カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
以前ご紹介した様に、狭いマンションへの転居に伴い処分せざるを得なかった私メのオーディオ機器。その中で、僅かながら生き長らえて一緒に持って来られたのが、トリオのスピーカーとデンオンのレコードプレーヤー。そして、新居でのミニ書斎向けのサブシステムとして、それまで2階の書斎で同じようにサブシステムとして使っていたKENWOODのシステムコンポ用のCDレシーバーとKEFのトールボーイスピーカーでした。
従って、メイン用のプリメインアンプは代わりの機種を買う必要があり、与えられた予算の範囲内で色々候補を上げて検討したのが、マランツのネットワークレシーバーNR1200と同じくマランツのネットワークCDレシーバーM-CR612という機種。
前者は別に新たなCDプレーヤーが必要になりますし、後者はCDプレーヤーは一体型ですが、そのままではレコードプレーヤーが接続出来ないので、レコードプレーヤーを接続するためには別にフォノイコライザーを買う必要があります。
従って、それまでの間はサブシステムのケンウッドのCDレシーバーを代用し、リビングでトリオのスピーカーを鳴らすことにしました。
引っ越し後の11月末、M-CR612を電気店で注文し、メーカーからの取り寄せ(今殆どの家電量販は在庫を持たっていません)で、納品予定は1月末とのことでした。
コロナ禍による世界的な人工不足での半導体不足と、更にそれに輪を掛けたのが旭化成の延岡工場の火災によるオーディオ用などのLSI供給遅延で、最初から納品待ちは覚悟の上でした。
世間では、例えば給湯器も半導体不足により半年間もの納品待ちで、それまで故障した給湯器が交換出来ずにいたというような日常生活に直結した影響も報道されていますので、それに比べれば日常生活に影響が出る程深刻な問題ではありません。
ところが、購入した量販店からの連絡で、先ずは1月末の納品予定が2月末に延び、終いには4月末になるかもしれないとのこと。
そのまま待つか、それとも注文をキャンセルするかどうかと聞かれましたが、量販店側の問題ではなく(量販毎の購買力による力関係での差は多少あるかもしれませんが)製造元であるメーカー側の問題なので、もし他の量販に今から予約し直したとしても状況は変わりませんので、止む無くそのまま待つことにしました。
しかし、それにしても半導体メーカーからすればオーディオ用LSIは車載やTV、冷蔵庫などの大型家電よりも位置付けは低いのかもしれませんが、“ウッドショック”に伴う家具もそうでしたが、コロナ禍の影響が色々身近なジャンルに影響していることを実感、認識せざるを得ませんでした。