カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
東京滞在中の前半、4月27日に予約してあった狭山市の動物病院へ。
前回ご紹介した様に、コユキが繁殖犬の時にブリーダーに声帯を切られたことが原因で、我が家でのトライアル期間中に過呼吸気味になり、コユキを保護していただいた埼玉の保護団体の提携先だった狭山市の動物病院で緊急手術をしていただいたのですが、ナナが亡くなった後の精神状態も手伝ってか最近元気もなく、またハァハァという呼吸も荒くなっ多様な気もすることから、術後に担当頂いた院長先生から「もし再発したら診せに来るように」と仰って頂いていたこともあり、今回せっかくの機会なので東京滞在中にまた狭山の動物病院で再診していただくことにして、4年前に手術をしていただいた院長先生に上京する前に連絡し、事前に再診日時と念のため手術の予約もさせていただきました。
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動物病院での午前中の診察で、前回は声帯切除の影響で軟口蓋過長になっていて手術をしていただいており、今回軟口蓋は全く問題が無いとのことだったのですが、やはり他の場所の息道が腫れて狭くなっていて呼吸し辛くなっているとのことで、念のため手術の枠を事前に予約して確保していたこともあり、そのまま手術をしていただき午後4時過ぎに改めて迎えに来ることになりました。そのため4時間以上時間が空きました。
「さてと、それまでどうやって時間潰そうか?・・・。どこかに行く?」
ランチ休憩がてら、近くに在った星野珈琲で休憩を兼ねて早昼を摂りながら検討です。そして、出た結論は、
「乗って来た特急の終点だった川越に行ってみようか!?」
川越は“小江戸”と呼ばれ、東京からも近いので近年では人気の観光地になっています。ただ、首都圏に住んでいればですが、首都圏在住でなければわざわざ訪れる場所では無いように思います。その意味では、今回のコユキのことが無ければ、我々も信州から川越に観光目的で来るという機会は、おそらく一生無かったかもしれません。
“世に小京都は数あれど、小江戸は川越ばかりなり”と云われるのだそうですが、長野県にも飯田や飯山など“小京都”と呼ばれる街がありますが、例え武家屋敷や宿場などの江戸時代の町並みが残っていても、確かに川越以外に“小江戸”というのはあまり聞いたことがありません。
駅に戻り、電車に乗って狭山から川越(西武線は「本川越」。JRが「川越」、東武は「川越市駅」と、川越駅が三つあります)へ。普通列車でも10分も掛かりませんでした。
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蔵造りの町並みは、松本の中町も同様ですが、川越も何度か大火に見舞われ、その時に蔵が焼け残ったことから、類焼を防ぐために蔵だけでなく一般の商家も耐火性の高い“土蔵造り”が採用され、結果として蔵造りの町並みになったのだとか。川越は、中町の“なまこ壁”の蔵とは違い、蔵全体が黒い壁で作られているのが特徴でしょうか。因みに、川越は、福島県喜多方市、岡山県倉敷市とともに「日本三大蔵の町」なのだそうです。
松本は、中町通りだけなので「日本三大蔵の町」としては規模が小さいのでしょうか、チト残念!
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皆さん、食べ歩きを楽しまれていて、個人的には川越と云えば芋!というイメージなのですが、必ずしもそうでもない様で、中には京都の清水坂にもある浅漬けキュウリの一本バーを食べている観光客もたくさんいました。
我々は狭山でランチを済ませてきてしまったこともあり(どうせなら川越で食べれば良かったかも)、娘たちや(東京での滞在中の)自家用とお友達へのお土産用に、芋ケンピと試食をして美味しかった丸ごと玉ネギのお漬物と福神漬けに姫キュウリの浅漬けを購入(玉ネギの漬物は娘たちと婿殿に好評でした)し、駅に戻り電車に乗って早めに病院で待つことにしました。
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「コユキ、大変だったね。でももう大丈夫!もう苦しくないからネ、楽になるからね!お疲れ様!」
手術をしているコユキの様子を心配しながらではありましたが、思いがけず予定もしていなかった“小江戸”観光が出来た一日でした。
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