カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 祖国を守るといって銃を手に取るウクライナの人々。家族を避難させ、自身は戦うためにウクライナに留まる男たち。市街を走るロシア軍の車両を停めるべく、危険も顧みず車両に素手で立ち向かう人々。
地下のシェルターで泣く子供たち。着の身着のままで隣国ポーランドに到着し、難民キャンプで用意されていた食べ物と一緒に、きっと荷物に入れられずに置いて来ざるを得なかったであろう自分の人形の代わりに、はにかみながら用意されていた小さなぬいぐるみを嬉しそうに手に取った少女・・・。
反戦デモで何千人もが検挙拘束されているというロシア・・・。過去何度も大国に蹂躙されて来たポーランドだからこそ、侵略される痛みが分かるのでしょう。難民キャンプなどで応対するボランティアの市民の方々に頭が下がります。

 不可侵条約を破り、敗戦が決定的になった日本に攻撃し、北方領土を奪い取って行った国。そんな国が、そんな国の指導者が信じられる訳が無い!。
自身の政敵を暗殺し消し去って来たKGB出身の指導者を信じられる訳が無い・・・。どうしてこんな常軌を逸した狂犬の様な奴に秋田犬を贈ってしまったのか!

 そう思いながら、85年前に関東軍のでっち上げた盧溝橋事件をきっかけに他国を侵略し、その後満州国という傀儡政権を作るなどしていった自国も、当時もしかすると同じことをしていたのかもしれないと思うと、やるせない気持ちで、洗車に素手で立ち向かうウクライナの市井の人々の映像を視ると何とも言えない気持ちで、苦しくて、切なくて、涙が流れてきます。
“大本営発表”という偽りの成果に浮かれ騙されて来た国民と時の政権に与し国民を煽って来た新聞も、SNSで瞬時に事実が世界中に流れていく現代では、同じ様に国民を騙すことは出来ないのかもしれません。
しかし、そうした当時の日本だけではなく、西側諸国の帝国主義に端を発する植民地支配が引き金となった戦争が、結果的にロシアに繋がる旧ソ連、中国、北朝鮮という、当初の理想とはかけ離れた、社会主義、共産主義に名を借りた強権主義の独裁国家を産み育ててしまったことを、彼等を批判するだけではなく、民主主義に安住している我々自身も反省しなければいけないのかもしれません。

 それにしても・・・、くたばれプーチン!!!!!
どこかに、ゴルゴ13はいないのでしょうか!?