カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
10月上旬、マンションの3年に一度の設備点検のため、1時間全館停電となるとの通知が事前にありました。その間は、PCは勿論ですが家電製品は一切使えず、また水も出ずトイレも使用出来ず、館内のエレベーターも自動ドアも全て停止とのこと。
当初は、コユキをカートに載せて松本城まで散歩に行って、どこかワンコOKのカフェ(町を挙げて“Dog Friendly”を標榜する軽井沢に比べ、松本だけではありませんが、県内に留まらずどこもワンコOKの店が少な過ぎ!)にでも寄って来ようと言っていたのですが、奥さまはたまたまこの日お義母さんに頼まれて茅野の実家に行く用事が出来たので、止む無くコユキを連れて一人で何処かへ行くことにしました。
そこで代わりに選んだのは、城山公園に隣接する『Gallery & Cafe憩いの森』です。渡米した長女が松本に帰って来る度に行った彼女のお気に入りのカフェで、以降我々も自宅から城山公園経由でアルプス公園までの“城山トレイル”の帰りの休憩などで時々利用しています。
「憩いの森」の店内には併設されたギャラリーがあり、また公園に面した庭にはウッドデッキのテラス席もあって、こちらは松本ではまだ数少ないワンコOKの席なのです。自家焙煎のコーヒーと、ケーキ類、そしてランチ用にサンドイッチなどの他にも酵素玄米のドリアやカレーもある由。ただオープンが10時と少し遅いので、週末のブランチには良いかもしれませんが、モーニングにはチト遅い・・・。
店内にテーブル席が7卓で、外のテラス席が4卓。室内は器楽曲などの静かなクラシック曲が流れていて、テラス席は日除けの大きなガーデン用パラソルが各テーブルに設置されているので、夏でも快適です。しかも目の前が桜の木々の向こうに拡がる城山公園。昔から松本市内の花見の名所の一つでもあり、桜のシーズンは家族連れなどの花見客で大変な賑わいですが、それ以外の季節は店名の通り、思わずふ~っと溜息をつきたくなる様な緑の中に佇む憩いの空間です。
またギャラリー&カフェと銘打っておられるように、店内には展示スペースがあって、地元作家の陶芸作品や工芸作品などが、期間での入れ替えをしながら展示販売がされていて、時々は小さな絵画展や貸切りでのミニコンサートも開催されています。
11時からのマンションの停電時間前のエレベーターが動いている内にコユキを車に乗せて、11時過ぎに城山に到着。少し草原の広場を散歩してからカフェに向かいました。
この日は平日のせいかカフェにはお客さんは誰もおらず、我々だけ。停電終了まで、ここで小一時間過ごさないといけないので、コユキの水とおやつは勿論ですが、文庫本も持ってきました。
女性スタッフの方が動物好きで、コユキを可愛がってくれました。そこでコユキを見て頂いている間に、店内のギャラリーコーナーを除いてみると、地元作家の方の陶器が展示されていて、その中に前回家内と来た時に家内がとても気に入った、店内でラテ(メニュー表記はミルクコーヒー)用に使われているのと同じ大きなカップがあったので購入することにしました。その時にマスターに伺ったら、後日作品が展示される予定とのことだったのですが、ちょうどタイミングが合った様です。一脚3800円(税抜き)。
実家のお義母さんの世話から戻った家内にサプライズでそのカップを見せると、奥さま曰く「え~っ!?だったら2脚買って来て欲しかったのに・・・!!」とのお叱り。
そこで、後日コユキを連れてまた家内と一緒に伺ってテラス席で喫茶した後、もう一脚購入して帰りました。ヤレヤレ・・・。