カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
二日目の京都です。
この日、朝時々雪が舞っていて、比叡山の山頂部分は薄っすらと白くなっていました。信州に負けないくらい寒くて、如何にも冬の京都らしく底冷えがする寒い一日でした。
そう云えば学生時代、洛中の街中は前夜雨でも、大原など北山の奥から出て来ただろう車の屋根には、朝雪が載っていたことがありました。
それにしても、金閣寺だけじゃなくて、「年暮る」の様に京の街には何故か雪が良く似合います。
さて、忌明けとはいえ一年間は喪中の身故、今までは遠慮していた神社やお寺さんですが、既に松の内も小正月も明けたので、ここ京都で参拝させていただくことにしました。
その上で、先ずは我が家菩提寺の浄土宗総本山である知恩院へ行って、昨秋亡くなった母のご報告とお参りをさせていただきました。最初の石段を上って国宝の巨大な三門を潜り、男坂と呼ばれる急こう配の階段を更に上って広大な境内へ。家内ではありませんが、いつまでこの急な石段を上ってお参り出来るでしょうか?・・・(因みに、男坂を避けての参拝用には、回り道での緩やかな段差の女坂や、三門下から御影堂前の売店横までマイクロバスでの無料シャトルもちゃんとあるのですが)。
ちょうど御影堂(国宝)では地元の檀家さんが一周忌の法要を営まれていましたので、「南無阿弥陀仏」とお念仏を一緒に10回唱えさせていただきました。
そう云えば、進学で京都に行く時、亡き祖父が、
「我が家の総本山は知恩院だで、機会があったらお参りしてくれや」
と言っていました。
その祖父も、引き継いだ父も、檀家を代表して菩提寺主催する浄土宗総本山知恩院参拝のツアーに参加していました。
ちょうど阿弥陀堂横の庭では、寒桜が花を咲かせていました。底冷えの京都に咲く冬の桜にほっこりと・・・。
“ 冬来たりなば 春遠からじ ”
続いて、円山公園を抜けて、京都の氏神様である八坂神社に初詣です。
観光客ばかりでなく、小正月が明けてもまだ地元の方々もお詣りに来られるのか、本殿の三本の鈴緒の前には結構な行列が出来ていました。順番を待ち、真ん中の鈴緒で鈴を鳴らしてから我が家と娘たちの新年の多幸を祈ってお詣りし、併せて次女の代参で厄除けのお札を頂くことにしました。
参拝してから、“銀ブラ”ならぬ“祇園ブラ”ではありませんが、四条通を八坂から河原町まで歩いてみることにしました。途中、出来れば長女がお土産で買って来てくれた「原了郭」の黒七味を買おうと思ったのですが、どうやら四条通に面している筈の店に気が付かず通り過ぎてしまった様です。
そこで、四条河原町まで来たので、今回は私メのリクエストで、ランチには錦市場で冨美家鍋を食べることにしました。