カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 9月上旬、長女の帰国に合わせて奥様が予約していた3泊での京都行。
今回はドッグヴィラが確保出来たので、ワンコも一緒に車で京都に行くことにしました(というより、そうでもないとワンコを置いて私メも一緒には行けないし、ワンコと一緒に行くのであれば車でしか行けません)。
ナナが病気になる前は、妹に預かって貰って電車で行けたのですが、ナナはともかくコユキは他人には一切懐かないので預けては行けません。また回復したとはいえ、もう15歳の“高齢犬”のナナに余りの長時間のドライブは可哀想です。そういう自分も、昔なら日帰りで往復700㎞を運転して、家族を成田空港に送って来たこともありましたが、今では絶対に無理。

 松本から一緒に行く筈だった長女は、NYからの帰国便での14時間のフライト疲れで、松本には来ずに東京に一泊してそのまま京都へ先行するとのこと。そして次女も一泊では疲れるだけじゃないかと思うのですが、婿殿の病院への当直日に合わせ、孫娘を連れて新幹線で京都へ来たいとのこと。孫娘と一緒に来てくれるのはジジババ的には嬉しい限りとはいえ、まだ歩けぬ子を連れてベビーカーでの移動はさぞや大変だと思うのですが、本人が来たいというのですから、まぁイイか・・・。“されど母は強し”なのでしょうか。

 前回、滋賀県に初めて旅行した時(第1738話)に、草津へは意外と楽に車でも来られると分かったので、その草津に隣接する大津から一山超えれば京都(実際は山科ですが・・・)ですから、これなら京都も車で大丈夫と思った次第。おそらく40年振りくらいでの車移動での京都入りです。
9月に入って名神が集中工事中ということでしたが、NAVIは中央道から名神経由での京都東ICを選択。約340㎞、4時間ちょっとの行程です。今の車はACCが使えるので(高速道路の)長時間ドライブは本当に楽!却って、軽自動車で松本から脇道経由で木曽路をドライブするよりも遥かに疲れません。
 15時からのチェックインタイムに合わせ、且つワンコたちを途中二度ほど休憩させるために余裕をもって出発しました。中央道から小牧JCTで名神へ合流すると、さすがに交通量が増えてきます。
下り線は工事渋滞も無く、ドッグランのある尾張一宮と大津SA(PA)で休憩。名神は古いせいか、ドッグランを併設したSAは少なく、京都までの間では一ヶ所のみ(中央道は駒ケ岳SAのみ。東京方面には双葉と談合坂の二ヶ所にあります)。そのためか、狭いドッグランですが千“犬”万来で、小型犬を二匹ずつ連れたお客さんが我々含め4組と大賑わいです。そのため、先にワンコたちにオヤツと小用、水を飲ませて、人間のランチは車内で済ませることにしました。

その後も順調過ぎて、京都へ行く手前の大津で2時に30分程時間調整です。大津PAはリニューアルされたばかりとかで、どの設備も最新でこれまで寄ったSA(PA)の中では出色の施設でした。屋上テラスからは浜大津の街並み越しに琵琶湖と対岸の草津方面も望め、6月の近江の旅を思い出しました。
 名神を京都東ICで降り、国道1号線を山科から日ノ岡、御陵、蹴上と、昔、国立一期を落ちてから下宿を探しに行ったら洛内はもう埋まっていて、止む無く一年だけ山科に下宿していたのですが、当時一部は路面を走行していたチンチン電車風の京阪電車で京阪三条まで通学していた線路沿いを走ります。当時の電車の窓越しの景色が蘇る様で、
 「いやぁ、懐かしいなぁ!」
インクライン沿いに1号線の坂を下りながら、当時都ホテルだった蹴上のウエスティンホテルの横から南禅寺方面に折れ、蹴上発電所跡の横を疎水に沿って岡崎方面へ。40年振りかの車での“入洛”でした。