カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 繰り返しになりますが、婿殿が気を使ってくれて、次女の日頃の育児の骨休めも兼ねて、法事をきっかけに初めて実現した孫たちの二週間に亘った“里帰り”。
通常なら実家へ戻っての出産も、総合病院の方が安心だからと、婿殿が勤務する病院での出産となったので、次女の場合は一度も“里帰り出産”はありませんでした。代わって、二人目の出産以降、育児や家事の手助けで、次女たちのリクエストもあって、毎月二週間くらいずつ家内が横浜に行って次女のサポートをしています。
ですので、これ程長期に松本に孫たちが居るのは初めてのケースでした。
毎月世話をしている家内には当然のことながら適うべくもありませんが、物心がついてから最初横浜で会った時に「一体、コイツは誰だ!?」風に睨んでいた下の孫娘も、さすがにこれだけ一緒にいると、睨むことなく、ニコニコと笑ってくれるようになりました(機嫌の悪い時は何をしてもダメですが)。

 そんな孫たちとの日々・・・。しかし、楽しいことばかりではありません。孫たちを優先すると色んな制約が出て来ます。例えば・・・、
視たいTV番組が視られません。TVは上の孫のYouTubeで「おかあさんと一緒」などに占領されます(お陰で、懐かしいじゃじゃまるやぴっころに会えましたが・・・。それにしても、海外から配信されている子供向けのYouTube番組があると知りました。しかも結構人気だとか。スゴイ!・・・)。
新聞も見られません。見ていると、下の孫にメチャクチャにされてしまいます・・・(お陰で二週間分の新聞が山積みになりました)。
毎日の食べるモノも孫たちが優先。食べたいモノが食べられませんし、ゆっくりと時間を掛けて食べる暇もありません(でも、お陰で一人の時に比べ、随分バラエティーに富んだ豊かな食卓になりましたが・・・)
自分の寝室から追い出されます。家内と娘が間に孫たちを挟んで寝るため、ジジは一人別の部屋に寝具を運んで寝るハメになりました(でも、お陰でその時間はプロジェクターを天井に照射してTVerをゆっくり視ることができましたが・・・。でも、一人の時は一緒に寝てくれていたコユキが家内の方に逃げて行きました・・・ムム、薄情モノめ!)
一人で“男の隠れ家”に居ると、すぐに「ちょっとぉ、ジジは何やってるの!?」と家内と娘に怒られて、孫たちのお相手をさせられるので(娘曰く、「精神年齢が合っているので、遊び相手にちょうどイイ」とのこと・・・)、孫たちが昼寝とかしてくれている間にしか自分の時間が取れません。
(でも、お陰で娘たちが小さかった頃以来、30数年振りに下の孫と一緒にお風呂に入ることが出来ました。お風呂では洗っている間、ずっと“ギャン泣き”通しでしたが・・・)
 そんな日々も孫たちが横浜に帰り、そして暫くして家内がまた横浜に手伝いに行くと、またコユキと“独居老人”だけの静かな日常が戻りました。
ですので・・・、

また、いつでも好きな時に、視たい番組がTVやTVerで視られます。
また、いつでも思う存分、好きな音楽を聴くことが出来ます。
また、いつでも好きなだけ、“男の隠れ家”に邪魔されず籠ることが出来ます。
また、いつでも好きなだけ、その日の新聞を読むことが出来ます。
また、いつでも自分が好きなモノを、一人ゆっくりと味わいながら食べられます。

でも・・・、
 「今度、いつまた松本に孫たちが来てくれるのかなぁ・・・?」