カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 今回、私にとっては長かった、初めての次女の家での四日間の“横浜滞在”。前回も引っ越しの手伝いに一週間程は来ていたのですが、アパートと新居で同じ場所ではありませんでしたし、引っ越し作業に追われ“気分的にも”ゆったりとは出来ませんでした。
しかし今回の滞在の目的は、念願だった上野での「田中一村展」を観ることだけでしたので、“気分的には”随分ゆったりと過ごすことが出来ました。
そして、その今回の“横浜滞在”での楽しみだったのが、毎日のお昼の“バーガーキング三昧”だったのです。
前にもご紹介したのですが(第1917話)、その訳は・・・、マックやモスは松本市内だけでも何店舗もあるのに対して、バーガーキングが長野県下には一店舗も無いから・・・ではありません。それは、私にとってのバーガーキングは、昔馴染んだ“懐かしの味”だから・・・なのです。
昔、家族で赴任して7年間暮らしたシンガポールで、家族でテイクアウト(シンガポールではイギリス英語のTake away を使うのが一般的)したのは、専らバーガーキングでした。
シンガポールで住んでいたコンドミニアムの近くには、マックもバーガーキングも、そして赴任中に日本から進出して来て、現地でも行列が出来る程人気になったモスの第一号店もあり、はたまたサブウェイもフレッシュネスバーガーやウェンディーズの店舗もシンガポール島内にはあったのですが、我が家での一番人気はダントツでバーガーキングでした。

 バーガーキングのフランチャイズに依る1993年の日本進出以降、その後の店舗展開には紆余曲折があったようですが、ここ数年で資本形態が変わって、意欲的な商品開発や店舗展開を含め、特に最近になってかなり積極的な拡大戦略を展開しているそうなのです。
そんな中で、前回7月の引っ越し作業で来た時に食べた「グリルド・ビーフバーガー」(790円)は、昔入社して初めての海外出張でのアメリカ西海岸で食べたハンバーガーを思い起こさせてくれた、懐かしくて本格的なハンバーガーでした。
そこで今回の滞在中のランチには、松本では食べられないバーガーキングから毎日持ち帰って食べることにしました。





 残念ながら、前回絶品だった期間限定商品のグリルド・ビーフバーガーは既に販売終了で、この時の期間限定商品は「にんにく・ガーリックバーガー」(690円)でした。
これは、『直火焼きの100%ビーフパティに、ガーリックペースト・フライドガーリック・ガーリックパウダーの3タイプのにんにくをたっぷり使用した「特製ガーリックソース」を合わせたハンバーガー』とのこと。更に、「スパイシーガーリックフレーク」を追加し、辛さと旨さがアップしたという「スパイシーにんにく・ガーリックバーガー」(790円)も期間限定で発売されていました。
そこでどちらも試して食べてみたのですが、個人的にはソースが勝ち過ぎていて、せっかくの直火焼きのパティの味を殺してしまっているという感じがしました。そして「スパイシー・・・」のソースは確かに辛いインドカレーの様な感じで、尚更でした。
因みに、その時の娘のリクエストは、「ビッグベット」(1190円)なる特別商品とのこと。これも期間限定バーガーで、公式H/P曰く「社運をかけて開発した」という商品なのだとか。内容は『ビーフ100%の直火焼きパティ2枚にスライスチェダーチーズ×2、レタスとスライスオニオンを特製オーロラソースでまとめたビッグサイズな一品で、味の決め手となるオーロラソースは、トマトペーストにマスタードや白ワインビネガー、刻んだピクルスをブレンド。濃厚な旨みとコクが特徴で、ビーフパティの美味しさをより引き立てるこだわり仕様』・・・とのこと。英語で”Big Bet”は「大勝負」とでも訳せるでしょうから、“社運をかけて”というのもあながち冗談では無いのでしょうか。
味見をさせてもらった感じは、確かに「ナルホド」と言えなくもないのですが、個人的にはニンニクソース程では無いにしても、オーロラソースでソースの味を効かせるよりも、むしろスモーキーBBQワッパー(450円)の方がシンプルで直火焼きビーフが味わえて好みでした。
また娘のビッグベットもそうですし、ワッパーにも使われている生のスライスオニオンがバーガーキングの特徴で、シャキシャキした食感に辛味や甘味も感じられて実に美味。別に特許でもないでしょうから、マックも入れれば良いのにと思います。
サイドメニューでは、婿殿のリクエストのアメリカン・スモーキーチキン(500円/4個)は、ヒッコリーのチップで燻製にしたというだけあってなかなかの逸品(日頃あまり食べない婿殿ですが、前回の引っ越しの時に私メのリクエストでのバーガーキングで、どうやら“ジャンクフードの禁断の魅力”の一端に触れてしまったようです)。
あとはバーガーキングと云えば・・・で、オニオンリング(350円)は必須。ただ、前回も感じたのですが、シンガポールに比べて揚げ過ぎで、衣が黒っぽくて固くなっている様な気がすのですが、果たして・・・?シンガポールでのそれはもっとシットリしていた様な気がします。
またバーガーキングのフレンチフライ(180円/Sサイズ~)は、マックのそれよりもポテトが太切りなので食べ応えがあります。
一方、バーガーキングのナゲットは粉っぽく感じてしまい、ナゲットはむしろマックの方が肉々しくて、味も含めて美味しい気がしました。
 皆に呆れられながら、ランチで毎日買いに行ったバーガーキング。そこで、一度は朝食でも食べてみました。
選んだのは、シンプルなBBQレタスバーガー(350円)のセットで、このBBQレタスバーガーは朝メニューにしかないメニューなのだそうですが、
BBQソースがかかった直火焼きビーフパティとシャキシャキのレタスが、とてもシンプルでイイ!
もし松本にバーガーキングがあったら、毎日とは言いませんが、週一で食べたい気がします。いつか松本にも出店してくれることを心から期待しています。

 因みに、今回のこのバーガーキングの代金は、次女たちの分も含め、毎回全て私メの自腹・・・でした。
しかし、その分婿殿が(孫たちのニ週間の松本滞在のお礼も兼ねてですが)、
 「じゃあ、代わりにお義父さんの好きなまいもん寿司に食べに行きましょう!」
と、最終日の夜に「金沢まいもん寿司」を予約してくれてあり、お陰さまで思う存分に光り物やノドグロの炙りなど食べさせて貰ったので、まさに“エビで鯛を釣る”結果となってしまい、「誠にオカタジケ」・・・でありました。

【注記】
商品の写真の幾つかは、バーガーキングのH/Pに掲載されたモノを使わせていただきました。