カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
話は前後しますが、6月25日の土曜日。
朝のウォーキングを兼ねて、松本城から四柱神社、次に天神様の深志神社からあがたの森を経由して、ちょうど昼頃に着くようにと見計らって、裏町横丁の北インド家庭料理の「Doon食堂 印度山」へ。こちらは日曜日が定休日です。
前回(第1730話)渡米前の娘と三人で来て、彼らは初めて食べたのですが、家内が昔行った松本のインド料理店(閉店)の使っていた油が合わず体調を崩したことがありましたが、他のインド料理店と違い、前回ここでは食べられることを知ったので、今回は家内も喜んで同行です。
まだ正午前でしたが、この日も込んでいました。今回は歩いて暑かったこともあり、奥さまのお許しを得てインドビールのキングフィッシャーも注文。
奥さまのオーダーはタリー。これは、北インドの定食で、専用の食器にチキンカレー、豆カレー、ライタ(ヨーグルトサラダ)、ごはん、パパド(豆の粉のせんべい)、菓子またはアチャール(インドの漬け物)がセット(1400円)になっています。そして、今回もご飯をジャポニカ種からインディカ米であるバスマティス米に変更(+100円)。
ご主人のアシシュさんが、チャパティーだけならこれもあった方が食べ易いと、小鉢に入れたひよこ豆のカレーもサービスで付けてくれました(おかたじけ!)。しかも焼ける都度、時間差で一枚ずつ熱々のチャパティーをサーブしてくれました。アシシュさん曰く、チャパティーに使う全粒粉も、色々試したそうですが、向き不向きがあるのか、結局インド産の小麦でないと納得出来るチャパティーは焼けなかったのだとか。
奥さまにもチャパティーを少し差し上げたので、最後お腹一杯で食べきれないというバスマティス米は私メが全部いただきましたが、この日のバスマティス米は前回より少しパサパサし過ぎた感じでした。でもチャパティーはいつも通り。全部美味しく戴いて、
「ごちそうさまでした。また来まーす!」
シンガポール時代、大好きだった北インド料理。「印度山」のお陰で、東京へ行かずとも、ここ松本でも食べられるので本当に有難い限りです。一方、中華料理は、あの「チャイナスパイス」(第104・700・1362話参照)閉店以降、どこを試してみても“箸棒”で、決して高級店ではなく、屋台(ホーカーセンター)の店であっても本当に美味しかった(ブラックペッパークラブは絶品でした!)シンガポールの様な本場の味(日本人向けにアレンジしていない)には全く出会えず、半ば諦めています。
そう云えば、さすが“食の交差点”のシンガポールは、ベトナム料理も安くて美味しかったし、スチームボートのタイ料理も・・・。そして、広東、四川、北京、福建、台湾と色々なジャンルがあった中華料理の中では、(脂っぽく無くて、実にあっさりしていて、スープに至っては日本のお吸い物の様で)日本人好みだった潮州料理(現地ではテオチュウと発音していました)なんぞは“夢のまた夢”・・・。