カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
次女たちが横浜に戻るのに当初は家内が付き添って送って行くことも考えたのですが、夜勤明けの休みを利用して婿殿が迎えに来てくれるとのこと。
それならば・・・と、横浜から松本へ来るよりも新幹線が使える軽井沢の方が横浜からの時間距離が短いことから、家内と次女もアウトレットで買い物がしたいという希望もあって、軽井沢で合流することになりました。
そして、美ケ原温泉の金宇館とその後二週間の松本滞在のお礼にと、娘たちが宿泊費を負担するので、軽井沢で一泊してゆっくりと買い物を楽しみたいとのこと。
そこで、いつものドッグビラは既に予約で一杯だったので、娘が調べて、軽井沢プリンスホテルにドッグコテージがあるので、ドッグコテージと通常のホテルサイドに朝食付きで2部屋取って宿泊することになりました。
車一台に孫を含め5人全員乗れるのですが、後部座席にチャイルドシート二つが固定されているので、真ん中に大人が座って行くのは近距離ならともかく軽井沢までの2時間はキツイので、上の3歳の孫が電車好きということもあって、次女と上の孫は二人で電車で軽井沢へ向かい、そこで新幹線で来る婿殿と合流。我々は次女たちの荷物を全部車に積んで、1歳の下の孫とコユキを乗せて、同じ頃の軽井沢到着を前提に車で向かうことになりました。
先行して、娘と上の孫が渚駅からアルピコ交通の上高地線で松本駅に向かいました。そこから今度は特急「しなの」で長野駅に向かい、そこで北陸新幹線の長野始発の「あさま」で軽井沢へ。婿殿は新横浜から東京経由の新幹線で軽井沢へ来て、駅で合流しアウトレットへ。
我々は、カーブが続く三才山峠の峠道は左右に揺れて孫が寝られないといけないので、松本から長野道に乗り、更埴JCTで上信越道に入る高速ルートで軽井沢へ向かいます。途中どこかのSAでコユキのトイレ休憩をと思っていたのですが、幸い孫が寝ていてくれたこともあり、コユキも大丈夫そうだったのでノンストップで軽井沢のアウトレットへ。
軽井沢では10月下旬には本来見頃の紅葉が例年より一週間以上も紅葉が遅れていて、11月5日のこの日、プリンス通りのモミジが真っ赤に紅葉していました。
イメージではお客さんの半分は中国系中心のインバウンド客ではないでしょうか。また、さすがに軽井沢はワンコ連れも目立ちます。
先に来た彼らもフードコート内でランチを食べていたので、彼らに下の孫を預けて、我々はコユキが居るのでフードコートの屋外席で食べることにしました。他にもレストランは幾つもあるのですが、小さい子連れや、ワンコ連れは“Dog Friendly”の軽井沢と雖もどうしても店は限定されてしまいます。他の観光地に比べれば遥かにワンコOKのテラス席の多い軽井沢ですが、この11月1日には軽井沢プリンスのスキー場がスノーマシンを使って今年も国内で一番早くオープンしたとのことで、本来ならもうこの11月は寒くて屋外で食べるのはシンドイのですが、それでも紅葉の遅れに見られる様に、今年は11月上旬とは思えぬ程暖かく、外で食べていても(風が無ければ)然程気になりませんでした。
その後、車に積んできたベビーカーとドッグカートを降ろして、二組に分かれ、お互い女性陣が目当てのアウトレットでのショッピングへ。色々見て回った結果は、お互い“明日のための品定め”とか・・・(ヤレヤレ)。
チェックイン時間の15時も過ぎたので、隣接するホテルへ向かいます。車に全員は載れないので荷物を車に積んで、次女一家はベビーカーに孫たちを乗せて歩いて行きました。
予約してくれた次女が、ドッグコテージは大人4人と子供では狭いだろうからと、我々とコユキが森の中に点在するログハウス風のドッグコテージで、彼らは二つあるホテル棟の中で、コテージに近いイーストに別室を確保。
林の中に20数棟が点在するドッグコテージ。広いドッグランもありますが、コユキには不要。周囲の林の中を歩くだけで十分散歩になります。またスキー場のゲレンデがすぐ近くなので、スキーやスノボーを楽しむ人たちもグループでコテージに泊まっている様です。しかし、せっかくのこのドッグコテージですが、残念ながら老朽化により来年には取り壊すのだとか。でも“Dog Friendly”の軽井沢ですので、また是非新しく立て替えて欲しいと思います。ログハウス風のコテージは寝室が二部屋あり、大人4人で泊るには充分。無理すれば二部屋取らなくても良かったかもしれません。次女たちには散財させてしまいました。
そのため、この日の夕食は我々が負担することにして、歩いて行けて個室のあるレストランを探した結果、肉好きの婿殿のことをふまえて、アウトレット内にあるフレンチビストロの「サクレ・フルール」にしました。個人的には以前娘が選んでくれたスペイン料理店「ホセ・ルイス」も気に入っていたのですが、駅から10分位歩かないといけないので、今回は諦め。
因みに広大なホテル内と系列のアウトレット(ショッピングプラザ)と軽井沢駅の間にはホテルのシャトルバス(ピックアップバス)が30分おきくらいに走っていて、利用者は無料で乗ることが出来ますので、移動にはバスを使いました。この日は時折小雨が降ったりしていたので、濡れずに済みました。
こちらの「サクレ・フルール」は、以前ドッグビラに滞在した時にも夕食をテイクアウトしたことがあるのですが、パリのモンマルトルに本店が在るステーキなどの肉料理がメインのフレンチビストロで、都内にも2店舗在り、軽井沢が日本での2号店とか。
アウトレットの中でドーム型の形状が目立つ建物で、店内には西部劇に出て来そうなアメリカインディアン風のテントが幾つかあって、個室感覚でグランピング風に床に座って食事をすることが出来ます。店のイチオシであるメインのステーキ、は熱々の焼き石“ホットストーン”に乗せてご提供され、今流行りのグランピングでBBQをしている様な感じ。
我々のオーダーは、グリーンサラダ、ライムギパン、ガーリックライスにフライドポテト。メインが黒毛和牛のサーロンイン、信州牛のウチモモをそれぞれ300g、そして子羊のモモ肉のグリル。
子供連れには有難いことに、フライドポテトはお代わり自由。また熱々の焼けたホットストーンに肉が載せられてくるので確かに保温効果はあるのですが、レアで頼んでも時間が経つと次第に火が通ってしまい、最後はウェルダンぽくなってしまうのが玉に瑕でしょうか。
子供たちも飽きたらテント内を這い回ったりして楽しそうでした。ただ惜しむらくは、布製なのでフワフワで当たっても痛くはないのですが、テントの背が低く立つと頭がつかえてしまい、184㎝ある婿殿には少し気の毒でしたが・・・。
翌朝は、イーストよりもウエストの「プリムローズ」での朝食ブッフェの方がレストランも大きくて内容も充実しているとのことで、娘が事前に予約してくれてあり、バスでそちらへ。
朝の早い我々が先に食事を済ませ、その後で次女一家が来て、我々が子供たちを見ている間にゆっくり朝食を食べてもらいました。
ホテルには団体客もいて、途中から中国からの団体さんが来られました。昔、シンガポールや東南アジアのホテルで、中国人の旅行客がブッフェでは食べ切れない程の料理を皿に山盛りにして、結局最後食べ切れずに残しては周囲から顰蹙を買っていましたが、彼等の旅行のマナーも向上したのか、少なくともこちらに宿泊された団体さんについては、さすがに今ではそうしたことは無くなったようです。但し、周囲の他のお客さんなど気にしない程の会話での声の大きさは相変わらずでしたが・・・。
朝食を済ませ、チェックアウトまでゆっくりしてから、再度アウトレットへ。
それにしても、軽井沢プリンスの敷地の広くてホテルとしてのステイも快適なこと。イヤ、お見逸れしました。プリンス系ホテルの発祥の地とはいえ、この軽井沢プリンスはアウトレットやゴルフ場等を合わせると110万坪の広さだと云います。ホテル棟も林の中に分散して立地していて、自然の森の中にいる様な気がして来ます。とりわけ、一棟貸しの「ザ・プリンス・ヴィラ」なら、小さい子が居ても気にならないので、一家総出での滞在には最適かと思いますが(金宇館の「離れ」よりも安い棟もあります)、残念ながらペットは不可とのことでした。
さて、アウトレットで女性陣は前日品定めをしておいたらしいそれぞれお目当ての品を購入し、我々はコユキが一緒なのでアウトレットの中で唯一ワンコ連れでも室内で食事が食べられる「Dog Dept」のカフェでランチを済ませ、最後皆で合流して、軽井沢から新幹線で横浜に帰る彼らを改札口で見えなくなるまでお見送り。
「ジイジ、バアバ、バイバーイ!」
「また、おいでネ!待ってるからネ!!」
・・・漸く、長かった二週間に亘った孫たちとの日々が終了しました。
「ダ、ダメだ! あぁ~シンド・・・。ふぅ~っ、疲れた!体力が持たん・・・」
「もう、何言ってるの!私なんか、毎月なんだから、ネ!!」
「お、お見逸れしました・・・」