カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 新居のマンションは、昨年9月から入居可能だったのですが、次女の出産のタイミングと重なり、里帰り出産ではなく、婿殿の病院で出産することとなったため、退院後、家内が逆に身の回りの世話をするべく、上京することになりました。そのため、引っ越しは当初の9月末の予定を遅らせることにしました。

 マンション側の指定する業者だと割引があり、順番やスケジュールも調整されているのでスムーズです。その引っ越しの指定期間は9月から11月一杯まで。12月に入ると、降雪の危険性もあり、また年末は特別料金で更に高くなります。
そこで、我々の引っ越しは期間内で一番遅い11月末で、マンションの住人の方の邪魔にならぬ様、皆さん仕事に行かれて昼間少ないであろう平日に設定してもらいました。
既にご紹介した様に、新居は狭いのでダイニングテーブルやソファー、机などの殆どの家具はそのまま置いていきます。また、冷蔵庫、洗濯機、TVも置いていきます。更にワンコたちのために交換したばかりだったビルトインのエアコンも、同じく2代目の薪ストーブも持ってはいけません。
9月に新居の引き渡しが終わって、業者の引っ越しまでの2ヶ月間もあるので、その間、自分たちで箱詰めなどして、衣類や本、CDやLPレコードなど、運べるものは自分たちで軽自動車に載せて、それこそ十数回往復して少しずつ運ぶことにしました。更に、新居に引っ越すにあたっては、我々の終活としてかなりの量を断捨離で処分もしてあります。
従って、衣類や食器も、本類なども必要最低限に絞りましたし、和箪笥や、ベッド、仏壇などを除けば、家具も大型家電も今回の引っ越し荷物には無いので、一般の引っ越し荷物に比べるとかなり荷物も少なく、2トン車一回で、しかも運搬距離も同じ市内で2㎞足らずなので、朝の搬出から新居への搬入まで業者のスタッフも2名だけで、ある意味普通よりも楽な引っ越しだったかもかもしれません。
 朝の8時過ぎから運び出し、昼には搬入終了。
或る程度その日最低限必要な整理をして、その日はお弁当のテイクアウトでささやかに引っ越し祝い。
そして、その週末の土曜日、町会の同じ組10軒の方々にお世話になったお礼を兼ねて引っ越しのご挨拶をして、高校入学時からですのでちょうど半世紀の50年間、途中、大学時代と海外赴任などで離れたこともありましたが、その間もずっと根っこであった地であり、その住み慣れた地を遂に後にしました。

  「今までありがとう。そして、サヨナラ・・・」