カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 昨年11月末に末に引っ越して、新居のマンションで迎える初めての年末年始でした。
例年、最低でも三日間ほど掛かった大掃除。家の内外の窓拭きで、リビングは2階までの吹き抜け故に届かない窓は、伸縮式で延長すると5mにもなるT字型の水切りワイパーとかT字モップとか呼ばれている器具を使って実施。吹き抜けのリビングは、内側のクロスの壁のすす払いも大変。また廊下やリビングのフローリングは、ワックス掛けだとツルツル滑ってワンコに良くないので、毎年手でゴシゴシと水拭きでの雑巾掛け。
また、所謂LDK的なリビングダイニングは、広々として開放感もあって暮らし易い反面、大掃除的にはキッチンのみならず結構広範囲に油が飛び散っていますので、奥さまはキッチン周りの油汚れと格闘。
そして、お互い担当した大掃除が終わると、今度は黒豆や伊達巻、年越し魚のブリを煮る奥さまと、家内外の正月の松飾りをする私メと分担が別れ、漸く新年を迎える準備が大晦日のギリギリまで掛かって終了・・・というこれが、我が家の例年の年末風景でした。

 ところが今年は引っ越して1ヶ月足らずということもありますし、それ以上に狭いが故に、勿論部屋全体の掃除や正月の飾り付けもしましたが、今までと比べると些か物足りず、拍子抜けする程にあっという間に終了してしまいました。
また、今年の年末年始は、いまだ収まらぬコロナ禍への不安と生後3ヶ月で首も座らぬ赤ちゃん故に娘たちの帰省も無く、従ってこれまでの様なおせち料理の準備も無し。
尤も、未だ家具も無く、娘たちが帰省して来てもくつろげるのは炬燵のみ・・・という生活。そのため、結果、夫婦二人だけでの静かな年末年始でした。
そんな普段と変わらぬ平凡な中で、幸い正月三が日は寒かったものの、新居から初日の出を拝むことも出来、またバラ色に染まる北アルプスのモルゲンロートと真っ白な峰々を眺めながら静かに過ごすことが出来ました。

 しかし乍ら、そうはいっても少しはお正月らしくと、ウォーキングを兼ねての初詣。
昨年よりも今年は参拝客も多かろうと思い、元旦二日は避け、三日の午後に行ってみたのですが、四柱は拝殿前から縄手通りまでL字型で50m近く続く大行列。また深志神社も神楽殿を巻くような列で、両方とも参拝は諦めウォーキングのみ。
初詣の代わりに、二人で高砂通り(通称“人形町”)の開いていた人形店に入って(「今日は見るだけですが」とお断りの上)、孫の初節句向けの雛人形を色々見せていただきながら、お店の方から最近の状況や購入する際のポイント、注意点などを教えていただきました。
 4日は寒かったこともあり、結果、今年の初詣5日の朝早めに、ウォーキングを兼ねて松本城から四柱、天神の深志神社と参拝する7㎞弱のコースを歩いてお参りをして来ました。
松本城のお堀はマイナス10℃を記録した今年一番の寒さで薄っすらでしたが一面の氷。黒門近くから見る天守閣と背後に聳える真っ白な北アの峰々。
5層6階の白黒天守と雪化粧の北アルプスが一番映える季節でしょうか?
5日とはいえまだ松の内故、四柱も深志神社もいつもよりは参拝客も多く、順番を待ってお参りを済ませます。
印象的だったのは、天神さま深志神社の手水鉢。色とりどりの菊などの生花が氷に覆われていて、正月らしい何とも華やいだ雰囲気でした。
 今年こそ、普段が戻り、どうか落ち着いた年になりますように・・・。