カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
コロナ禍の影響が日常生活の様々な分野に及んでいます。飲食や旅行といった身近な分野だけではなく、半導体不足に伴う自動車や家電製品の減産、更には“ウッドショック”も。
“ウッドショック”というのは木材不足のこと。
2021年春頃から住宅に使う柱や梁(はり)、土台などに使う木材の需給が高まり、木材の不足により価格が高騰し、大きな混乱が生じている世界的な状況の事です。かつてのオイルショックになぞらえて「ウッドショック」と呼ばれているのだそうです。
もともと北米での害虫被害によって木材が世界的に減っていたそうですが、コロナ禍で労働者が減り、製材工場の稼働率は低下し、住宅や家具に使える木材が世界的に減少。
日本は景気が悪いと言われますが、世界的にはアジアやアフリカなどでも所得が伸びている国が多くあり、特にアメリカや中国では住宅ローンの低金利政策により、郊外に新しく住宅を購入する人が増えました(コロナ禍での在宅ワークも後押ししたとも言われます)。
日本で使われる木材の殆どが外国産です。コロナの影響でコンテナ需要が高まり、日本への輸送のためのコンテナ確保が難しくなり、運送費が値上がりしていることも影響しています。
住宅用建材ばかりでなく、例えば飛騨の家具も多くがウォールナットやホワイトオークなどの北米材を使っていますので、ウッドショックの影響は逃れられません。そのため、先日高山に行って飛騨家具のショールームを見学させていただいた時に、この12月21日(受注分)から値上げ予定と伺っていました。中には廃番にせざるを得ない商品もあるのだとか。
これまで色々調べて検討し、実際に現物を見て購入する商品を決めていた奥様。そして娘からの勧めもあり、値上げ前の購入を決断。飛騨家具の商品は殆どが受注生産ですが、オーダーさえ20日までであれば、納品がそれ以降でも従来の価格で良いのだそうです。
飛騨家具の本社ショールーム、高山の家具屋さん、そして飛騨家具を扱う全国展開の家具チェーンなど、色々チェックした中で、家内の希望する商品が一番安く買えそうなのは大塚家具らしいとのこと。選択は任せると言ったのですが、家具は或る意味“一生モノ”ですので、お互いが気に入って選ばないといけないとの仰せ。そこで、12月中旬の平日、日帰りで大塚家具の新宿店に一緒に行くことになりました。
先日の初孫のお宮参りと違って、自分たちだけのスケジュールなら多少遅れても良いので、今回は節約のために往復高速バスで移動しました。
到着前に首都高で多少渋滞があり、20分程遅れてバスタ新宿へ到着。すぐに大塚家具の新宿店へ向かいます
もう家内は殆ど決めありあとは注文するだけなので、ショールーム3階の飛騨産業の家具売り場へ直行し、意中の「森のことば」シリーズの中のソファーとダイニングセットを購入しました。
飛騨家具は受注生産ですので、肘掛けの位置、ファブリックの色と種類、大きさなどを都度確認しながら決めていきます。
今回は1時間半ほど掛かりましたが、お客さん毎に張り付く専任の担当者の方と確認し合いながら最後の発注まで対応いただきました。その結果、今回のウッドショックの渦中ですが、注文した商品は1ヶ月後の1月末には納品可能とのこと。また21日受注分からの値上げ前の価格で購入することが出来ました。高山の飛騨産業から大塚家具の配送センターを経由してから松本へ持って来て、我が家で組み立てて納品することになりますので、勿論都内より発送料は高くなりましたが、値引き分も含め大塚家具が一番安かったとのことで、家内は一番気に入っていた家具が予定通り購入出来て満足のご様子。どうやら新宿まで来た甲斐は合った様です。ヤレヤレ・・・。