア産のアボカドのみ使用しています。 愛犬の皮膚・被毛の健康に不可欠なオメガ3.オメガ6を含む不飽和脂肪酸を豊富に摂取することができ、アボカドの恵みの利点を活用することができます。AvoDermが、1982年発売から現在に至るまで様々なお客様にご愛用頂き歩んできた実績は、AvoDermが犬と猫にとって安全であるだけでなく、皮膚と被毛の健康に不可欠な栄養素も提供することを証明しています。
アボダームは皮膚と被毛のトラブルを抱えたペットの飼い主さんから絶大な支持と信頼をいただいているナチュラルフードで、米国でも長い歴史をもっています。アボガドには、11種のビタミン、14種のミネラルが含まれた栄養価の高い果物で、ギネスブックにも「栄養の宝庫」を記され、約20%含まれる植物性オイル(脂肪分)のうち、80%以上が不飽和脂肪酸で、これは皮膚・被毛にいい成分を含んでいます。』
実際、このフードに変えてから、酷かったコユキの涙焼けが嘘の様に消えてキレイになったのにはビックリしました。


 ナナの時代から、ここ何年かドッグフードをブッチとアボダームに変えて二種類をミックスしてワンコたちの食事にしていたのですが、ところが突然ブッチの販売元から連絡がありました。
『農林水産省は、令和6年12月2日(月曜日)、ニュージーランドからの生きた家禽(かきん)、家禽肉等の輸入一時停止措置を講じました。
1.経緯
ニュージーランドのオタゴ地方の家禽飼養施設において、高病原性鳥インフルエンザ(H7N6亜型)の発生が確認された旨、ニュージーランド政府から発表がありました。
2.対応
ニュージーランド政府の発表を受け、本病の我が国への侵入防止に万全を期するため、令和6年12月2日(月曜日)、ニュージーランドからの生きた家禽、家禽肉等の輸入を一時停止しました。』
そのため、
『ドッグフードを販売しているButch(ブッチ)では、ニュージーランドで発生した鳥インフルエンザを受けて全フード商品の新規販売を終了し、販売開始時期は未定となります』。
 そこで、止む無くブッチに代わるウェットフードを探すことになりました。
奥さまが色々ネットで探して検討した結果、ブッチに代わるウェットフードに選んだのが(以下H/Pからそれぞれ引用します)、
『犬・猫向けの生肉専門店「HUGBOX」から新登場した食いつき抜群のドッグフード。本来、肉食動物である犬の食性にあわせて作り出した「HUGBOXブレンド」の、ホースとチキン。
オオカミを祖先に持つ犬は元々肉食動物なので、犬の体は本来生肉を処理するのに適した機能を備えています。
従って、犬は獲物の筋肉・内臓・骨を”生のまま”丸ごと食べることが本来の食事スタイルであり、それが最も消化しやすく栄養バランスも整っているごはんが「HUGBOXブレンド」で、これは本当に犬の食性や体のことだけを考えて作られており、穀物も豆も一切含まず、お肉の筋肉(赤身肉)・内臓・骨が90%以上配合されています。
さらに、野菜や果物は消化しやすいようにペースト状に仕上げています。』
とのこと。

 こちらの生肉を夕飯にして、朝はこれまでのアボダームを主に、コユキが何度かの出産の結果、カルシウム不足と歯周病で歯を抜いてしまって、牙以外殆ど歯が無いので、犬は丸飲みにするとは云うものの、固いままだと可哀想なので、ふやかして食べ易い様にするために、チキンスープが主のチキンブロスも併せて購入。
こちらは『国産の無投薬鶏をまるごとボーンブロスに。 健康的に育った安心安全の丸鶏の肉・骨の栄養がギュッと凝縮』されたスープです。
そして、これにお湯も少し加えてアボダームに混ぜることで、ふやかして、更にここに馬肉のミンチをトッピングすることになりました。
この「生馬肉パラパラミンチ」は、熊本のヒト用の馬刺しから作られていて、『馬刺し用の馬肉の生肉と聞いて抵抗のある方もいるかもしれませんが、ワンちゃんは生食に適した体の構造をしている上、生で食べることで活きた酵素を摂取できるという最大の利点があります。
また、栄養豊富でありながら低カロリーなので、ドライフードを減らし、その分を生馬肉に置き換えることで食べる量も増えて満足度も上がります。
国産の安心な馬肉を生で食べて人間が食べる生の馬刺しの整形時に出た切れ端をミンチにしています。
生きた酵素は栄養素を消化・吸収するために使われるとても重要な役割を持っています。しかし、熱に大変弱い為、加熱処理されたドッグフードではうまく摂取することができません。その為、生の馬肉から摂取することが望ましいのです。』
とのこと。
 このHUGBOXブレンドもチキンブロスも、更には馬肉ミンチも、全て冷凍。そのため、まずHUGBOXはワンコの体重に依って、望ましい食事量が推奨されているので、それに沿って少し柔らかくなった段階で冷凍のまま切断(氷を切る感じ)し、一食毎の分量で小分けして冷凍します。「HUGBOXブレンド」の生肉のホースとチキンはそれぞれ1㎏が冷凍で配送されて来ますが、包装パックにマス目が入っているので、その線に沿って氷を包丁で切るが如く(これが気持ち良いくらいキレイに切れるのです)均等にカットすれば、必要な分量(我が家は50g×4で200g)毎に分割しラップに包んで再冷凍保存出来ます。

チキンブロスはスープなので、一旦解凍し、一食分のスープの分量でキューブの製氷皿に小分けして再冷凍。
馬肉ミンチは冷凍時サラサラな小粒なので食べる数時間前に必要なグラム数を測って、それぞれを食事の数時間前に常温で解凍します。
以上、変更により多少食事準備の手間は増えましたが、それでワンコたちが健康になるのであれば結構です。

 その結果、コユキだけの時から比べると、クルミが来て倍増していた我が家の“ワンゲル係数”は、今回の遠く離れたNZでの鳥インフルエンザに伴うドッグフードの変更により、それまでに比べて月額で更に倍増・・・。
これも、ワンコたちのためならば・・・と、年金生活者夫婦の“エンゲル係数”を削ってその分をワンコたちの“ワンゲル係数”の方に回しても、こればかりは致し方ありません・・・。
(ウ~ン、でも何を削ろうかなぁ?・・・。外食? えっ、ビール!?イヤイヤ、それは・・・・)

 我が家のワンコたち。コユキとクルミのどちらも、ブリーダーから不要犬として捨てられた保護犬です。
コユキは鳴かぬ様に声帯を切られてしまったことが原因で、気管が腫れて狭くなっているため呼吸に問題があって、来てすぐに過呼吸の様になって掛かり付けの動物病院でICUに入ったこともありました。これまでも二年おきくらいに都合三度気管を拡げる手術をしていますが、他には問題が無くて普通に歩けるので、マンションの床は全てフローリングですが入居時のままにしていました。それに、コユキが我が家に来てから6年で、この4月にはもう推定14歳になるオバアちゃん犬ということもあって、家ではソファの上に載って寝ていることの方が多いということもありますが・・・。
一方、昨年11月末に引き取った推定6歳のクルミは、左の後脚が骨折したまま何の手当もされずにブリーダーから放っておかれたために脚が曲がらないという障害があり、そのため後ろ脚を引きずってしか歩けないことからフローリングは滑り易いため、もし滑って脚に更に負担が掛かってこれ以上悪化をさせてはいけないので、クルミの脚のための防滑対策として床のフローリングにタイルカーペットを敷くことにしました。
 以前、長女が東京のマンションに居た時に豆柴のマイのためにペット用のタイルマットを使っていて、それは裏面が粘着性で剥がれず、もしオシッコなどの粗相をしてもその部分のタイルだけを剝いで何度でも洗える洗濯可能なタイプでしたので、そこで今回も長女が使っていたのと同じタイプのモノを通販で購入して、クルミの行動範囲内であるリビングから廊下、寝室までの間に敷いて、クルミが滑らない様に防滑対策をしました。

 11月末に我が家にやって来たクルミ。新しい環境に慣れるまでは怖がってクレートやペットベッドに居るだけでしたが、やがて慣れるに従って徐々に行動範囲も拡がり、活動も活発になってきました。
そして、朝起きて来た時や我々が外出から帰って来た時など、テンションが高い時は、推定6歳という若さもあってか結構な勢いで廊下やリビングなどを飛び跳ねて、それこそコユキよりもよっぽど速く室内を駆け回る様になりました。
そのため、タイルカーペットを敷いてからは滑ることも無く、見た目にもクルミも走り易い様な感じがしています。

 12月上旬にタイルカーペットをリビングに敷いてから、3ヶ月。
我が家のリビングは都市ガスの床暖房が入っていて、この冬の期間は、朝夕はタイマーで自動的にスイッチがONになるので暖かいのですが、起きてワンコたちとリビングに行ってから、併せて同じく都市ガスのファンヒーターも使っています。
外出から帰って来ると、カーペットにコユキが粗相をしていることがたまにあるのですが、その場合はその部分のタイルカーペットを剥がして洗います。ですので、その部分だけを剥がせるタイル式のカーペットは便利です。
 ところが、ここで問題が起こりました。
床暖房を使う様になって3ヶ月。汚れた部分のタイルカーペットを洗うために剥がすと、裏面の粘着部分が剥がれて床にくっ付いてしまっていて、床がベトベトになっているのです。
どうやら床暖房で暖められて、カーペットの粘着部分が融けてしまったのです。それも一枚や二枚ではなく、床暖房が入る部分(リビングを4分割に分けて床暖房を着けることが出来るので、ワンコたちが居るエリアを中心に床暖房を使用しています)のタイルカーペットは例外なく、殆どが融けて床にくっ付いてしまっていました。
そのベタベタした部分を剥がすのが、これが一苦労だったのです。結果、フローリングを傷めないか試してみた上で、家内と二人でシール剥がしの溶剤を使って床に付着した粘着部分をこそぎ取り、その後は絞った雑巾とティッシュペーパーでの乾拭きまで含め何度も何度も拭いて、数時間掛かって漸くキレイになりました(ホント、疲れた・・・)。

 こちらの不注意と言えばそれまでですが、まさかこんな風になるとは思ってもいませんでした。長女のいた麻布台のマンションは床暖房では無かったので、繰り返し洗って使っても粘着性は多少落ちてもこうはならなかったため、松本の我が家でも同じものをネット通販で購入していたのですが、床暖房には使用不可との注意書きは無かったのです(逆に床暖房で使用可能との表記もありませんでしたが・・・)。
 そこで、床暖房のフローリングでも使えるペット用のタイルマットを探すと、同じネット通販の中にもちゃんとあったのです。
もしかすると、探せば同じ様な商品が他にも幾つかあるのかもしれませんが、我が家で選んだのは、『サンコー置くだけ吸着マット』という商品。同じ30㎝×30㎝のカーペット状のタイルマットです。
この、「サンコー 置くだけ吸着マット」の謳い文句に依ると、
『撥水、アンモニア消臭、洗濯可能、吸着マット、カット可能。生地が薄いので、つまずきにくく、扉の開閉の妨げにもなりません。フローリングの汚れやキズを防ぎます。掃除機をかけても、裏面の吸着効果でめくれ上がることがないので、お掃除もラクラク。』
とのこと。
このマットはその名前の通り、フローリングに置くだけで独自の吸着素材が床にピタッと吸着してズレないのです。その理由は、目には見えない無数の気孔が上からの圧力で空気が抜けることで真空状態となり、「無数の吸盤ができたようにくっ付く」のだとか。従って、これまでの粘着性のマットとは異なります。
次の特徴は撥水加工です。
一度、目を離した間にコユキがタイルの上に粗相をしたのですが、或る程度時間が経っていたにも関わらず、撥水加工のためにオシッコがこれまでのタイルの様に沁み込まず、カーペットの表面上に浮いた様な状態になっていて、拭き取れて全くシミにはなっていませんでした。撥水加工の威力を納得しました。もしかすると、洗う回数により撥水機能は徐々に低下するかもしれませんが、その時はその部分のタイルだけを交換すれば良い。
更に、このタイルカーペットはカテキン入りでアンモニア消臭効果があることと、我が家にとって何より重要なのは、独自の吸着素材で真空状態となることで床に吸着するため、粘着性ではないことから床暖房に対応可能になっていることです。
そして有難いことに、こちらの求める機能からすると前の粘着性のマットより価格が高くても止むを得ないところですが、実際は一枚当たりの値段も粘着性のタイルマットと殆ど変わらなかったのです。
 ですので、今更ながら最初からこれを選んでいれば・・・という後悔はあるのですが、それは多少なりとも止むを得ずの“授業料”だったと得心した上で、我が家にとっては、このペット用「サンコー 置くだけ吸着マット」に変えて結果的に大正解の大満足でした。

 我が家の4LDK の内、リビングと繋げて拡張出来る部屋向けには大型のエアコンと床暖房、更にガスファンヒーターが入っていて、寝室と長女の部屋はエアコンでそれぞれ冷暖房をしています。
物置兼“男の隠れ家”の書斎には、間取り設定に伴う内装工事の打ち合わせ段階では、当初は飽くまで物置という想定(空きスペースは書斎用に使っても良いとのこと)だったため、エアコンを設置しませんでした。そこで、夏は扇風機、冬は石油ファンヒーターを使っています。
使用人は私一人。夏場は結構風も通りますし、冬場もファンヒーターで足元さえ暖かければ特段問題ありません。
しかし奥さまは、灯油を使うファンヒーターだと、自分が娘の所に行っていて私が一人だけだった時に、夜うたた寝してファンヒーターを足元で着けっ放しにして、そのため加熱しての火傷や火事、長時間の灯油燃焼による密室での換気不足が心配とのこと。
昔ならともかく、次第に歳を取るとそんな心配を言下に「大丈夫だよ!」と切り捨てるのも、言葉の強さとは裏腹に段々と自信が無くなっていきそうです。
今使っている石油ファンヒーターは引っ越す前の戸建て時代から使っていた小型タイプで、まだ全く問題無く十分使えてはいるのですが、「まだ使えるから大丈夫!」とズルズル後ろ倒しにならぬ様に、“思い立ったが吉日”で、ここで思い切って買い替えることにしました。

 大前提は“灯油を使わない”暖房器具・・・ということになります。
リビングで使っている、都市ガスの床暖房とファンヒーターは内装工事が必要になりますので今からでは無理(というか面倒)。また冷暖房可能なエアコンも勿論設置工事が必要になりますが、部屋を使うのは私一人だけですのでコスト的に無駄。
またオール電化では災害時に不安がありますし、石油ファンヒーターも電気が無ければ使えません。
以前戸建てに住んでいた時は、メインの暖房として薪ストーブと床暖房があり、床暖房はに灯油を使っていたので、そのための500リットルの大型の灯油タンクがあり、灯油を自宅に配達して貰っていました。そのため、個別に使っていた石油ファンヒーターは、そのタンクから都度灯油を入れられたので、自分でイチイチ18リットルサイズのポリタンクでGSに買いに行く必要はありませんでした。
また、仮に災害時や停電の時でも薪ストーブは使えますので、暖房以外でもお湯を沸かしたり鍋で調理したりすることも可能でしたが、当然マンションでは不可。
因みに、我が家にはカセットガス利用の「やきまる君」やグリルパンの「ビストロの達人」もありますので、調理だけであれば停電時も問題ありません。
昔リンゴ栽培をやっていた時は、収穫後12月から1月にかけてお客様への発送作業は、平日は会社から帰宅して夜の作業となるため、電気不要(着火は乾電池利用)の石油ストーブを倉庫で使っていました。ただ、マンションでは灯油はどうしてもポリタンクでGSに買いに行かないといけないので、歳を取るとだんだん18リットルのポリタンクは重くなって、駐車場からエレベーターで部屋まで運ぶのも一苦労。加齢と共に段々大変になります。
また、ガスのカセットボンベ用のストーブも市場にはありますが、停電時に電気不要で使えても、ボンベ一本での稼働時間も短く、また暖房の熱源としてのパワーも低そうで、災害時には有効ですが常時使うには疑問が残ります。

 そこで、とり敢えず災害時は別に考えるとして、そんな感じで絞っていくと、工事が必要な都市ガスとエアコン、ポリタンクで灯油を買いに行く必要がある石油ファンヒーターや、コスパの悪そうなカセットガスストーブは除外。
そうすると、残るのは灯油やガスを使わない、オイルやセラミック、ハロゲンなどを熱源とするファンヒーター、またカーボンやグラファイトなどを用いた遠赤外線ヒーターなどが候補になりますが、調べてみると最近は色んなタイプがあるようです。
そこでネット情報などを参考にチェックし検討した結果、選んだのはアラジンの遠赤グラファイトヒーターです。
我が家には長女から彼女も使っていて凄く良いからと薦められて購入したアラジンのトースター(4枚焼き)があるのですが、特許技術のグラファイトヒーターは僅か0.2秒で発熱し、一気に焼き上げます。
このアラジンの特許の遠赤外線グラファイトをヒーターに使った暖房器具がグラファイトヒーターで、同じく0.2秒で立ち上がりすぐに暖まる“速暖”がウリ。
 今冬向けの新製品である二灯式のAEH-2G10BJは、ワンタッチで縦横切り替えて、しかも広範囲に熱風を届ける首振り機能付き。更に、『ゆらぎeco運転』という省エネモードが搭載され、室温に合わせてワット数を自動調整。消費電力(電源)は1000W、パワー切り替えは1000W 、または700〜300Wまでを50W刻みで調整可能で、30分〜8時間の間で好みの時間をタイマー設定すると、自動的に電源が切れます。
そして、何より高齢者とペット、そして孫たちが来た時に有り難い機能が、チャイルドロック、自動オフ、シャットオフセンサーです。
特にシャットオフセンサーは、カーテンなどの障害物が赤外線センサーをさえぎると自動的に電源がOFFになる機能なので、仮に室内乾燥用に「ヒーターを使用していて、洗濯物やカーテンがもしヒーターに被ると自動的にシャットアウトされます。
因みに、TVショッピングでお馴染みの通販会社でこの機種を紹介していて興味を持ったのですが、奥さまがチェクしたところ、送料も含めると他のネット通販の方が価格が安く、しかも色の選択肢も多かったとのことで、そちらから注文しました。
 ミニ書斎の“男の隠れ家”で、朝の早い年寄りが一人、すぐに足元を暖めたい時に僅か0.2秒で発熱してくれるのは有難いですし、私一人の時は不要でも、娘や孫たちが来た時に、タテ横回転と首塗機能があるのはリビングや寝室でスポット暖房として使う時に重宝して便利です(6.7㎏とのことですが、上部に手の掛かる取っ手部分がありますので、持ち運びも可能です)。
但し、広いリビング全体をこれ一台で暖めるのはちょっと無理ですが(公式HPや取説には記載がありませんが、通販のネット記事には「暖房適用の最大床面積は7.5畳まで」との記載あり)、狭いミニ書斎の“男の隠れ家”で足元をスポット暖房としてに暖めるのなら、これで十分でしょう。
また、ルームセンサー機能モードにして、室内温度により350Wの節電モードに自動調整して使っても十分暖かく感じられましたので、燃料費的には都市ガスや灯油よりは高くても(ネット通販の説明では、1000wで1時間使用した場合の電気代は、その時点の電気料金で31円とのこと)、特に高齢者や小さな子供たちにとっては、灯油を買いに行くことの大変さや、新たに搭載されたチャイルドロックやシャットオフセンサーによってより安全性が担保されたのであれば、何より有難いと感じた次第です。

 信州版“餃子の王将”とでも云える、上諏訪発祥の「テンホウ」。
元々は「天宝 鶴の湯」という上諏訪温泉に在った小さな温泉旅館だったそうですが、大手の温泉旅館には太刀打ち出来ないことから、昭和31年に諏訪市末広で始めた飲食店「餃子菜館」がそのルーツとか。
創業年の昭和31年(1956年)は私たち夫婦二人共が生まれた年でもあるのですが、上諏訪出身の奥さまは子供の頃、その「餃子菜館」時代にも食べに行った記憶があるとか。
創業当時は餃子とチャーメン(炒めた麺)、タンメン(湯麺)などが主な商品で、昭和48年に社名を旅館の名前にあった「天宝」から取って「テンホウ」としたのだそうです(因みに、テンホウのマスコットキャラクターも旅館の名称からでしょう、鶴がデザインされています)。

 その上諏訪発祥のテンホウは、今や諏訪・松本エリア中心に長野県下に33店舗を構え、県外に出たことがない地元の人の中には、テンホウを「王将」同様に全国チェーンと思っている人も多いとか・・・。
そんな地元民に愛されている、創業時からの八角を効かせた独特な餃子がイチオシのテンホウですが、では中華料理店かというと、中華丼はあっても(かたやきそばの餡を麺の代わりにご飯に掛けるだけなので)レバニラとか回鍋肉といった代表的な町中華のメニューは何故か皆無。なのに、駒ヶ根風のソースカツ丼があるという不可思議・・・。
ただ「餃子とラーメンの」とキャッチがついているので、独自メニューも含めて麺類はかなり豊富です。
前回(第1962話)は特製にんにくラーメン(760円)をご紹介したのですが、テンホウには他にも色々な麺類があります。その中で、私がこれまで食べたことがあるのは、醤油ラーメン、チャーメン、テンホウメン、おすすめ中華そば、濃厚中華そばとかたやきそば(皿うどん)です。

 先ずは、創業時からのメニューという「チャーメン」(740円)は、諏訪人にとってはソウルフードの様で、オリラジの藤森慎吾さんも「秘密のケンミンショー」だったかで激賞していましたが、それは奥さまも同様で、テンホウに行くと昔から必ずと言って良い程チャーメンをオーダーしています(他にはご飯を小盛でお願いしての、定食という名の「定食」でしょうか)。
このチャーメン。漢字で書けば炒麺なのでしょうが、要するに塩焼きそばで、麺よりもむしろ野菜が野菜炒め並みにたくさん入っているので、それが多分に女性受けするのでしょう。シンプルですが野菜がシャキシャキしていて美味しい。途中で豆板醤や酢で味変させるのもおススメだそうですので、試してみました。
続いての社名を冠した「テンホウメン」(800円)は、“長崎チャンポン風”と謳っているのがイイ。というのも飽くまで“チャンポン風”であって、チャンポンでは無いからです。ですので、これを長崎ちゃんぽんだと思ってオーダーすると些かガッカリします。でも最初から“風”と言っているから納得出来る(或る意味許せる)んです。
残念ながらリンガーハットが松本から全て撤退し、松本で長崎ちゃんぽんが食べられなくなってしまったので、初めて「テンホウメン」を頼んでみたのですが、確かに“風”であって、自分が知る長崎チャンポンではありませんでした。リンガーハットのチャンポンは、昔長崎に出張した時に「眼鏡橋」の近くの店で食べた様な、本場の長崎チャンポン独特のスープのコクを思い出させてくれるのですが、テンホウメンはスープの色は“らしく”ても味はあっさりし過ぎていてそれがありませんでした。
 醤油ベースのラーメン類では、先ずは「醤油ラーメン」(520円)。こちらは極々普通のラーメンで、あっさりしたガラスープの醤油味。個人的には、味噌も含めラーメンにコーンは不要だと思っているのであまり好みではありませんが、500円ちょっとという値段は評価されて良いと思います。
個人的嗜好である醤油系ラーメンの中では、テンホウのスープ麺で「特製にんにくラーメン」以外で気に入っているのが「おすすめ中華そば」(820円)。昔ながらの鶏がら主体の澄んだ醤油スープで、テンホウでは一般的な白コショウではなく粗挽きのブラックペッパーがテーブルに常備されているのですが、それが良く合います。また厚切りのチャーシューが二枚トッピングされていて、これがホロホロと柔らかで美味。
更にこれに豚骨系のコクを加えたのが「濃厚中華そば」(930円)。同じく厚切りチャーシューと味玉がトッピングされています。
因みに、テンホウのチャーシューは一本丸ごと各店舗でテイクアウト用に別売りされてもいますので、きっと自信作なのでしょう。
 さて、昼テンホウに行くとラーメン等を食べるのですが、夕食に頼めるメニューはレバニラとか中華のメニューがテンホウには無いので、止む無くほぼ一択で頼んでいるのが「かたやきそば」(800円)です。
括弧して「皿うどん」と表示している通り、揚げた麺に餡が掛けられていて、これは上田や長野の町中華でポピュラーな餡掛けの固焼きそばと比べると、確かに長崎の皿うどんといっても決して過言ではありません。しかも、ウスターソースも(もしテーブルに置かれていなければ)ちゃんと一緒に運んで来てくれます。ただリンガーハットの皿うどんはパリパリに揚げられた細麺でしたが、テンホウのそれは中太麺が使われています。
ただ惜しむらくは、餡に使う水溶き片栗粉の量が店によって、また日によってマチマチで、トロミの濃さが食べる度に異なるのと、またその濃さには関係なく、水溶き片栗粉のトロミが食べ終わるまで持たずに、最後必ず水っぽくなってしまうのが“玉に瑕”・・・でしょうか。
 麺類のメニューの中で、テンホウの押しの一つであるタンタンメンは個人的に好みでは無いので食べたことはありません。またテンホウに限らず、味噌系もどちらかというと私メの嗜好からは外れます。
でも、テンホウはラーメン専門店ではありませんが、前回の“ハルピン風”と個人的に勝手に思っている特製にんにくラーメンの他にも中華そばも結構イケますし、それ以外の麺類でも、逆に他のラーメン専門店では食べられない塩焼きそばのチャーメンや長崎風皿うどんも食べることも出来ますので、スパイスの効いた独特の餃子と併せて個人的には結構重宝しています。
あとはレバニラだけでも良いので、是非中華のメニューをもう少し増やして頂けると完璧なのですが・・・。

 “世界のマエストロ”オザワ・セイジ氏亡き後、その後を継ぐのは通称“ヤマカズ”山田和樹氏がその筆頭に挙がるといっても決して過言では無いでしょう(続くのは、沖澤のどか女史でしょうか・・・)。
あのサイモン・ラトルが率いて名を挙げたバーミンガム市交響楽団の音楽監督に就任し、ここで更に2028/2029年シーズンまでの任期延長が発表される蜜月ぶり。そして昨年は、アメリカのメジャーオケであるシカゴSO 、NYフィル、そして今年は遂に“世界の”BPOの定期にもデビュー。
藝大時代には同窓生と、あの“のだめ”のSオケを彷彿させるかの様に、当時は学内のアマオケとして現在の横浜シンフォニエッタを立ち上げ、そして何より個人的に注目したのが、大先輩のマエストロ故岩城宏之氏の様に東京混声合唱団の音楽監督を引き受けたこと・・・。オーケストラよりも注目度の低い合唱団の指揮をしてくれたことが、嘗ての合唱経験者としては本当に(部外者ながら)感心しました。

 その、今や“世界のヤマカズ”が、60周年を迎えたTV朝日の長寿番組『題名のない音楽会』の特別企画「未来オーケストラ」の指揮をし、その練習風景が放送されたのですが、それが本当に素晴らしい内容で、一つのドキュメンタリーとしても出色の出来でした。
弦楽器、管楽器、打楽器、全ての楽器奏者はオーディションで全国から選抜された、小学生から大学1年生まで104人の子供たち。
公式H/Pに依れば、
『18歳以下の子どもたちに「音楽の楽しさ」「共に演奏する喜び」を届けるべく立ち上がったこのオーケストラは、山田和樹によるオーディションを経て、今回初めての全体練習を迎えます。山田和樹がどのように彼らと対峙し、何を考え、何を伝えるのか』
二週に亘り放送されたオーケストラ全体での練習風景。第一回目の放送を知らず、最後の10数分だったでしょうか、途中から視聴したのですが、思わず引き込まれてしまいました。
マエストロは、子供たちに、自分自身の個性を出すこと、お互いを聴き合うこと、先を読むことなどの大切さを、子供たちに分かり易いマエストロ自身の“ことば”、表現で伝えていきます。すると、その言葉がまるで乾いた大地に沁み込む雨の様に彼等に伝わって、子供たちの音が、表情が目に見えてどんどん変わっていくのです。

 “世界のヤマカズ”から、結成後半年間に亘る指導を受け、第3週目の放送で、東京藝大奏楽堂での本番を迎えた未来オーケストラ。
真剣そのものの目をキラキラと輝かせて、しかも本当に楽しそうに演奏する子供たち。
それにしても、全員何てイイ顔をしているんだろう。中には、1stヴァイオリンとチェロのフォアシュピーラーの席で演奏する子は(チェロの子などは半ズボンでしたし)、どう見ても小学生としか思えないのですが、本当に真剣そうに、でも本当に楽しそうにニコニコと演奏しているのです。もしかすると、いつのまにか孫を見るジイジの眼の様になっていたにしても、今まで聴いた中で、恐らく一番“視覚的に”感動したオーケストラ演奏だったと思います。
1stヴァイオリンなどの弦楽器だけでなく、木管も、ホルンを始めとする金管も、そして打楽器も、どの楽器も皆真剣に且つ本当に楽しそうに演奏しています。しかも音も実に素晴らしい!ホルンなんて本当に柔らかい音色で奏でていて、時に気の抜けている様な下手なプロオケより上手い!そして、何より「音楽って、本当に音を楽しむんだ」ということを、改めて実感させられた気がしました。

 “世界のヤマカズ”と未来オーケストラの子供たちに、ブラーヴォ!本当に感動しました。思わず、画面の子供たちに向かって拍手をしていました。