カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 あっという間に明けた今年の梅雨。
マンションから見える北アルプスの峰々も、日一日と夏山に変化していくのが分かります。梅雨明けで、冬山なぞ無理な我が家にとっても登山(トレッキング?)シーズンの到来です。
奥さまの通うピラティスの先生はベテランの岳人で、山行では専ら一人自由なテント派ですが、今年は既にどこの山小屋も9月まで予約が一杯で、登山口の駐車場も朝早くから満車状態とのこと。コロナ禍故か、人の集まる市街地の密を避けて山に人が向かうのでしょうか。一度は行きたい燕や蝶は山小屋泊なので、ワンコが居ては難しく、今年も諦め。そこでいつも通りの日帰り登山で、我々のシーズン開幕は、トレーニングを兼ねて先ずは諏訪の入笠山からスタートすることにしました。
 早かった梅雨明けも手伝い、天候を見ながら晴れ予報だった平日の木曜日である6月30日に富士見パノラマリゾートへ。朝早めに出たのですが、100万本の日本すずらんが湿原に群生するというすずらんの花のシーズンも終わったことから、夏休み前のこの時期のゴンドラリフトの営業開始は8時半とのこと(すずらん祭りの期間中は8時からの由)。そこで、時間潰しに途中岡谷ICで高速を降り、下道の西街道(諏訪湖西岸)から19号で富士見町へ向かい、ちょうど8時半に駐車場へ到着しました。
ゴンドラで一気に1780mの山頂駅へ。因みに奥さまがモンベル会員なので、栂池や八方同様この入笠のゴンドラも会員割引がありますが、但し入笠は1名(会員)のみ。
我々同様トレッキングや湿原のハイキングを楽しむグループの他にも、ここ入笠はスキーゲレンデを活かした日本最大級のマウンテンバイクのダウンヒルコースがあり、全国大会も開かれるなど今やMTVの聖地とか。この日もテント泊をしながら朝から練習する選手が何人もいました。

 入笠山の山頂が1955mでゴンドラの終点が1780mですが、湿原は1734mですので、標高差200mちょっとの1時間の登山(トレッキング)コースです。200mなら大したことは無さそうですが、これが湿原からだと結構な急登で、短いとはいえ鎖場もありシーズン開始のトレーニングには最適です。

 山頂駅から林間コースを歩いて、すずらんのシーズンの後にアヤメの咲いている湿原を抜け、山彦荘から沢沿いの樹林帯のコースを歩いて登山口へ。途中クリンソウ(九輪草:日本原産のサクラソウ科の山野草で、五重塔などの仏閣の上の部分の九輪に似ていることからの命名)の群生がありました。マナスル山荘横の登山口から、我々はお花畑を通らずにそのまま登山コースへ入ります。そこから30分で山頂です。途中、台湾へ戻る途中なのか、アサギマダラのつがいが羽を休めていて、彼らの長旅の無事を祈ります(写真には一匹しか写っていませんが)。
 迂回コースもありますが、そのまま岩場コースから山頂へ。ほぼコースタイム通り。家内は結構しんどかったようで、私メのペースが早過ぎて却って疲れるとお叱り。
この日は天気予報を見て来たこともありますが、雲に隠れた北アルプス以外は、中央アルプスの木曽駒、そして目の前の八ヶ岳、甲斐駒を中心とする南アルプスも、その向こうには富士山も望むことが出来ました。平日でしたが、山頂は我々同様の中高年の登山客でそれなりの賑わいでした。
          (雄大な裾野を拡げる八ヶ岳連峰)
   (右から仙丈、間ノ岳、鋸、甲斐駒の南アルプス、その左背後に富士山) 
 帰路の途中で、茅野の日帰り温泉の一つ、八ヶ岳を望む「望岳の湯」でさっぱりと登山の汗を流し、更にせっかく来たので諏訪に在る「角上魚類」にも寄って買い物をしてから松本に戻りました。

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