カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 リビングルームや寝室のTVだけではなく、物置兼ミニ書斎“男の隠れ家”のPCでもYouTubeを楽しんでいます。

TVでは「孤独のグルメ」や「美味しんぼ」などの過去の放送分。音楽では、例えばコロナ禍の間に配信された、今や“世界のヤマカズ”が指揮をする東京混声合唱団(内外のオーケストラのみならず、東混の音楽監督としても活動されています)とか、N響のコンサート(服部百音さんのヴァイオリンに感動したのも、コロナ禍で海外アーティストが招聘出来なかったためか、パーヴォ・ヤルヴィ指揮の定期でのチャイコン演奏に圧倒されたのがきっかけでした)や読響のマチネシリーズとかもYouTubeで聴くことが出来ます。そしてクラシック関係で今嵌まっているのは、“The Three Conductors”。日本のクラシック界を背負って立つ若きマエストロたちの会話だけなのですが、これが実に面白い。興味ある方は是非どうぞ!
少し変わったところでは、羽田空港ベースのANAの従業員の皆さん(パイロット、CA、グランドスタッフ、整備士、事務スタッフなど)が、3.11を機に「自分たちにも何か出来ることを」と、南三陸町など被災地でのイベントに参加して音楽を届けるために結成されたというアマチュアバンド「ANAチーム羽田オーケストラ」(これがかなり上手いんです!しかも皆さんが本当に楽しそうに演奏しているのが実にイイ!)。
そして落語では、過去の音源から名人圓生や志ん朝。そして現役では柳家一門の大看板さん喬師匠から若手真打の柳亭小痴楽師匠まで。更には古今亭菊之丞師匠の「でじたる独演会」の様なコロナ禍で増えた配信も含め、「寄席落語」なども気に入って聞いて(視て)います。
他にもジャズやボサノバ、また昔で云うとことのイージーリスニング。グレンミラーなどのビッグバンドや、季節毎に、例えば夏ならビリー・ヴォーンやパーシー・フェイスなどなど・・・。

また、コロナ禍での自宅でのリモートワークが世界中で増えたせいか、“作業用BGM”的なクラシック音楽やJazzなどが長時間番組として(映像は動画では無く、背景が風景写真で曲毎に変わるイメージですが)結構たくさん(世界中から)登録されていますし、しかも中には高音質の音源もあるのが有難い。
そして今夏が猛暑だったためか、或いは私自身が信州とはいえビル構造の街中の鉄筋コンクリートのマンションに暮らすせいか、はたまた自然に囲まれた里山の田舎育ち故かもしれませんが、YouTubeには清流のせせらぎの音や雨音などの自然界の癒しの音も(CDでも何枚か持っているのですが)幾つもアップされているので、これまた“書斎”で今夏はBGM的に流して楽しんでいました(せせらぎや雨の音だけでも、何だか涼しく感じます。変わったところでは、就寝時に寝室で聴くためのブラック画面の雨音などもあります)。
因みに、自然界の雨音やせせらぎの音、或いは岸辺に寄せる波の音などもそうですが、これらの音にはある程度一定のリズムがあるものの、決して規則的ではない独特の揺れがあり、これを「1/fゆらぎ」(F分の1ゆらぎ)と言って癒し効果があるとされています。またこれらの音には(作業中に眠ってはいけませんが)人間の耳には聞こえない高周波(ハイパーソニック)も含まれていて、これにより脳が快眠効果のあるα波を発するのでリラックス出来るのだそうです。
 こうしたYouTubeでドラマやアニメなどの番組を「視る」限りは、PCでも然程不満を感じないのですが、PCでYouTubeの音楽番組を「聴く」時は、どうしてもその音質(PCの内蔵スピーカーのスペック)に不満が生じてしまいます。
それは音質云々以前のレベルで、一応“音が出ている”という状態。音楽用のイヤフォンで聴いていればまだ良いのですが、大音量で外界と耳を遮断してしまうイヤフォンは不自然なので、個人的には好きではありません。
そこで、PCサイドにはそのイヤフォン・ジャックがあるので、そこから“書斎”のサブシステムのKENWOODのK-521(レシーバー本体もCDチューナー・アンプR-K521として単体で別売りされていましたので、一応ピュアオーディオとして、ドンシャリのミニコンポとは一線を画すレベル)側のAUX端子へアナログ接続して、サブシステムでYouTubeの音源を再生することにしました。
因みに、PCからの出力はアナログなので、入力側のR-K521も一応デジタルアンプですがDAC機能は搭載されていないので、もしポータブルのUSB-DACを購入して途中で咬ませればデジタル音源として聞くことも出来ますが、片やアナログ接続は安価なオーディオケーブル一本で済みます。
もし、これがメインシステムであるリビングルームのマランツM-CR612と接続するのであればポータブルのUSB-DACを購入しても良いと思いますが、飽くまでサブシステムのR-K521ではスペック的にもそこまでは不要です。
家にあるオーディオケーブルは皆ピンプラグ(両側が赤白の二本ずつ)ばかりだったので、アンプ側のAUX接続はピンプラグで良いのですが、PC側はイヤフォン・ジャックなので端子が一本のステレオ・ミニプラグが必要。
そこで、近くの家電量販店でそのオーディオ用の接続ケーブルを購入して来ました。長さにもよりますが、その量販店には1mと2mの2種類しかなかった(アマゾンとかだと、例えば1.2mとか、もっとサイズが細かく分かれています)ので、PCと背後のレシーバーとの距離をふまえ2mのケーブル(1180円)を購入しました。
 接続して、PCのYouTubeを立ち上げて試聴。
最近聞いているYouTubeの音源で気に入っているのが、夏だったからかもしれませんが昔懐かしいビリー・ヴォーン楽団のCD。それとLPでも聴いていたチューリップの「チューリップ・ガーデン」。そのLPに収録されている全24曲をYouTubeに載せてくれている人がいるので、それも聴いてみました。
アナログ接続ですし、アンプとしてのK-521の能力もあるので、音質的には満足とまでは言えませんが、“書斎”でのサブシステムとして使っているトールボーイスピーカーのKEF Coda9は、2.5cmのソフトドーム型ツイーターと、16.5cmの中低域対応のユニットを更に低域用にも追加してトールボーイのエンクロージャーに内蔵したユニットを含め2基搭載したUK製91dBの高能率3 wayですので、PCで“聴く”のとでは、まさに“雲泥の差”。ちゃんと“ピュアオーディオ的”に聴くことが出来て大満足でした(因みに、Coda9よりも遥かに古い、KENWOODの前身TRIOのLS-202 を気に入って、リビングのメインシステムとして使っています)。
例えば、ビリー・ヴォーンは高音質CDとのことなので、音質的にも素晴らしく、懐かしい「浪路はるかに」や「峠の幌馬車」、そして「真珠貝の唄」といった懐かしのビリー・ヴォーン・サウンドを良い音で楽しむことが出来ました。
音源側の状態に左右されますので音質が劣るソースも勿論ありますが、中にはビリー・ヴォーンの様な高音質の音源も結構あるので、オーディオ的にも十分聴くことが出来ますので、CDやDVD或いはサブスクといったネットソースを有料で購入しなくても、自分の好きなジャンルだけでも結構たくさんのソースを無料で楽しむことが可能です。特にJazz系のチャンネルに高音質のソースが多い様に感じます。しかも、“Summer Jazz”や“Autumn Jazz”など、季節の移ろいに合わせたソースが選べるのも嬉しいところです。
特に何か作業をしながら、例えばPCでこのブログ原稿を入力するのに、(動画は不要なので)YouTubeの「作業用BGMミュージック」を流しながら書いています。因みに、今は朝なので、「環境音+JAZZ やさしい森の喫茶店 鳥のさえずり 川のせせらぎ 自然の環境音 森の中 CAFE JAZZ - 作業用BGM」を流しながらのPC作業です。
 そして、更に時々聴きたい曲がある時は、YouTubeとは別にYouTubeミュージックを活用すれば、懐かしい日本の昭和歌謡からフォーク、そしてスタンダードからSmoothまでのJazz、更にはクラシック音楽と、色んなジャンルの曲が登録・配信されているので、聴きたい曲を検索して聴くことが出来ますし、またそうして検索した曲は自分自身のオーディオファイル化して保存することも可能なので、映像が不要で音だけをBGM的に楽しみたい時はYouTubeミュージックを無料のサブスクとして使うことが可能です。
ですので、決して最新のネットワークオーディオで無くてもPCを使うことで、“隠れ家”の些か古いサブシステムにおいても、ネットワーク上の“音の世界”を随分と拡げることが出来ました。
しかも今回はたった1000円ちょっとのケーブル一本だけで、“男の隠れ家”としては十分に満足出来る「音楽ソースとしてのYouTube」を追加することが出来ました。
 「ヤッタね!! 」(・・・と、大満足です)

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